薬膳でセルフケア めざせ!仙人life

中医薬膳学に基づき、薬食同源、医食同源で仙人のような健康長寿を目指します。

七夕の夜に、キラキラ豚しゃぶ

 

 

キウイソースで消化もバッチリ

 

 

 〜♪ ♪ ♪〜〜

ぺ「ルンラン ♪ ルンラン♪ ルンラーン〜〜♪

 

仙「なんじゃ、ご機嫌じゃな。」

 

ぺ「♪ よ〜るになると窓〜から〜  ♪ おほ〜しさまがやって来て〜〜 ♪ ♪

 

仙「なんの歌じゃ?」

ぺ「さぁ、、里の保育園の前を通ったら、子供達が歌ってて〜〜 ♪ ルンラーン ♪ ♪〜

 

 

仙「今日は七夕、、か、、。」

ぺ「えへへ、そうなんです、、七夕だから、ちょっと出かけようかなー、なんて、、。」

仙「ふん、このところサボり気味じゃな、。」

ぺ「そんな事ないですよ、この前だって死にそうな若者を助けたし、、。」

仙「出かけてはならぬ、今日は小暑じゃ、本格的な夏の到来じゃ。」

ぺ「え、そうなんですか?」

仙「故に、夏の薬膳講座じゃ、皆を呼べ。」

ぺ「えーっ、、」(マスターのところへ行こうと思ったのに〜) ガックリ

 

 

 

仙人の薬膳講座

 

 

仙「皆、そろそろ本格的な暑さになってきたので、今日は夏の薬膳を作るとしよう。」

皆「はーい。」

 

ワクワク

 

仙「?今日は娘ごは来ておらんのかのう?」

受講生「あ、今日はあの親子は欠席のようです。」

仙「そうか、残念じゃ。」

 

ぺ「では、始めましょう。先ず、玉ねぎを薄切りにして水に晒しておきます。」

仙「・・・」

 

トントン

    しゃわしゃわ

 

ぺ「豚肉は片栗粉をまぶして、しゃぶしゃぶして、氷水に取ります。」

仙「・・・」

 

しゃぶしゃぶ

  冷や〜〜ん

 

ぺ「今日の豚しゃぶはゴマだれではなく、キウイフルーツで作ります。」

仙「・・・」

 

トントン

   混ぜ混ぜ

  キラキラ

 

仙 (ボーっ)

 

ぺ「???仙人、、仙人、、。」

仙「ふむ。」

ぺ「どうかされましたか?」

仙「いや、、。」

ぺ( なんか変なの、、自分で『皆を呼べー』って言っておいて、、)

 

ガヤガヤ

   ワイワイ  

 

ぺ「はい、パプリカもみじん切りにして、キラキラさせます。」 

仙「・・・」

 

トトトトトン

  キラキラ

 

 

ぺ「さぁ完成です、キウイでキラキラ豚しゃぶ 、 夏の薬膳です。」

 

 

f:id:senninlife:20170706170717j:image

 

 

皆「涼しげねー、キラキラしてるし〜。」

ぺ「さぁ、皆さん、召し上がってください。」

 

パク

  パクパク

 

皆「あら、さっぱりして美味しい。」

皆「ホント、、キウイソース、美味しいわね。」

 

ぺ「仙人、今日の薬膳の解説を、。」

 

仙「ふむ、豚肉は陰液を潤すので、汗をかく夏にぴったりじゃ。」

皆「はい。」

 

仙「キウイは皆も知っておろう、タンパク質分解酵素を持っておるのでな、一緒に食せば肉の消化が良くなるのじゃ。」

皆「ゼリーとかに入れると固まりませんものね。」

 

仙「それに気の巡りを良くする玉ねぎも一緒に摂るので、更に消化は良くなる。」

皆「はい。」

 

仙「これで夏バテの心配も無しじゃ。」

皆「はい。」

 

 

 

キウイでキラキラ豚しゃぶ

材料(2人分)

豚しゃぶ肉100g、赤玉ねぎ1/4個、パプリカ1/4個、片栗粉

キウイソース:キウイフルーツ1個、  オリーブ油大さじ1、塩ひとつまみ

 

 

 

作り方

  1. 豚肉はひと口大に切り、片栗粉をまぶし、熱湯でさっと茹で、氷水ににとる。
  2. 玉ねぎは薄切りにし、水に晒す。
  3. パプリカは粗みじん切りにする。
  4. キウイは皮をむいてみじん切りにして潰し、オリーブ油、塩と混ぜる。
  5. お皿に玉ねぎ、豚しゃぶ、パプリカを盛り、キウイソースをかける。

 

 

 

豚肉  滋陰類

[性味/帰経 ]  平、甘、鹹/ 脾、胃、腎

[働き]⑴滋陰潤燥 熱病による消渇、空咳、便秘、乳汁分泌不足、病気の回復

 

キウイフルーツ  清熱瀉火類

[性味/帰経 ]  寒、酸/ 腎、胃

[働き]⑴解熱止渇 煩熱、口渇、黄疸

    ⑵降逆和胃 食欲不振、消化不良、便秘

 

玉葱  理気

[性味/帰経 ]  温、辛、甘/脾、胃、肺、心、

[働き]⑴健脾理気 食欲不振、下痢

    ⑵和胃消食 げっぷ、吐き気、胃もたれ

    ⑶発表通陽 発熱、悪寒

 

パプリカ(ピーマン) 温裏類

[性味/帰経 ]  熱、辛/心、 脾

[働き]⑴温中散寒 脾胃虚寒による脘腹冷痛、嘔吐下痢

    ⑵開胃消食 食欲不振、消化不良

 

 

 

 

仙人問答

 

ぺ「仙人、、今日の薬膳講座、、皆さん『美味しかった、』って 喜んで見えましたよ。」

仙「それは良かった。」

 

ぺ「キラキラして綺麗だし、、。」

仙「そうじゃ、七夕じゃからのう。」

 

ぺ「仙人、、あの、、今日はちょっと変、ですよね?」

仙「そんな事はない。」

 

ぺ「何か問題でも、、あ、もしかしたら仙人会で揉め事ですか?」

仙「いや、仙人会ではない。」

 

ぺ「では??」

 

仙「数日前にパン屋の道子さんのところに行って来たのじゃ。」

ぺ「道子さんのところへ、、仙人おひとりで?」

 

仙「そうじゃ。」

ぺ「で、道子さんに冷たくされたんですか?」ニヤニヤ

 

ムッ

仙「そうではない。」

ぺ「じゃ、何ですか?」

 

仙「道子さんの店に、、」

ぺ「道子さんの店に、?」

 

仙「道子さんの店に、、お下知(げち)が、、お上からのお下知が、、。」

ぺ「???」

 

汗をかいたらこの薬膳

 

 

情熱の赤・赤・赤

 

 

 

蒸し蒸し

   ギラギラ

 

トコトコ

 

ぺ「ふぅ、台風も去って、、しかし、、、この暑さ、、。」

トコトコ

 

 

フラフラ

  ヨロヨロ

       汗ダラダラ・・ダラダラ・・

 

ぺ「あっあっ、あっー、田んぼの道の真ん中に死にそうな若者を発見!フラフラしてる、、ヨロヨロしてる、、大丈夫かな、。」

 

 

タッタタッタ

 

ぺ「あの、もし、そこの若いお方、、どこか具合が悪いのでしょうか?」

若者「ハァハァ、、いえ、大した事はないのですが、、あまりの暑さで、、。」

 汗ダラダラ

   ポタポタ

 

 

ぺ「そうだ、、確か、、『死にそうな若者に、薬草を煎じて飲ませたところ、息を吹き返した』あの話、。ようし、、。」

 

 

若者「ハァハァ、、。」

ぺ「そこの若いお方、しばらく待っていて下さい。直ぐに紫の草を煎じて参ります。」

 

タッタタッタ

 

 

トントン

  くるくる

      

 

 

タッタタッタ

 

 

ぺ「さぁ、若いお方、これをお食べなさい、紫蘇酒入り スイカのカクテルサラダ でございます。」

 

 

f:id:senninlife:20170703185405j:image

 

 

若者「こ、これは、有難い、、」

 

パク

  パクパクッ

 

若者「あぁ、汗がひいていく、、生き返った気分です、ありがとうございます。」

ぺ「紫の草で蘇る、、よってこれを紫蘇と呼ぶ、、。」

若者「このご恩は一生忘れません、あなた様のお名前は?」

ぺ「私の名は、、華佗、、。」

 

若者「って、ぺんたんさん、人が暑さで死にそうな時に、これなんですか?何ごっこですか?」

ぺ「あははー、、華佗さんごっこ、、やって見たかったのよねー。満足満足。」

新人君「全く、、あーでもこのスイカのカクテルサラダ、メチャ美味しかったです。ホント生き返りましたよ。」

ぺ「でしょ、暑い夏には熱を取り、津液を生み出す、スイカやトマトが良いのよねー。」

新人君「なるほど、、でもこれ、スイカも赤、トマトも赤、パプリカも赤、そして赤紫蘇、、なんか真っ赤か、、ですね。」

ぺ「あのね、新人君、夏は赤い食べ物が良いの。赤は心に帰経するから、。」

新人君「はぁ、、、。」

ぺ「夏はね、心の活動が盛んになるの、だから心に帰経する赤いたべものを、、汗は心の液体、だからね。」

 

サッ

 

ぺ「はい、夏の食薬表はこれ、、見ておいてね、じゃ、若者よ、またねー。」

 

タッタタッタ

 

 

*夏の食薬はこち

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

スイカのカクテルサラダ

材料(2人分)

スイカ180g(皮付き)、トマト(小)1個、パプリカ1/4個、パセリ

ドレッシング:塩少々、オリーブ油大さじ1、赤紫蘇酒大さじ2(又は赤ワイン、枸杞酒)

 

 

 

作り方

  1. スイカ、トマトは食べ易い大きさに切る。
  2. パプリカは5mm角に切る。
  3. 塩、オリーブ油、赤紫蘇酒を混ぜる。
  4. ボウルにスイカ、トマト、パプリカを入れ3のドレッシングを入れて和える。
  5. 器に盛り、パセリを添える。

 

 

*赤紫蘇酒の作り方はこち

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

枸杞酒の作り方はこち

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

 

西瓜  清熱瀉火類

[性味/帰経 ]  寒、甘/ 心、胃、膀胱

[働き]⑴暑熱出汗、身熱、目赤腫痛、喉の痛み

    ⑵口内炎、口渇

    ⑶尿短赤、血尿、排尿時の熱感

 

トマト         清熱瀉火類

[性味/帰経 ]  微寒、甘/ 肝、脾、胃

[働き]⑴生津止渇 熱病による煩渇

       ⑵健胃消食 食欲不振、消化不良

 

パプリカ(ピーマン) 温裏類

[性味/帰経 ]  熱、辛/心、 脾

[働き]⑴温中散寒 脾胃虚寒による脘腹冷痛、嘔吐下痢

    ⑵開胃消食 食欲不振、消化不良

 

 

 

 

仙人問答

 

サササッ

     ササッ

 

仙「ふむ、ぺんたんは今日もおらんようじゃのう、、。」

 

シーン

 

仙「弟子の居ぬ間に、、、パン屋の道子さんとこへ行ってこよう〜。」

ウホウホ

 

ヒューン

 

 

月刊仙人life 6月号 2017

 

祝❣️1周年

 

 

 2016・6・6に仙人に弟子入りして早1年、、

「何をやっても続かない子ね、」と母に言われた私がどうにか1年続いたと言う事で、これはかなりおめでたい事な訳です。

そんな1年、そして6月を振り返って、、

 

 

 

 

子曰く

 

 

子曰く「良いですか?日本ほど接骨院が多い国はありませんよ。どしてですか?」

皆「シーン」

子曰く「それは、日本人が料理に砂糖使いすぎるからです。」

皆「シーン」

子曰く「砂糖、沢山使う、、だから湿が溜まって血の流れが悪くなる、それで、肩凝り、腰痛になる。」

皆「シーン」

子曰く「砂糖使わなくても、食材にしっかり甘み有ります。お米、芋類、豆類、みんな甘いです。それで充分、。」

 

子(し)のこの言葉を常に胸に秘め、薬膳を作り続ける私、ぺんたん、。

 

 

そんな私が出会った、、オースティンで食べたテクスメクス

その金時豆の辛さ、と言ったら、、

金時豆=甘いと言うイメージを見事に打ち破り、、、あ、でもその時感じたんです、、豆の甘み、。

スパイシーな味付けだからこそ豆の甘みがしっかりと伝わってくる、、。

「うーんこれだわ。」と、オースティンにいる時から、帰ったらこれを薬膳にアレンジしようと思っていたのです。

でも、正直、金時豆はかなり重くてお腹に溜まります、それで、『小豆』です。

はと麦粉は焙煎のものを使ったので、随分色黒になってしまいましたが、なかなか良い薬膳タコスになったと自己満足しております。

 

 

 

 

 

悪やで〜

 

さて、1年前、このブログをスタートした頃の自分を振り返ってみると、、、。

 

スターひとつが簡単に押せず、ドキドキ、ソワソワ、ウロウロ、、

そんな可愛かった?純粋だった?私が、、今はどうでしょう?

全くドキっとする事もなく簡単にスターが押せるようになり、、すっかりスレてしまっているではないですか⁉︎

 

ブログをスタートした時に「まず5人の人のブログの読者になりましょう。」というはてなブログさんからの提案を、「えー、書くのでいっぱいいっぱいなのに、読者になるなんて無理〜」と放置しておりましたが、1年経った今、すっかり「悪やで〜」となってしまった今なら、この言葉の意味がわかります。

5人の読者になる、と言う事は、その中の何人かは私のブログの読者になってくれる、と言う事だったのです。

そんな事にも気付かず、読んでる時間が無いから、と自分からは殆ど誰の読者にもならず、また私の読者になって下さった方は私の記事を読んで下さる方だと疑いもせず、、、こちらもその方の読者になり、、。

そして、、明らかに??と思うような読者さんが増えてきて、、気付いたんです。「あ、そうなんだ、単に自分の読者を増やしたいから、私の読者になったんだ、、。」

気付くの遅すぎ⁉︎

 

はてなブログさんの素晴らしいシステム、、日本人的感覚で「読者になってもらったんだから、こちらも読者になる。」そんな人間の心理をついたシステムを構築したのは、、褒めるべき事なんでしょうかね?

読者の数、スターの数、ブクマの数、アクセスの数、、。

数に振り回されて、大事な事を見失わないようにしたいものです。

数の多いものが良いもの、正しいもの、とは限らない、、。

 

でも、でも、デモ、その「読者になってもらったから、こちらも読者になった。」おかげで随分色々な方のブログを楽しむ事が出来てます。初めは「興味ないかも、、」と思って読んでいたブログも読み続けて行くと、だんだん面白くなったり、書き手の個性を感じる事が出来たり、知識が広がったり、、メチャ癒されたり、、、。

 

私としては、やはり、美味しい食べ物、飲み物(含アルコール類)が載っているブログにいつも吸い寄せられてるんですけどねー。

 

薬膳というものは、人が当たり前に健康に生活を送れるようにする為のもの。

「難病を直した」などというカッコイイ事があれば、あっという間に人気沸騰、、なんでしょうけど、あくまでも予防を中心とした地味な、縁の下の力持ち的な、、もの。

 

なので相変わらず、大した営業(読者増やし)もせず、薬膳を楽しんで下さる方、興味を持って下さる方に「読んで」「作って」「食べて」頂けたらなぁと思っております。

 

 

 

 

 

 

 

自然界便り 

 

 

f:id:senninlife:20170615124958j:image

 

 

 これは、びわとトマトのさっぱりマリネ、、で紹介した枇杷、ではありません。

私が種を撒いて、育てて、、何年経ったのでしょう?5〜6年でしょうか?

確か「月刊仙人life12月号」で、この枇杷の花の写真を紹介したと思うのですが、、。

初めて実った感激の、宝物の枇杷、、であります。

初収穫は計5個、、みずみずしく、甘〜く、、もう至福のひととき〜〜。

皆様にも是非、この感動を味わって頂きたく、ひたすら枇杷の種蒔きをお勧め致します(笑)

 

 

 

 

 編集後記

 

さて、1年も過ぎ、ここからはのんびりペースで続けて行こうと思っています。

もともと、ブログをスタートする時にはこんなに記事をアップするつもりは無かったのですが、「スタートダッシュだ!」と、初めに張り切ってウィークデイは毎日アップしていたら、なんとなくその癖がついてしまって、、その歯車に乗せられて、、今日まで来てしまった、、訳です。

難解な中医学の勉強を続けながら、もっともっと良い薬膳が作れるよう修行を重ねてまいります。

 

今月も訪れて下さった皆様、読者になって下さった皆様、スター、コメント、ブクマをして下さった皆様、本当にありがとうございます。

そして、このブログのスタートからずっとずっと付き合って下さっているハスママさん、心より感謝致します、ありがとう。

緑豆春雨で涼を呼ぶ薬膳

 

糖尿病にも良いよ

 

 

 

ガヤガヤ

   ペチャクチャ

 

ガラッ

 

ぺ「こんにちはー」

里1「あら、ぺんたんさん、こんにちは。」

ぺ「今、通りかかったら皆さんの声が聞こえて来たので、。」

里3「あははー、私たち大声でおしゃべりしてからねー」

ミスシュガー「良いの良いの、それが元気の秘訣なんだから。」

ぺ「はい、ほんと、。」

 

里4「それにしても、毎日蒸し暑いわね、。」

里1「ねぇぺんたんさん、さっぱり涼しくなる様な簡単薬膳ないかしら?」

ミスシュガー「出来れば、カロリー控えめで、、。」

里3「あー又スィーツ食べ過ぎたんでしょ。」

ミスシュガー「オホホホ、、。」

 

ぺ「えーっと、。」キョロキョロ

里3「あ、これ、採れたてズッキーニなら有るわよ。」

ぺ「あ、じゃあそれで、、。作ります。」

 

 

グツグツ

  トントン

     シャッシャッ

 

 

 

 

ぺ「はい、出来ました、緑豆春雨のソーメン風 です。」

 

 

f:id:senninlife:20170626174008j:image

 

 

 

里3「わぁ涼しげ、、。」

里1「ほんと、ツルツルっといけちゃうわね、。」

皆「頂きまーす。」

 

パクッ

  ツルツルッ

 

 

ミスシュガー「んー、美味しいー、。」

里4「さっぱりー、あー、涼しくなって来たわぁ。」

 

ツルツル

    ズルズル

 

 

 

緑豆春雨のソーメン風

材料(2人分)

緑豆春雨40g×2、鶏胸肉ミンチ100g、ズッキーニ1/2本、大葉2枚、生姜5g、ごま油、塩、

そうめんつゆ100cc×2、

下味: 紹興酒大さじ1/2、塩

 

 

 

作り方

  1. 緑豆春雨を茹でて水に晒し、水気を切る。
  2. 鶏胸肉に下味をつけておく。
  3. ズッキーニは薄切りにする。生姜、大葉はせん切りにする。
  4. 鍋を熱し、ごま油を入れ、生姜を入れて香りを出し、鶏胸肉を炒め、その後ズッキーニを炒め、塩で味を整える。
  5. 器に緑豆春雨を盛り、4と大葉をのせ、つゆをかける。

 

 

 

緑豆春雨(緑豆)  清熱解毒

[性味/帰経 ]  涼、甘/ 心、胃

[働き]⑴清熱解毒 各種瘡瘍腫毒、食中毒、薬物中毒

         ⑵清暑利水 煩渇、水腫、消渇

 

鶏肉  補気

[性味/帰経 ] 平(温)、甘/ 脾、胃

[働き]⑴補中益気 脾胃虚弱、消渇(糖尿)、食欲不振、下痢

    ⑵補精添髄 虚弱体質、消痩、産後無乳、四肢無力

    ⑶降気止逆 咳、げっぷ、しゃっくり

 

ズッキーニ   清熱瀉火類

[性味/帰経 ]  寒、甘/ 肺、胃、腎

[働き]⑴清熱生津・潤肺止渇 空咳、喉の渇き、イライラ

    ⑵消腫散結・利尿通淋 むくみ、腹脹、排尿痛、瘡瘍腫毒

 

 

 

 

仙人問答

 

 

仙「そうか、そろそろ緑豆(りょくず)の出番と言う訳じゃな。」

ぺ「はい、今日は緑豆春雨を使いましたが、皆さん、『涼しくなった』と、喜んで頂けました。」

仙「解暑の働きを持つ緑豆と気を補う鶏肉、津液を生むズッキーニ、夏らしい組み合わせじゃ。」

ぺ「はい、もう6月も終わりですからね。」

仙「そうか、、夏の食薬達が出てくる訳じゃ、。」

ぺ「スイカも出始めてるし、、メロンも、ゴーヤも、楽しみ〜です!」

 

るんるん

 

 

びわでさっぱり、水分補給

 

 

びわの種は捨てちゃダメ!

 

 

 

 

  トコトコ

 

ぺ「あ、枇杷がなってる、、。」

ぺ「届くかな、、よいしょっと。」

 

ぽろん

  ぽろんぽろん

 

ぺ「ゲット、枇杷の実、、。そうだ、これで、、。」

 

トントン

   剥き剥き

     浸け浸け

 

ぺ「よし、、っと。」

 

ザーザー

  ザザザー

 

ぺ「あ、また雨、、急ごっ。」

 

タッタタッタ

   タタタター

 

 

ぎぃ〜

 

ぺ「こんにちはー。」

マスター「いらっしゃいませ、ぺんたんさん、お久しぶりですね。」

ぺ「はい、薬膳講座とか、お題とかでバタバタしてて、、。」パッパッ

マスター「そうですか、。あぁ雨、また降って来ましたね。さ、こちらへどうぞ。」

 

トコトコ

 

ぺ「はい、あの、、今日はマスターに夏の渇きを潤す薬膳を作って持って来ました。」

マスター「え、僕に?」

 

 

ぺ「はい、これです、びわとトマトのさっぱりマリネ  です、 どうぞ。」

 

 

f:id:senninlife:20170626143746j:image

 

 

マスター「わぁ、綺麗で、美味しそうだ。」

ぺ「枇杷がたくさん成ってたので、。」

マスター「いただいても宜しいですか?」

ぺ「はい、もちろん、、。」

 

パク

 

マスター「うーん、美味しいですね。このマリネ液はローズマリーで?」

ぺ「はい、ローズマリー酢と、青しそ酒で、。」

マスター「それで、、とても良い香りだ、それに枇杷の甘みとトマトの酸味が良く絡み合ってる、。」

ぺ「良かった、マスターに気に入って頂けて、、。」

マスター「食べると涼しくなって、とてもさっぱりします。ぺんたんさん、ありがとうございます。」

 

 

 

 

びわとトマトのさっぱりマリネ

材料(2人分)

びわ3個、トマト(小)1個、

マリネ液:ローズマリー酢(リンゴ酢)大さじ1、白ワインor青シソ酒大さじ1/2、塩、蜂蜜少々

 

 

作り方

  1. びわは皮を剥き、種を取り、塩水につける。(直ぐに変色するので、剥いたものから直ぐに浸ける)
  2. トマトは角切りにする。
  3. マリネ液を合わせる。
  4. びわとトマトをマリネ液に漬け、2時間ほど冷蔵庫に入れておく。

 

 

 

ローズマリー酢の作り方はこちら

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

枇杷  止咳平喘類

[性味/帰経 ] 涼、甘、酸/脾、肺、肝

[働き]⑴潤肺止咳 肺燥の咳、肺熱の咳、喀血、吐血、血便

    ⑵生津止渇 口渇

    ⑶下気止嘔 胃気上逆の嘔吐やしゃっくり、げっぷ、胃熱嘔吐

    ⑷平肝清熱 小児発熱驚風

 

トマト         清熱瀉火類

[性味/帰経 ]  微寒、甘/ 肝、脾、胃

[働き]⑴生津止渇 熱病による煩渇

         ⑵健胃消食 食欲不振、消化不良

 

 

 

 

 マスター「実はね、ぺんたんさん、僕も一昨日だったかな、枇杷を採って来ましてね、。それで、ほら、、これです。」

 

ぽん

   ぽん

 

 

びわ種酒(ブランデー&ホワイトリカー)

 

f:id:senninlife:20170626143833j:image

 

 

 

ぺ「あ、枇杷の種、、」

マスター「はい、枇杷種で浸けたお酒です。」

ぺ「これ、美味しいんですか?」

マスター「はい、とっても、杏仁に似た香りがして、、ただし1年以上浸け込まなければいけませんが、。」

ぺ「1年、、、枇杷の葉は確か、、お茶にしていただきましたよね。」

 

マスター「はい、葉ももちろんですが枇杷の種にもアミグダリンと言う成分がたっぷり含まれており、これは癌に対して絶大な効果があると言われているんです。」

ぺ「抗ガン作用、、。」

マスター「血液の浄化や、鎮痛、それに殺菌作用もあるので、虫刺されや切り傷、火傷にぬっても良いんですよ。」

ぺ「えー、、塗り薬にもなるんですか、、凄い、。」

マスター「それだけじゃありませんよ、口内炎や歯痛、歯茎の腫れにも良いんです。」

ぺ「え、じゃあ、、枇杷種酒で、、お口を?」

マスター「はい、原液を薄めて、お口クチュクチュしてください。もちろん、そのまま飲んで良いですし、うがい薬としても良いですよ。」

ぺ「はぁーーもう、枇杷種酒、最強‼︎」

 

 

 

 

作り方

  1. 枇杷の種を綺麗いに洗い、乾かし、包丁で切れ目をつける。
  2. 熱湯消毒した瓶に枇杷の種を入れ、ホワイトリカー又はブランデーを注ぐ。
  3. 1年以上熟成させる。(漉す必要はない)
  4. 枇杷種: リカー類  =1: 2  ぐらいの割合で。
  5. 1日に20mlほどを水で薄めて飲む。(飲み過ぎてはいけません!)
  6. 原液を薄めて、うがい薬、傷薬としても使える。

 

枇杷種は乾燥させてから、土に植えておくと、ほぼ発芽します。鉢植えでも育ちますので、是非種を撒いてみてください。枇杷の葉は万能薬です。

 

 

枇杷の葉茶の作り方はこちら

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

 *「枇杷酒・枇杷黒酢枇杷シロップ」の作り方はこちら

senninlife.hatenablog.com

 

夏バテ・梅雨バテ防止薬膳

 

 

貧血気味の方にオススメの薬膳

 

 

 

ぺ「仙人、、、お題だけ出して何処かへ行ってしまった、。」

 

ぺ「うーん、、。うむむむー。」

ぺ「こんな事なら、仙人に弟子入りする前に、魔法使いの弟子になるべきだった、、。」

 

 

ぺ「魔法〜〜魔法〜〜魔法〜〜」

 

ザザザー

   ザーザー

 

ぺ「?魔法が効いた?雨が沢山降って来ちゃった、、。」

 

ぺ「雨、、梅雨、、」

 

thnking   thinking  thinking

 

 ハッ

ぺ「梅雨の食薬、、、そうだ、これを使おう。」

 

 

金針菜 (ユリ科の本かんぞうのつぼみを乾燥させたもの)

 

f:id:senninlife:20170626143909j:image

 

 

 

ぺ「それから、、バテないようにするには、、、」

 

ピカーン  

ぺ「わ、閃いた、よし!」

 

 

 

じゃぶじゃぶ

    ドボドボ

 

 

 

ヒュヒューン

 

仙「おぉ、頑張っておるようじゃな。」

ぺ「はい、もう少し待ってて下さいね。」

 

 

トントン

   トントン

 

シャシャシャシャッ

 

 

 

ぺ「はい、出来ました。夏バテ・梅雨バテ防止薬膳、牛肉と金針菜の炒めもの です。」

 

 

f:id:senninlife:20170623163108j:image

 

 

仙「これは、美味そうじゃ、、。どれ、。」

パクッ

    パクパクパク

 

仙「うん、美味い」

 

ぺ「仙人、それだけはありませんよ、。」

仙「ほぉ、まだあるのか?」

ぺ「はい、金針菜の戻し汁でスープも作りました、どうぞ。」

 

 

金針菜の戻し汁で薬膳スープ

 

 

f:id:senninlife:20170623174749j:plain

 

 

仙「おぉ、それは素晴らしい、、。」

ごくっ

 

仙「確かに、金針菜のダシが効いておるのう。」 

 

 

 

 

牛肉と金針菜の炒め物

材料(2人分)

牛肉細切れ200g、金針菜(乾)30g、豆苗1/2ぱっく、ウド酒のウド15g(無くても良い)、生姜5g、塩、ごま油

下味:ウド酒大さじ1(無ければ紹興酒)、醤油大さじ1、片栗粉大さじ1/2、胡椒

 

 

 

作り方

  1. 金針菜は水で戻し、さっと湯通し、両端を切り落とす。
  2. 牛肉は細切りにし、下味をつけておく。
  3. 生姜はせん切り、ウド酒のウドは細切りにする。
  4. 豆苗は根を切っておく。
  5. 鍋を熱しごま油を入れ、生姜と牛肉を炒め、取り出す。
  6. 再び鍋にごま油を入れ、金針菜、豆苗、ウドを炒め、5の牛肉を戻し、塩で味を整える。

 

 

 

牛肉  補気

[性味/帰経 ] 平、甘/ 脾、胃

[働き]⑴益気補脾 疲れ、自汗、息切れ、めまい、むくみ

    ⑵養血強壮 気血両虚の虚弱、消痩、夜尿、頻尿

 

金針菜(きんしんさい)  利水滲湿類

[性味/帰経 ] 涼、甘/ 肝、胃

[働き]⑴清熱利湿 むくみ、黄疸、発熱、不眠

    ⑵涼血解毒 目赤、めまい、口苦、イライラ、歯痛

         ⑶安中和胃 吐き気

         ⑷解郁通乳 母乳分泌不全

 

豆苗(さやえんどう)  理気類

[性味/帰経 ] 平、甘/ 脾、胃

[働き]⑴健脾益気、健胃利湿 食欲不振、嘔吐、下痢

    ⑵解毒利水 水虫、吹き出物、外傷腫毒

    ⑶生津通乳 産後乳汁不下 

 

独活(うど)  祛風湿類(きょふうしつるい)

[性味/帰経 ] 微温、辛、苦/ 肝、腎、膀胱

[働き]⑴祛風除湿止痛 頭の重い痛み、四肢の冷え、むくみ、しびれ

    ⑵補益肝腎・強筋健骨 腰・足の重い痛み

 

 

 

*うど酒の作り方はこち

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

 

金針菜の戻し汁で豆腐の薬膳スープ

材料(2人分)

戻し汁1.5カップ、豆腐1/4丁、生姜5g、ネギ5cm、塩

 

 

 

作り方

  1. 生姜はすりおろす。ネギは小口切りにする。
  2. 豆腐は角切りにする。
  3. 戻し汁にすりおろし生姜を入れ、火にかけ、豆腐を入れて煮立ったら塩で味を整え、ネギを入れて火を止める。

 

 

 

仙人問答

 

ぺ「仙人、夏バテ・梅雨バテ防止薬膳、如何でしたか?」

仙「ふむ、美味かった。」

ぺ「そうじゃなくて、、薬膳として、、。」

 

仙「 金針菜はむくみの解消も勿論じゃが、鉄分が豊富で夏の貧血には持ってこいじゃ。気を補う牛肉と使えば更に効果も上がる。」

ぺ「はい。」ニコニコ

 

仙「それに、β−カロテン豊富で気の巡りを良くする豆苗、関節や筋肉に溜まる湿を追い出すウド酒。確かに夏バテ、梅雨バテ防止に良い薬膳であったな。」

ぺ「うわ、やった!」

 

仙「スープも付いておったしな、。」

ぺ「へへ、」

 

仙「しかし、今日は突然雨が降り出しずぶ濡れじゃ、、。天気予報も外れたのう。」

ぺ「そう、、ですね。」

 

ツルムラサキで消化機能アップ

今週のお題「もしも魔法が使えたら」

 

 

ネバネバは脾胃に良いから

 

 

ジトジト

  ベタベタ

 

ぺ「あ〜〜、なんか蒸し蒸しする、。」

 

ベタベタ

    ダラダラ

 

ぺ「あーヤダヤダ、湿邪に取り囲まれてる気分、、。」

ハッ

ぺ「でも大丈夫、、とうもろこしピラフも食べたから、湿退治はバッチリのはず、。」

 

ヒュヒューン

 

仙「ぺんたん、ほれ、今日の収穫じゃ。」

ぺ「あ、今日はマツエクしてない、、。」ほっ

 

どさどさ

 

仙「ツルムラサキじゃ。」

ぺ「わぁ、綺麗な色、、。」

仙「これで、脾胃を守って消化機能アップ、じゃ。」

ぺ「そっか、ネバネバは胃腸に良いんですよね。」

仙「確かオイルサーディンが、あったな、、あれと一緒に。」

ぺ「はい、チャチャっと薬膳、、ですね。」

 

ポキポキ

  茹で茹で

     トントン

         ささっ

 

 

 

 

ぺ「はい完成、ツルムラサキとオイルサーディンのサラダ  です。」

 

 

f:id:senninlife:20170623164017j:image

 

 

 

仙「よし、これはグッドな組み合わせじゃぞ。」

 

パクッ

仙「うまい!」

 

パクッ

ぺ「ほんと、美味しい、、。ツルムラサキがツルツルしてる〜〜。」

 

 

 

ツルムラサキとオイルサーディンのサラダ

材料(2人分)

ツルムラサキ100g、玉ねぎ1/4個、オイルサーディン6尾、塩、レモンスライス2枚

 

 

作り方

  1. 玉ねぎは薄切りにし、水に晒す。
  2. ツルムラサキは葉と茎を分け、沸騰した湯に塩ひとつまみを入れて茎を茹で、その後葉も茹で、冷水にとる。
  3. 玉ねぎとツルムラサキの水気をしっかり切って、器に盛りオイルサーディンをのせる。
  4. オイルサーディンのオイルと塩をかけ、レモンを添えて頂く。

 

 

オイルサーディン(鰯) 補気

[性味/帰経 ] 温、甘/ 脾

[働き]⑴補益気血  気血虚弱、息切れ、めまい、むくみ

 

ツルムラサキ(落葵)

[性味/帰経 ]寒、酸/ 大腸

[働き]⑴解熱消炎、滋養、大小腸をよく通じさせる

 

玉葱  理気類

[性味/帰経 ]  温、辛、甘/脾、胃、肺、心

[働き]⑴健脾理気 食欲不振、下痢

    ⑵和胃消食 げっぷ、吐き気、胃もたれ

    ⑶発表通陽 発熱、悪寒

 

 

 

 

仙人問答

 

 

仙「湿気を退治しながらも、脾気が弱らぬように気をつけねばならんからのう。」

ぺ「はい、それでオイルサーディン、、なのですね。」

仙「そうじゃ。イワシで気を補う、そしてオイルを一緒に使えば、ツルムラサキのβ−カロテンもしっかり吸収されるという訳じゃ。」

 

ぺ「ちょっとオードブル風のオシャレなサラダになりました。」

仙「気の巡りを良くする玉ねぎも使ったから、ますます消化機能アップじゃ〜〜。」

ぺ「はい、気を補ったので、、さっきまでのダラダラ感も抜けて来ました。」

 

シャキッ

 

 

仙「よし、では、お題を出しておこうかのう。」

ぺ「え?お題?」

仙「修行も2年目に入ったのじゃから、これからはたまにお題を与えよう〜。」

ぺ「えー、やめてくださいよ、はてなブログじゃあるまいし、、お題なんて、、。」

仙「ウハハハハ、お題『夏バテ&梅雨バテ防止薬膳』じゃ。」

ぺ「えーーーーーー、そんなぁ、、。」

 

ふっ

 

ぺ「もしも魔法が使えたら、、、どんな薬膳だって、あっという間に作れちゃうのになぁ〜、、。」

 

 

フラフラくたくた補気ッチャえ! イライラうつうつ理気ッチャえ!