国際薬膳師、仙人を夢みる

薬膳でセルフケア めざせ!仙人life

中医薬膳学に基づき、薬食同源、医食同源で仙人のような健康長寿を目指します。

咳、痰を改善する薬膳スープ

今週のお題「私のおじいちゃん、おばあちゃん」

 

  里芋と昆布でとろとろ〜

 

 グツグツ

  グツグツ

 

 

ぺ「さ、出来た、、と、。」

 

ヒュヒューン

 

仙「ん、、くんくん、、何か良い匂いがしておるな。」

 

ぺ「あ、仙人、お帰りなさい。」

 

仙「良い匂いがしておるが、今日は何の薬膳じゃ?」

ぺ「はい、仙人、今日は咳や痰を改善する、薬膳スープです。」

仙「ほぉ、この前の化痰止咳平喘類の食薬を使ったのじゃな。」

 

ぺ「はい、里芋と昆布の豆乳スープ  です、どうぞ。」

 

 

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仙「おぉ、とろっとして美味そうじゃ。」

 

ズ  ズズッ

 

仙「美味いのう、、そうか、もう里芋が採れたのじゃな、、。」

ぺ「はい、田んぼのババの所でもらってきたんです。」

 

仙「そうかそうか、里芋も昆布も痰や、痰によって出来てくる固まりを軟化して取ってくれるのじゃ。便通も良くなるし、むくみにも良い。もちろん痰湿体質の人にも良い薬膳じゃ。」

ぺ「はい、一緒に豆乳も使いましたよ。」

仙「それは良い組み合わせじゃ。豆乳は肺を潤すので、痰を排出しやすくしてくれるのじゃ。これからの季節にはありがたい食薬じゃ。喉の乾燥を防ぎ、咳や喘息にも良いしのう。」

ぺ「はい、、。」

仙「??」

 

 

 

里芋と昆布の豆乳スープ

材料(2人分)

里芋3個、玉ねぎ1/4個、昆布5g、水150cc、豆乳200cc、オリーブ油、塩、胡椒、パセリ

 

 

 

作り方

  1. 昆布を分量の水に浸けておく。
  2. 玉ねぎは薄切り、里芋は皮をむいて一口大に切る。パセリはみじん切りにする。
  3. 1の昆布を取り出し、5mmぐらいに切っておく。
  4. 鍋にオリーブ油を入れて火にかけ、温まったら玉ねぎを入れ、塩ひとつまみを入れて5分程しっかり炒める。
  5. 4に里芋を入れて炒め、昆布と出し汁を入れて里芋が柔らかくなるまで蓋をして煮る。
  6. 5に豆乳を入れ、塩、胡椒で味を整え、沸騰する前に火を止める。
  7. 器に盛り、パセリを添える。

 

 

 

里芋  化痰

[性味/帰経 ] 平、甘、辛/大腸、胃

[働き]⑴化痰軟堅・消腫散結     瘰癧、血便、消渇、泄瀉

⑵益胃寛腸通便    消化不良、便秘

 

玉葱  理気

[性味/帰経 ]  温、辛、甘/脾、胃、肺、心

[働き]⑴健脾理気 食欲不振、下痢

⑵和胃消食 げっぷ、吐き気、胃もたれ

⑶発表通陽 発熱、悪寒

 

昆布  化痰

[性味/帰経 ]  寒、鹹/ 肝、胃、腎

[働き]⑴消痰軟堅 瘰癧(るいれき)、肝腫、脾腫、睾丸の腫大疼痛

         ⑵行水消腫 水腫、げっぷ、血便、脚気、浮腫

 

豆乳  化痰

[性味/帰経 ] 平、甘/ 肺、大腸、膀胱

[働き]⑴潤肺化痰平喘 虚労咳、喘息、咽喉乾燥

 ⑵利尿通便 便秘、小便不利、むくみ

 ⑶補虚養血 消痩、疲れ、産後虚弱、喀血

 

 

 

仙人問答

 

仙「なんじゃ、ぺんたん、今日は、珍しく、しおらしいのう、、。」

ぺ「・・実は、、今日の薬膳スープ、、思い出の薬膳スープ、、なんです。」

仙「思い出の?」

ぺ「はい、これは『じっちゃん2とばっちゃん2の物語』、、。」

 

    〜  〜  〜

 

仙「ばっちゃん1は、確か5月に亡くなったんじゃったな、、。と言う事はばっちゃん2は、、」

ぺ「はい、お粥を一気飲みしたばっちゃんです。去年の敬老の日にもお話をしたと思いますが、。」

仙「ふむ、あの時は、ばっちゃんの記憶力が、、と、心配しておったな。」

ぺ「はい、じっちゃん2が髄膜腫で視力を失ってしまって、、それでばっちゃん2がその介護をしていたのです。その疲れやら、逃避やらで、、。痴呆が始まっていました。」

 

仙「じっちゃんとばっちゃんは2人だけで暮らしておるのか?」

ぺ「えーっと、いわゆる2世帯住宅、、で、、2階にはじっちゃん2の息子家族が住んでいます。」

仙「そうか、では、まずまず、安心じゃ。」

ぺ「んーーーー、そうですね、、。ばっちゃん2もじっちゃん2の目が見えなくなった時は、そう思っていたと思います。」

 

仙「違ったのか?」

ぺ「じっちゃん2の目が見えなくなっても、2世帯住宅は2世帯住宅のまま、、何も変わりはありませんでした。」

仙「そうなのか、。」

ぺ「変わったことと言えば、月に1度ばっちゃん2が食事の準備をして一緒に夕食を食べていたらしいのですが、それが、0回になった、という事、、らしいです。」

仙「ふむ、それは、、ばっちゃんもじっちゃんも寂しかろう、。」

 

ぺ「じっちゃん2の家は私の仕事場の近くで、、時間があると時々様子を見に行っていたんです。」

仙「そうか、、。」

 

ぺ「去年のもう少し秋も深まった頃でしょうか、、じっちゃん2の咳がひどくて、、。ばっちゃん2が『痰も酷いし、、困った、、デイサービスも休みっぱなし。』と言うので、、。」

仙「その時に作ったのが、このスープ、と言う訳じゃな。」

ぺ「はい、本当なら、杏仁(きょうにん)や枇杷酒も使って作りたかったのですが、この時はばっちゃん2の家にある材料で作らなければなりませんからね、。冷蔵庫や台所を探して、このスープを作ったんです。」

 

仙「じっちゃんも喜んだじゃろう。」

ぺ「はい、何と言っても、ばっちゃん2は料理が下手で、じっちゃん2の視力が失われるまでは、炊事は全部じっちゃん2がしていたんです。だから、じっちゃん2は、美味しいものに餓えていた、、ハハハ〜。」

仙「そうか、何でも美味しく感じる、のじゃな。」

 

ぺ「でも、その時、、なんです、。私がスープを作ろうと、冷蔵庫を開けたら、、」

仙「?」

ぺ「1リットルの牛乳が5本も入っているんです。」

仙「2人暮らしなのにか?」

 

ぺ「・・なんか、ショックで、、、ばっちゃん2の痴呆は、どんどん進んでるって、、。ばっちゃん2は、牛乳を買ってきた事を全く覚えてなくって、、。冷蔵庫の中はいつ買って来たかわからないようなお惣菜が、グチャグチャに詰め込まれていて、、。」

仙「そうか、、。」

 

ぺ「3、4日後に、今度は杏仁など中薬も使って、薬膳スープを作って持って行きました。」

仙「よしよし、。」

ぺ「そしたら、ばっちゃん2は、『この前のぺんたんちゃんが作ったスープ、毎日飲んでるわよ、痰に良く効いてね』って、、。」

仙「そんなに沢山、作ってきたのか?」

ぺ「いえ、2回分程度です。でも、ばっちゃん2は、そこに毎日牛乳を継ぎ足して、継ぎ足して、もう、お鍋はベタベタ、グラタンの様になっていて、、。」

仙「老舗の秘伝スープの様じゃ。」

 

ぺ「それで、私が新しく作って持って行ったスープを温めていると、、。『ぺんたんちゃんの近くに居るわね。』って私の本当にすぐ側まで椅子を持ってきて座り、『これ、今度おじいさんが入る事になる介護施設のパンフレットなの。』と言って、すっごく大きな声でそのパンフレットを読み始めたんです。」

仙「ふむ、ぺんたんが行ったのが嬉しかったのじゃな。」

ぺ「はい、ばっちゃん2は大はしゃぎで私の後をついて周り、まるで私の子供になってしまった様でした。」

 

仙「それで、、薬膳スープは役にたったのかのう。」

ぺ「はい、じっちゃん2の痰も咳も回復し、、ホッと安心した頃、、。」

仙「又、何か起こったのか?」

 

ぺ「ばっちゃん2が外出先で転んで骨折、入院、手術、、となりました。」

仙「何と言う事じゃ。」

 

ぺ「じっちゃん2はその日のうちに、介護施設に、、ばっちゃん2は手術、リハビリの後、別の介護施設へと入所しました。」

仙「・・・」

 

ぺ「それから、、ばっちゃん2が転んだあの日から、1度もじっちゃん2とばっちゃん2は会っていない、、もう2人は会う事もないかもしれない。一瞬にして、じっちゃん2もばっちゃん2もあの家から消えてしまった、、。」

仙「ふむ、。」

 

ぺ「じっちゃん2とばっちゃん2の生活は、毎日少しずつ、少しずつ、不安やストレスを溜め込み、溜め込み、溜め込み、、膨らんで、膨らんで、、、弾けてしまったんです。」

仙「・・・」

 

ぺ「ばっちゃん2の痴呆は一気に進みました。」

仙「そうなのか、、。」

ぺ「はい、、、、きっともうすぐ、、私を見て『あなた誰?』という日が来るんです。」

 

 

 

相使カップル、鶏肉&じゃが芋で気を補う

 

   今度は塩麹・お肉編

 

  

 

トントン

   トントン

 サッサ

      サッサ

 

仙「おぉ、今日はやけに張り切っておるな。」

ぺ「はい、塩麹を使って、お魚料理きのこご飯、と作ったので、やはりお肉料理も、と思いまして、、。」

 

仙「ふむ、それは良いのう。で、何を作っておるのじゃ?」

ぺ「はい、相性の良い鶏肉とじゃが芋で、、」

仙「肉じゃが、、じゃな。」

ぺ「はい、。」

 

仙「鶏肉を塩麹に漬けておいたのじゃな。」

ぺ「はい、しっかり一晩寝かせたので、柔らかくなりますよー。」

仙「そうじゃ、肉でも魚でも野菜でも、塩麹をして一晩寝かせるのが1番良いのじゃ。」

ぺ「はい、、でも、、時間がない時は、、。」

仙「そうじゃな、最低1時間は漬けておくと良いな。」

 

シャッシャッ

 

ぺ「こうして、鶏肉を皮から焼いて、焼き目をつけて、、あとは野菜も一緒に炒めて、、煮る。」

 

グツグツ

  グツグツ

 

仙「麹の甘みがあるからのう、みりんも必要なしじゃ。」

 

 

 

ぺ「はい、出来ました、塩麹で鶏肉じゃが です。」

 

 

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仙「おぉ、じゃが芋がホクホクして美味そうじゃ。」

 

パクッ

仙「美味い、鶏肉も柔らかい、、。」

 

パクッ

ぺ「ほんと、美味しい、、いつもの肉じゃががひと味変わりますね。」

 

仙「あっさりと、塩麹の良い甘みじゃ。」

 

 

 

 

塩麹で鶏肉じゃが

材料(2人分)

鶏モモ肉100g、じゃが芋中2個、玉ねぎ1/4個、にんじん1/4本、塩麹大さじ2/3、昆布5cm、水150cc、醤油大さじ1/2、ごま油少々

 

 

 

作り方

  1. 鶏モモ肉は一口大に切り、塩麹に漬けておく(1時間〜一晩)
  2. 昆布を分量の水に浸けておく。
  3. じゃが芋、にんじん、玉ねぎは一口大に切る。
  4. 鍋に少量のごま油を入れて火にかけ、温まったら鶏肉を皮の方から入れて焼き、炒める。
  5. 4に野菜類を入れて炒め、2を昆布ごと入れる。(昆布は食べ易い大きさに切って入れる)
  6. 煮立ったらアクを取り、落し蓋をして20分〜ぐらい煮込む。
  7. 野菜類が煮えたら、醤油を入れて混ぜ、火を止める。

 

 

 

 

鶏肉  補気

[性味/帰経 ] 平(温)、甘/ 脾、胃

[働き]⑴補中益気 脾胃虚弱、消渇(糖尿)、食欲不振、下痢

    ⑵補精添髄 虚弱体質、消痩、産後無乳、四肢無力

    ⑶降気止逆 咳、げっぷ、しゃっくり

 

馬鈴薯  補気

[性味/帰経 ] 平、甘/ 胃、大腸

[働き]⑴補気健脾  脾気虚の疲れ、胃痛、吐き気、嘔吐、便秘

 

玉葱  理気

[性味/帰経 ]  温、辛、甘/脾、胃、肺、心

[働き]⑴健脾理気 食欲不振、下痢

⑵和胃消食 げっぷ、吐き気、胃もたれ

⑶発表通陽 発熱、悪寒

 

にんじん  養血類

[性味/帰経 ]  平(微温)、甘/肺、脾、胃、肝

[働き]⑴養血明目益肝 血虚による目の乾燥、かすみ、視力低下

    ⑵斂肺止咳 咳、咳痰

 

米麹

[性味/帰経 ]  温、辛、甘/ 脾、胃

[働き]⑴補中益気・健脾和胃 脾気虚の疲れ、食欲不振、むくみ、下痢

 

 

 

 

 

仙人問答

 

 

ぺ「仙人、肉じゃがって、当たり前の様に食べてますが、こうして具材を見てみると、、お肉、じゃが芋、玉ねぎ、にんじん、、薬膳的に凄く良い組み合わせなんですね。」

 

仙「そうじゃのう、鶏肉とじゃが芋は以前も言うた『相使』の関係で、鶏肉の気を補う力が、じゃが芋と一緒に使うことで一層強化されるという訳じゃ。」

ぺ「そしてその強化された『気』を巡らせる玉ねぎ、そして『血』を補うにんじん、、。」

仙「そうじゃ、つまり『気血を補い、巡りを良くする』。」

ぺ「完璧薬膳、、。鶏肉、玉ねぎ、麹、は体を温めますから、これからの季節にもぴったりです。」

 

仙「ふむ、薬膳というと、薬膳素材を使わなければならない様に思うておる人も多い様じゃが、決してそうではないぞ。」

ぺ「はい、逆に、薬膳素材をつかえば何でも薬膳になる訳でもないですよね。」

仙「そうじゃ。」

 

ぺ「以前、出かけた時に、サービスエリアで『薬膳弁当』っていうのを見つけたんですよ。」

仙「ほぉ、それは面白い。」

ぺ「そうなんです、。それで、どんなお弁当だろうとワクワクしながらのぞいて見たら、、どうやって見ても、単なる『唐揚げ弁当』なんですよ。」

仙「そうなのか、、。」

ぺ「それで、、よぉ〜〜〜く見て見たら、ご飯の上に3粒・・・」

仙「3粒・・・」

ぺ「枸杞子がのってました。」(笑笑笑)

 

 

 

 

*『鶏肉とじゃが芋は相使相愛』は、こちら

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

きのこの塩麹漬けを使って、秋の薬膳ご飯

 

  気を、血を、潤いを、あなたに〜

 

 

ピチュピチュ

  ピチュピチュ

 

そよそよ〜

 

仙「ふむ、台風一過の気持ちの良い空じゃ。」

ぺ「はい、今日は『敬老の日』、、皆さん、おじいちゃんやおばあちゃんに会いに行かれるのですかね。」

仙「おぉそうじゃった、、。よし、では、おじいちゃんやおばあちゃんも喜ぶ、秋の薬膳ご飯を作ろう、皆を呼べ。」

ぺ「え、、あ、はい。」

 

 

 

 

仙人の薬膳講座

 

 

ざわざわ

   ざわざわ

 

ガヤガヤ

    ガヤガヤ

 

仙「おぉ、今日はまた大勢集まってくれたのう、。」

 

わいわい

   ペチャクチャ

 

仙「今日は、この前作った塩麹を使って、お年寄りにも良い 薬膳ご飯を作るのじゃ。皆、塩麹は持って来てくれたかのう?」

 

皆「はーい!」

 

ごそごそ

   ガヤガヤ

 

ぺ「では、早速始めて行きます。まず、塩麹を使って、きのこの塩麹漬けを作ります。きのこはお好きなものを3種類ぐらい使ってください。」

 

 

お好きなきのこ3種類

 

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仙「今日は、舞茸、しめじ、えのきを用意したが、椎茸やエリンギなども良いのでのう。」

 

ぺ「はい、ではきのこ類の石づきを取って、熱湯でサッと茹でます。」

 

茹で茹で

 

 

ぺ「茹で上がりましたら、水気を切って、暖かいうちに塩麹を混ぜます。」

 

 

混ぜ 混ぜ

 

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仙「そうじゃ、そうして冷ましてから、。」

ぺ「はい、冷めたら、ジップロック等に入れて、空気を抜いて一晩以上冷蔵庫に入れておきます。」

 

 

 

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仙「この、きのこの塩麹漬けは美味いぞ、それに使い道も色々あって楽しめるのじゃ。」

ぺ「まとめて沢山作っておくと便利です。でもだんだん酸っぱくなって来ますから、1週間ぐらいで使い切ってくださいね。」

 

ざわざわ

   ざわざわ

 

 

仙「きのこの塩麹漬けが完成したら、これを使って、きのこご飯を作るのじゃ。」

ぺ「はい、あとは簡単ですよ。干し貝柱を水で戻して、にんじんを刻んで、。」

 

トントン

  トントン

 

 

ぺ「ご飯に入れて炊きます。」

 

チョロチョロ

  パッパー

 

 

仙「炊き上がったら、塩麹きのこを入れて混ぜ、蒸らすのじゃ。」

 

混ぜ 混ぜ

   ふぉーん

 

 

ぺ「はい、完成、塩麹きのこご飯 です。」

 

 

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皆「美味しそう〜。」

皆「秋らしいわぁー。」

 

ぺ「どうぞ、召し上がってください。」

 

皆「頂きまーす。」

 

パクッ

  パクパク

 

皆「美味しい、、きのこが、、いつもと違うわ。」

皆「ほんと、食べ過ぎちゃいそう、。」

皆「お米の味も変わったみたい、、。」

皆「貝柱のお出汁も効いてるわー。」

皆「早速作って、おじいちゃんに持って行くわ。」

 

仙「ふむ、今日の薬膳ご飯は、脾胃を整えるだけでなく、気や血を補い、肺を潤すのでな、お年寄りはもちろん、誰にでも合う秋の薬膳じゃ。おにぎりにして行楽のお供にも良いぞ。」

 

ウキウキ

   わいわい

 

 

 

きのこの塩麹漬け

材料

しめじ、舞茸、えのき、各1パック(総量360g前後)、塩麹大さじ2.5〜3

*きのこはお好きなものをお使いください。

 

作り方

  1. きのこ類は石づきを取って、ほぐす。
  2. たっぷりの湯を沸かし、沸騰したらきのこを入れ、再び沸騰したらざるにあげて、水気を切る。
  3. 熱いうちに塩麹と混ぜ、冷ます。
  4. 冷めたら、ジップロック等に入れて空気を抜き、冷蔵庫で保存する。
  5. 1週間ぐらいで使い切る。

 

 

 

塩麹きのこご飯

材料(2人分)

うるち米1合、塩麹きのこ100g、にんじん30g、干し貝柱5g、塩麹小さじ1

 

作り方

  1. 干し貝柱を水に浸け戻しておく。
  2. 米はといでおく。
  3. にんじんはせん切りにする。
  4. 米に干し貝柱の戻し汁を入れて水加減し、干し貝柱、にんじん、塩麹を入れて炊く。
  5. 炊き上がったら、塩麹きのこを軽く水気を切って入れて混ぜ、15分ほど蒸らす。(長めに蒸らすと、より美味。)

 

 

うるち米  補気

[性味/帰経 ]  平、甘/ 脾、胃

[働き]⑴補中益気・健脾和胃 脾気虚の疲れ、食欲不振、むくみ、下痢

    ⑵除煩止渇      精神不安、イライラ、口渇

 

椎茸(きのこ) 補気

[性味/帰経 ] 平、甘/ 脾、胃

[働き]⑴補気益胃 脾胃気虚の食欲不振、胃痛、げっぷ、嘔吐

 

にんじん  養血類

[性味/帰経 ]  平(微温)、甘/肺、脾、胃、肝

[働き]⑴養血明目益肝 血虚による目の乾燥、かすみ、視力低下

⑵斂肺止咳 咳、咳痰

 ⑶健脾化滞 脾虚の食欲不振、下痢、便秘

 

干し貝柱(帆立貝)  滋陰類

[性味/帰経 ]  平、甘、鹹/ 肝、脾、胃、腎

[働き]⑴滋陰補虚 陰虚のめまい、口渇、小便不利

         ⑵調中開胃 消化不良、食少、倦怠

 

 

 

塩麹の作り方はこちら

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

 

ぺ「あ、皆さーん、お帰りになる前に、塩麹きのこを使って和えものも作ってみましたので、参考にしてください。」 

 

 

塩麹きのことオクラの和えもの

 

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皆「あら、これも美味しそう。」

ぺ「はい、サッと湯通ししたオクラと和えました。お弁当のおかずにも良いですよ。」

 

ざわざわ

   パクパク

 

ぺ「これ以外にも、玉子に入れて塩麹きのこ玉子焼きや、お蕎麦やうどんの具にもなります。納豆と混ぜても良いです。」

仙「皆、それぞれ、塩麹きのこをアレンジして楽しんでくれると良いのう。」

皆「ほんと、色々使えて楽しそう。」

 

わいわい

  ガヤガヤ

 

 

 

 

 

仙人問答

 

 

ぺ「あーー、今日の薬膳講座、すっごく沢山の人でしたね。」

仙「ふむ、台風で連休に出掛けられなかったのかのう。」

 

ぺ「ふぅ、疲れちゃった、、。私も塩麹きのこご飯、、食べよーっと。」

 

パクッ

ぺ「ん?」

 

パクパク

ぺ「あ、あ、あーーっ。」

 

仙「なんじゃ、どうした、、。」

 

ぺ「仙人、、味、味が変わりました。きのこご飯、さっきと味がちがう、、。」

仙「そうか、どれ、。」

 

パクッ

仙「ふむ、確かに、。ご飯の甘みが増したのう。」

ぺ「はい、それに柔らかくなってる、。」

 

仙「麹の力じゃ。美味い、、。」

ぺ「美味しい、、。」

 

パクパク

  パクパク

    パクパク

 

 

はと麦酒完成、はと麦化粧水を作る

 

   アレンジはお好みで〜

 

 

 ポツポツ

ザッザッザーッ

 

ぺ「わ、雨が強くなってきた、、急ご、、。」

 

タッタタッタ

 タタタタタターッ

 

ぎぃ〜

 

ぺ「こんにちはー。」

 

マスター「いらっしゃいませ、ぺんたんさん、雨、大丈夫でしたか?」

ぺ「あ、はい、、途中ですごく降ってきちゃって、。」

マスター「良かったら、このタオルをどうぞ。」ニコッ

サッ

ぺ「ありがとうございます。」ウフッ

 

ガラーん 

 

マスター「折角の連休なのですが、この天候で、、お客様はさっぱり、、なんです。」

ぺ「そうですか、、。」

 

マスター「あ、そうそう、ぺんたんさん、はと麦酒ができあがりました。」

ぺ「あ、そうなんですか。」

マスター「はい、どうぞ、飲んでみてください。」

 

トクトク

 

 

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ぺ「ありがとうございます。あ、少しだけ、黄色がかってますねー。」

 

ごくっ

 

ぺ「ほんのり、、はと麦の味が、、。」

マスター「美肌にも、むくみにも良い薬膳酒、ですよ。」

ぺ「むくみにも良い、、と言うことは、、痰湿体質にも良いのですか?」

マスター「はい、勿論です。」

ぺ「へぇー、そうなんだぁ、。いえ実は数日前に痰湿体質改善の薬膳を作ったところで、、。」

マスター「ああ、そうでしたか、、はと麦は痰湿体質の方に良い食薬ですからね。」

 

ぺ「はと麦酒、、女性のお客様に好評でしたか?」

マスター「はい、、とても、。それでね、ぺんたんさん、、そのお客様から、肌に良いならこれで化粧水は出来ないの?って言われまして、、。」

ぺ「化粧水、、?」

マスター「はい、それで早速作ってみたのです。これが材料です。」

 

ぽん ぽん ぽん 

 

(はと麦化粧水 材料)

 

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ぺ「へぇ、、精製水とグリセリンを使うのですか、。」

マスター「はい、まずはシンプルに、、それで出来上がったのが、これです。」

 

ぽん

 

ぺ「これが、はと麦化粧水、。」

マスター「どうぞ使ってみてください。」

ぺ「はい、」

 

ポタポタ

 パシャパシャ

 

ぺ「さっぱりしてます、、匂いも殆どないですね、見た目も透明で、、。」

 

 

 マスター「どうでしょう、、お客様に喜んで頂けるでしょうか?」

ぺ「はい、もちろん、たっぷり使える感じで、強い匂いも無いので、これだったら男性にも良いと思いますよ。」

マスター「はい、実は僕も使ってます。」ニコッ

 

 

 ピッ!

 

ぺ「あ、マスター、、少しアレンジしても良いですか?」

マスター「はい、もちろん、、何か良いアイデアが?」

 

ぺ「ほら、去年、マスターが教えてくださったローゼル、食用ハイビスカス、、あれを使ってみてはどうかしら?」

マスター「なるほど、、それは面白いですね。」

 

ごそごそ

 

マスター「ドライローゼル、と、、それからこれはローゼル酒、です。」

ぺ「わ、すごい、、。では、このローゼル酒とはと麦酒を混ぜて、、。」

 

クルクル

 

ぺ「ん?ローゼル酒の量が少ないから、、余り綺麗な赤色になりませんね。」

マスター「そうですね。」

 

ぺ「では、、ローゼルを精製水につけて、、これで、、。」

 

クルクル

 

マスター「あ、今度は綺麗な赤色になりました。」

ぺ「やった! 」

 

マスター「ビタミンC豊富なローゼルですから、これはきっと喜ばれますよ。」

ぺ「飲んでよし、つけてよし、の、はと麦酒ですね。」

 

マスター「はい、ではもう一つ良い事、、。」

ぺ「え、何ですか?」

 

バサっ

 

マスター「これは、はと麦酒を濾した後のはと麦です。袋に入れてお風呂に入れて見てください。お肌がスベスベにもなりますよ。」

ぺ「わっ、マスターー、ありがとう〜〜」♡

 

 

 

はと麦化粧水

 

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向かって右から、

はと麦酒・ローゼル酒・はと麦酒化粧水・はと麦&ローゼル酒化粧水・はと麦酒&ローゼル水化粧水

 

 

 

 

 

はと麦化粧水

材料

はと麦酒20cc、精製水200cc、グリセリン小さじ2

(この割合で)

*使用する前に、パッチテストは忘れずに!

 

 

 

 【 アレンジ・ はと麦化粧水 】

 

ローゼル酒入り 》(写真左から2番目)

はと麦酒15cc、ローゼル酒5cc、精製水200cc、グリセリン小さじ2

 *ローゼル酒は、ローゼルホワイトリカーに1週間以上漬けておく。(冷暗所)

 

ローゼル水化粧水 》(写真左端)

はと麦酒20cc、精製水に漬けたローゼル水200cc、グリセリン小さじ2

ローゼル水は、ローゼルを精製水に一晩漬けておく。(冷蔵庫)

 

♪ ♪  お好みのアレンジでお楽しみください 〜〜

 

 

 

 

 

 

作り方

  1. 材料を全て混ぜ、容器に入れる。
  2. 冷蔵庫で保存する。

 

 

 

*はと麦酒の作り方はこちら 

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

 ローゼルティはこちら

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

ローゼルと銀耳のデザート&ローゼル酢はこちら

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

薏苡仁(よくいにん、はと麦)  利水滲湿類

[性味/帰経 ] 微寒、甘、淡/ 肺、脾、胃

[働き]⑴利水滲湿 むくみ、下痢、かっけ、四肢痙攣

    ⑵健脾補肺 咳、痰多、胸の痛み、食欲減少

         ⑶清熱排毒 皮膚の化膿症

 

ローゼル(洛神花・らくしんか)(食用ハイビスカス)

効能:消化促進、強肝、健胃、代謝促進、強壮、利尿、収斂、抗酸化、
消化不良、食欲不振、便秘、むくみ、疲労、二日酔い、眼精疲労、風邪、肩こり

 

 

 

痰湿体質改善の薬膳

 

   クラゲで痰熱を取る

 

 

 

 そよそよ 〜

   そよそよ〜〜

 

ヒュヒューン

 

仙「ぺんたんよ、今日はクラゲを獲って来たぞ、昨日言っておった化痰類の食薬じゃ。」

 

ムスッ

 

仙「なんじゃ、ご機嫌ナナメじゃな。」

 

プンプン

 

ぺ「だって仙人、昨日、あの訳の分からない男の子を私に押し付けて、さっさと出掛けてしまわれたじゃないですか、、。」

仙「おぉ、そうじゃった、そうじゃった、、。いや、時間がかかりそうだったのでな、、。」

 

ぺ「はい、おっしゃる通り、、あの後、めっちゃ時間がかかりました。あのアフター5め!」

仙「アフターファイブ?」

 

ぺ「はい、何を聞いても返事が返ってくるまでに、確実に5秒以上かかります。『はい』と言う返事さえも、、です。」

仙「たかが5秒、、。」

ぺ「無言の5秒は長いんです。とにかく、、、」

仙「まあまあ、その話はまた後にして、薬膳を作るのが先じゃ。」

 

ムスッ

ぺ「はい。」

 

ぺ「で、何を作るのですか?」

仙「決まっておろう、痰湿体質改善の薬膳じゃ。」

ぺ「あ、そうか、、。」

 

仙「今日は大根と一緒に、熱と痰を取り、便通を良くする薬膳じゃ。」

ぺ「はい、。」

 

仙「まずは、クラゲじゃ。しっかり塩抜きして、さっと湯通しするのじゃ。」

 

ジャージャー

  サッ

 

仙「大根は、、。」

ぺ「あ、はい、昨日のうちに塩麹に漬けておきました。」

仙「それは気がきくのう。もし、塩麹が無ければ、普通に塩をして一晩置いても良いのじゃ。」

ぺ「はい、。」

仙「あとは、クラゲと和えて、最後にごま油で熱したネギを、。」

 

ジュワァー

 

仙「と、かければ出来上がりじゃ。」

ぺ「簡単、、。」

 

 

仙「ほい、クラゲと大根の和え物  完成じゃ。」

 

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ぺ「あーごま油とネギの良い香り〜〜。」

 

パクッ

仙「お、美味い。」

 

コリコリ

ぺ「歯ごたえが、、。確かクラゲにはコラーゲンが、、。」

 

コリコリ

  シャキシャキ 

 

 

 

 

クラゲと大根の和え物

材料(2人分)

塩クラゲ60g、大根120g、塩麹大さじ1/2、ネギ10cm、ごま油大さじ1/2

 

 

 

作り方

  1. 大根はせん切りにしてジップロック等に入れ、塩麹に一晩漬けておく。
  2. クラゲは水に浸けて塩出しし、流水でしっかり洗ってから、さっと熱湯にくぐらせ、水気を切る。
  3. ネギは小口切りにする。
  4. 1と2を和え、器に盛る。
  5. フライパンにごま油を入れて温め、ネギを入れてこんがりしたら火を止め、4にかける。

 

 

 

水母(くらげ)  化痰

[性味/帰経 ] 平、鹹/肝、腎

[働き]⑴清熱化痰 痰熱咳、皮膚化膿症

         ⑵消積化滞 胸腹痞満、食欲不振

         ⑶潤腸通便 陰虚腸燥便秘

 

大根 消食類

[性味/帰経 ]  涼、辛、甘/肺、胃

[働き]⑴順気消食・下気寛中     食積脹満、嘔吐、吐き気、下痢、便秘

         ⑵清化熱痰     肺熱咳、痰多、痰黄、声がれ

 

  辛温解表類

[性味/帰経 ]  温、辛/肺、胃

[働き]⑴発汗解表     外感風寒の発熱、悪寒

         ⑵散寒通腸     陰寒腹痛

         ⑶解毒散結     瘡瘍腫毒

 

 

 

 

仙人問答

 

 

ぺ「今日の薬膳、簡単で美味しかったですね。」

 

仙「そうじゃ、クラゲと一緒に大根を使ったのでな、消化も良くなり、より便通も良くなる。これに昆布を加えても良いぞ。」

ぺ「・・・・・なるほど、、。」

 

仙「ネギで気の巡りも良くなるしな。」

ぺ「・・・・・確かに、、。」

 

仙「痰熱による不眠やイライラ、口が苦いなどの症状に良いぞ。」

ぺ「・・・・・はい。」

 

仙「なんじゃ、話辛いのう、、。」

ぺ「・・・・・でしょ?でもこれが最短コースです。」

 

仙「これで最短。」

ぺ「・・・・・・・・・・はい、長い時は10秒以上かかりました。」

仙「ふむ、桐生君なら100メートル走り終えておるな、。」

 

・・・・・・・・・・

 

 

咳、痰に効く、化痰止咳平喘類の食薬

 

   痰湿体質を改善する

 

 

 

パシャッ 

   パシャッ

 

仙「お、何の写真を撮っておるのじゃ?」

ぺ「はい、化痰類、止咳平喘類の食薬の写真です。」

仙「そうか、、梨を使った薬膳を作ったので、、それでじゃな。」

ぺ「はい、秋に出番が増えてくる食薬もありそうで、、。」

 

仙「どれ、。」

 

 

 

化痰止咳平喘類の食薬

 

 

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海苔・貝母・昆布・水母・豆乳・枇杷葉・杏仁・羅漢果・梨

 

 

仙「化痰類と止咳平喘類(しがいへいぜんるい)が一緒に写っておるが、、秋には止咳平喘類の食薬が活躍するのじゃ。」

ぺ「あ、じゃ、ちょっと分けて書き出してみますね。」

 

 

 

 

 

 化痰類の食薬・中薬 】

 

  • 海苔・昆布・海藻
  • 水母(クラゲ)・浅蜊(アサリ)
  • 里芋・黒慈姑(くろぐあい)・たけのこ・糸瓜(ヘチマ)
  • 春菊・芥菜(からしな)・冬瓜子・白芥子(はくがいし)・萊菔子(らいふくし)
  • 豆乳
  • 貝母(ばいも)・海蛤殻(かいごうかく)・桔梗
  • 豚の肺臓・豚の胆汁

 

 

 

【 止咳平喘類の食薬・中薬 】

 

  • 蘇子(そし)
  • 甜杏仁(てんきょうにん)・杏仁(きょうにん)
  • 銀杏
  • 羅漢果(らかんか)
  • 柿・梨・枇杷枇杷

 

 

 

仙「 そうじゃ、この方がわかり易いのう。」

ぺ「確かに、止咳平喘類には秋の果物が入っていて、、あ、枇杷の葉、、そろそろ枇杷の葉茶の季節ですね。」

仙「ふむ、止咳平喘類の食薬は肺に帰経するので、秋の乾燥した空気や、肺を傷めやすい冬に良いものが多いのう。」

 

ぺ「化痰類、、はどうですか?」

仙「化痰類は、もちろん痰の症状を改善する食薬じゃ。咳と痰の症状は一緒に現れる事が多いので、化痰類と止咳平喘類は一緒に使われる事も多いのじゃが、。」

ぺ「はい、、」

 

仙「が、、前にも言うたと思うが、中医学での「痰飲」と言うものは、湿が溜まって水液の代謝が悪くなって生じる病的な塊の事じゃ。」

ぺ「はい、えーっと、体の中に不必要な汚い水分が溜まってくる事、ですよね。」

仙「そうじゃ、一般的に言う、『血液ドロドロ』や、『コレステロールが溜まる』なども含まれておるぞ。」

ぺ「あ、そうか、それで、化痰類の食薬は、高血圧・糖尿病・高脂血症に良いのですね。」

 

仙「ふむ、中医学で言うところの『痰湿体質』の人の症状の改善に良いのじゃぞ。」

ぺ「痰湿体質?」

 

仙「痰湿体質とは、、肥満体型で特に腹部が肥満しやすく柔らかい、そして痰が多い。性格は温厚、顔色が黄色く皮脂が多い、などの特徴があるな。」

ぺ「はぁ、、。」

 

仙「症状としては、脂こいもの、甘いものを好み、多汗で身体が重だるい、胸がつかえて痰が多い、口中がネバネバする、眠気が強く、むくみやたるみが見られる、などじゃな。」

ぺ「甘いもの、脂こいもの、、お好きな方多いですよねー、。」

 

仙「こう言う痰湿体質の人は、梅雨や湿気の多い環境での適応能力が弱く、消渇や中風にかかり易いのじゃ。」

ぺ「消渇(しょうかつ)、、中風、、。」

 

仙「一般的に言う 『糖尿病』はこの『消渇』に属し、『脳血管疾患』は『中風』に属するのじゃ。」

ぺ「そうでした、、。」

 

仙「『もしや自分は痰湿体質では?』と思ったら、化痰類の食薬を意識して摂ることが大事じゃぞ。」

ぺ「分かりました。里へ行った時も、そう言う体質の方がいないか、気をつけてみます。」

仙「ふむ、脂こいもの、甘いもの、酒、過食に注意が必要じゃ。」

ぺ「はい。」 

 

 

 

 

*羅漢果の煎じ方はこちら

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

 *枇杷葉茶はこちら

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

*肺に帰経する食薬はこちら

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

 

仙人問答

 

 

仙「さて、出かけるとするかのう、、。」

 

こそっ

 

ぺ「あれ、、仙人、、門の所に誰かいますよ。」

仙「怪しげな人影、、。誰じゃ!」

 

ビクッ

 

仙「姿を見せ〜〜い。」

 

ヒョコッ

  ぼーっっ

 

ぺ「ん?、男の子、中学生? こんにちは、、お名前は?」

 

男の子「・・・・・ ~~~」

ぺ「え、聞こえない、、。」

 

男の子「・・・・・ 職業・・・、を、、。

仙「なんじゃ???」

 

アジで体を温める

 

    塩麹を使って

 

 

ザッブーン

       ザッブーン

 

シュワーッ

   ピクッ

 

ピチ

   ピチピチっ 

 

仙「おぉ、ピチピチの、、、アジが釣れた、、。」

 

ヒュヒューン

 

仙「ぺんたんよ、ピチピチのアジじゃ。今日はこれで薬膳を作るとしよう。」

 

ピッチピチ

      ピチッ

 

ぺ「跳ねてます、、。刺身とか、、ですかね?」

 

仙「そうじゃな、、仕込んだ塩麹を使ったみてはどうじゃ、。」

ぺ「あ、そうか、、そうですね。塩麹に漬けて、、焼く、。」

仙「それは、美味いぞ、、。塩麹に漬けてジップロック等に入れて、しっかり空気を抜いて一晩置くのじゃ。アジのうま味アップアップじゃ。」

ぺ「じゃ、漬けときますー。」

 

仙「いや、塩麹焼きはもちろん美味いのじゃが、、簡単過ぎる、。何か、もうひとつ、、。」

 

ぺ「あー、、細かく叩いて、、揚げてみましょうか?」

仙「おぉ、それは良いのう。」

 

 

 

ぺ「では、まず、アジの身を切って、、叩いて、、これに塩麹を入れて1時間程寝かせます。」

 

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仙「ふむ、この段階では、美味くなさそうじゃ。」

ぺ「で、これを、大葉と混ぜて、溶き卵でふんわり〜〜落とし揚げ。」 

 

 ジュワー

     ジュジュわー

 

 

ぺ「はい、完成、アジのふんわり落とし揚げ  です。」

 

 

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 パクッ

   パクパク

 

仙「激ウマじゃー。」

 

パクッ

ぺ「あ、ほんと、優しい塩味、、魚嫌いのお子様でもいけそう、。」

 

 

 

 

 アジのふんわり落とし揚げ

材料(2人分)

アジ2尾(三枚おろし)、大葉5枚、生姜5g、塩麹小さじ1、小麦粉大さじ2、玉子(小)1個、大根、レモン、オリーブ油

 

 

 

作り方

  1. アジは小骨を取り、粗く刻んでから包丁でたたき、塩麹とあえて1時間以上おいておく(冷蔵庫)。
  2. 生姜はすりおろし、大葉は粗みじん切りにする。
  3. ボウルに1、2を入れ、小麦粉と溶き卵を加えて混ぜる。
  4. 揚げ油を熱し、3をスプーンですくって落とし、揚げる。
  5. 器に盛り、すりおろした大根とレモンを添える。

 

 

  温裏類

[性味/帰経 ]  温、甘/胃

[働き]⑴温胃和中 胃腹の冷え、食欲不振、疲労

 

大葉(紫蘇)  辛温解表類

[性味/帰経 ]  温、辛/肺、脾

[働き]⑴発表散寒     風寒表証の発汗、解熱、咳

    ⑵行気寛中   脾胃気滞の胸悶、嘔吐

    ⑶解魚蟹毒     蟹、海老、魚介類の中毒

 

大根 消食類

[性味/帰経 ]  涼、辛、甘/肺、胃

[働き]⑴順気消食・下気寛中     食積脹満、嘔吐、吐き気、下痢、便秘

⑵清化熱痰     肺熱咳、痰多、痰黄、声がれ

 

檸檬(レモン)  収渋類

[性味/帰経 ] 平(涼)、酸、甘/脾、胃、肺

[働き]⑴生津止渇 口渇、消渇

    ⑵利肺潤喉 肺燥痰火、咳

    ⑶開胃消食 食欲不振、脘腹痞脹、下痢

    ⑷安胎   妊娠によるつわり、胎動不安

 

 

*『小アジの唐揚げ 豆板醤あんかけ 』はこちら

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

 

仙人問答

 

ぺ「仙人、アジは温裏類、。臓腑を温めるんですよね。」

仙「そうじゃ、胃腹の冷え、疲労回復、食欲不振にも良いのう。」

ぺ「今日みたいに叩いて揚げると、とっても食べ易いですね。」

仙「アジはタタキや塩焼きも美味いが、落とし揚げも良いアイデアじゃ。」

 

ぺ「秋鮭も美味しい季節です。」

仙「ふむ、鮭や鱒もアジと同様、温裏類の魚じゃ。特に鮭は気血を補うので、疲れや冷えだけでなく、めまいにも良いのじゃ。」

ぺ「なるほど、、だから薬膳では鮭を使った料理が多いのですね。」

仙「麹も体を温めるので、一緒に使えば効果的、、という訳じゃ。」

ぺ「はい、塩麹、まだまだ楽しめそうです。」

 

ウフッ

 

 

フラフラくたくた補気ッチャえ! イライラうつうつ理気ッチャえ!