薬膳でセルフケア めざせ!仙人life

中医薬膳学に基づき、薬食同源、医食同源で仙人のような健康長寿を目指します。

塩麹を作ろう

 

   米麹を使って

 

 

 チュンチュン

    チュンチュン

 

仙「スズメも可愛く鳴いておるのう、、。」

 

タッタタッタ

 

ぺ「仙人、、そろそろ塩麹がなくなってきました。」

仙「そうか、、それでは仕込んでおくか、。」

ぺ「はい。」

 

仙「そうじゃ、ぺんたん、薬膳講座の皆にも声をかけて一緒に仕込むと良いぞ、皆を呼べ。」

ぺ「はーい。」

 

 

 

仙人の薬膳講座

 

 

仙「皆、元気じゃったか、、。」

皆「はい。」

仙「待ちに待った『食欲の秋』の到来じゃ。秋刀魚や鮭の美味しい季節じゃからのう、焼き魚にもぴったりの塩麹を皆で一緒に仕込むのじゃ。」

皆「はい。」

 

ざわざわ

   ウキウキ

 

 

ぺ「塩麹の仕込み、、とっても簡単なんですけどね。仙人が皆で一緒に仕込んだ方が、、とおっしゃるので。」

 

うず玉「ありがたいです。スーパーなぎさで出来合いの塩麹を買ってましたので、。」

講習生「私もよ、。」

 

仙「ふむ、最近は甘酒の流行りのお陰で、米麹を売っている店も増えておるのでのう、米麹が手に入りやすくなって、ラッキーラッキーじゃ。」

 

うず玉「確かに、スーパーなぎさで米麹を見かけました。」

ぺ「米麹と塩とミネラルウォーター、この3つで出来ちゃいますからね。」

 

仙「良し、では早速仕込んで行くとしよう。」

 

ぺ「はい、まず、これが米麹です。」

 

 

米麹

 

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ぺ「麹が固まってますので、これを綺麗にほぐします。」

 

バラバラ

    バラバラ

 

 

ぺ「そうしたら、この米麹に塩を入れて、よーく混ぜます。」

 

 

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混ぜ混ぜ

   混ぜ混ぜ

 

 

 

 ぺ「それから、ミネラルウォーターを注いで、またまたしっかり混ぜます。」

 

 

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混ぜて混ぜて

   混ぜて混ぜて

 

 

ぺ「これをタッパーに入れて、蓋をして、あ、蓋は少しゆるめで良いです。」

仙「あとは、常温で熟成させれば出来上がりじゃ。」

 

皆「簡単だわー。」

 

うず玉「どれぐらい熟成させれば良いのですか?」

ぺ「はい、夏だと1週間ぐらい、冬だと2週間ぐらいです。」

 

仙「米麹がふっくらとお粥の様になって、芯が無くなれば出来上がりじゃ。」

 

ぺ「途中、水と麹が分離している様でしたら、良く混ぜてくださいね。」

 

 

 仙「出来上がると、こんなカンジじゃ。」

 

 

塩麹

 

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 講習生「ほんと、ふっくら、美味しそう、。」

 

 

ぺ「出来上がったら冷蔵庫で保存して、半年ぐらいで使い切るようにしてください。」

皆「はーい。」

 

 

仙「皆、これまでも、薬膳の中にチョイチョイ塩麹が登場していたと思うが、これからは自分で仕込んだ塩麹で作れるのでな。」

皆「あ、そうですね。」

 

仙「塩麹は食材のうま味を引き出してくれるからのう。」

 

ウキウキ

 

仙「その上、麹は100種もの酵素を含んでおると言われておる。」

 

ざわざわ

   ガヤガヤ

 

仙「中でも、消化酵素は食材のでんぷんやタンパク質を分解し、糖やアミノ酸を作り、食べ物を消化吸収し易くしてくれるのじゃ。」

 

わいわい

   ニコニコ

 

仙「米麹以外にも、玄米麹や麦麹、発芽玄米麹などもあるのでのう、それらを使って色々な塩麹を作ってみるのも楽しいぞ。」

 

るんるん

   ワクワク

 

仙「塩麹を使った薬膳も、またぺんたんが考えると思うのでな、。」

ぺ「え、私?」

 

クスクス

 

皆「ぺんたんさーん、楽しみにしてまーす。」

ぺ「げっ、プレッシャーー。」

 

 

 

塩麹

材料

米麹300g、塩90g、ミネラルウォーター300cc

 

 

 

 作り方

  1. 米麹の固まりをほぐす。
  2. 塩と米麹をしっかり混ぜる。
  3. ミネラルウォーターを注ぎ、混ぜる。
  4. タッパーに入れて、軽めに蓋をして常温で熟成させる。(1〜2週間)
  5. 完成したら冷蔵庫で保存する。

 

 

米麹

[性味/帰経 ]  温、辛、甘/ 脾、胃

[働き]⑴補中益気・健脾和胃 脾気虚の疲れ、食欲不振、むくみ、下痢

 

 

 

 

 

肺を潤す梨を使って

  

    枸杞子酢と黄身で和える

 

 

 

 ヒューヒュー 

   ヒュ〜ヒュヒュ〜〜ン

 

仙「空が高くて気持ちが良いのうーー。よし、これで山をひと回り、、そろそろ帰るとするか、、。。」

 

          シューーー

 

仙「ん、何じゃ、何か飛んでくるぞ、、。」

 

       シューーーーーー

 

仙「うぉっ、、危ない、、ミサイルか、、。」

 

シューーーーーーーー

 

仙「むっ、追い越された、、。」

 

シューーーーーー

             ヒューーーーーーー

 

  シューーーーーー

        ヒューーーーーーーー

 

    シューーーーーー

    ヒューーーーーーー

 

         シューーーーーー

ヒューーーーーーーー

 

仙「ウハハハハ、良し、先回りして、、。」

 

キャッチ

 

仙「おっ、、なんだ、、、。良し、、、。」

  

サササっ

 

ぽん  ぽん 

     ほわほわホワワ〜〜〜

 

 

仙「ウハハハハ〜〜〜山のパトロール終了。どれ、、ぺんたんにお土産でも採って帰るとするか、、。」

 

 

ヒュヒューン

 

ぺ「あ、仙人、おかえりなさい。」

 

 

仙「ふむ、今日はこれを採ってきたぞ。」

ごろっ

 

ぺ「わ、美味しそうな梨、、。」

仙「梨、りんご、ぶどう、、良い季節じゃ、果物がたわわに実っておる。」

ぺ「うわー、実りの秋、、そのうち栗や柿も、、、。」るんるん

 

仙「さて、この梨、、どうするかのう、。」

ぺ「去年は確か、、秋の薬膳スープを作りましたよ。」

仙「おぉ、あれは美味かった。」

 

ぺ「今年は、、あ、そうだ、、この前作った枸杞子酢を使って、、。」

仙「ほぉ、枸杞子酢を使って、、。」

ぺ「サラダ、、です。」

 

くるくる

  トントン

 

ぺ「こうして梨ときゅうりを刻んで、、。」

 

グツグツ

   茹で茹で

 

ぺ「茹で卵の黄身と枸杞子酢を和えて、、。」

 

混ぜ混ぜ

 

 

 

ぺ「はい、完成、梨とゆで卵のサラダ です。」

 

 

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仙「ふむ、これは美味そうじゃ。」

ぺ「へへ、黄身と枸杞子酢でマヨネーズ風にして、和えてみました。」

 

パクッ

  シャリッ

 

仙「おぉ、梨ときゅうりの歯ごたえがが良いぞ。」

 

パクパク

仙「黄身の枸杞子酢も良い酢加減じゃ。美味い美味い、、。」

 

 

 

 

 

梨とゆで卵のサラダ

材料(2人分)

梨1/2個、きゅうり1/2本、玉子1個、枸杞子酢大さじ1、塩少々、パセリ、枸杞子の枸杞子6粒

 

 

 

 

作り方

  1. 玉子は固めに茹でる。
  2. 梨は皮を剥き、きゅうりはそのまま1cm角に切る。
  3. ゆで卵は白身と黄身を分け、白身は1cm角に切る。
  4. 小さいボウルに玉子の黄身を入れて潰し、枸杞子酢、塩少々を入れて混ぜる。
  5. ボウルに梨、きゅうり、玉子の白身を入れ、4を入れて和える。
  6. 器に盛り、パセリ、枸杞子を飾る。

 

 

 

  止咳平喘類(しがいへいぜんるい)

[性味/帰経 ] 涼、甘、微酸/肺、胃

[働き]⑴清熱化痰・生津潤燥 煩熱口渇、消渇、痰熱の咳、喀血

 

胡瓜  清熱瀉火類

[性味/帰経 ]  涼、甘/ 脾、胃、大腸

[働き]⑴清熱解毒 熱病の煩渇、咽喉腫痛

    ⑵利水消腫 下痢、むくみ

    ⑶潤膚美容 皮膚の赤み、乾燥

 

玉子   滋陰類

[性味/帰経 ] 平、甘/ 肺、心、脾、肝、腎

[働き]⑴滋陰潤燥 空咳、口渇

 ⑵清咽開音 目赤、声嗄れ、発声困難、のどの痛み

⑶養血安胎 不眠、多夢、めまい、精神不安、胎動不安

 

枸杞子  滋陰類

[性味/帰経 ]  平、甘/肝、腎、肺

[働き]⑴滋補肝腎 足腰疼痛無力、遺精、めまい、頭のふらつき

⑵益精明目 白髪、視力減退、眼精疲労、風に当たると涙が出る。

⑶潤肺止咳 肺腎陰虚の慢性咳、喘息

 

 

 *枸杞子酢の作り方はこちら

 

senninlife.hatenablog.com

 

*梨と銀耳のスープ はこちら

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

仙人問答

 

 仙「去年の『梨と銀耳のスープ』も美味かったが、今日のは普段の食卓に取り入れやすくて、これも良いのう。」

ぺ「はい、清熱化痰潤燥、、痰熱を取り、肺を潤す、、です。」

仙「そうじゃ、肺メタルは乾燥が嫌いじゃから、しっかり潤して、咳や痰の予防をな。」

ぺ「はい、化痰止咳平喘類の食薬が活躍する季節です、肺気が逆走しないように、、。」

 

仙「おぉ、逆走で思い出したが、、。」

ぺ「はい、何ですか?」

仙「今日、山をパトロールしておったら、なんと、ミサイルが飛んで来たのじゃ。」

ぺ「えーーーっ、ミ、ミサイル、、ですか?」

仙「そうじゃ、ミサイルじゃ。」

ぺ「そ、それで、、どうされたんですか?」

 

仙「わしを追い越して行ったので、追いかけたんじゃ。」

ぺ「えーーーっ、危ない、、。」

 

仙「そうして、捕まえて、、。」

ぺ「エッ、捕まえたんですか?」

 

仙「そうじゃ、捕まえたら、汚ったない字で、『みさいる』と書いてあったのでな、、」

ぺ「はい、、。」

仙「サササっと落書きしてやったのじゃ。」

ぺ「え、落書き、、。」

 

仙「『いわいに いる 』とな。」

ぺ「皆 幸いに 居る」

仙「そうじゃ、ミサイルはホワワ〜とハートの形に姿を変えて、青い空へと吸い込まれて行った、。」

ぺ「お見事!」

 

パチパチパチ〜〜

 

 

 

汗っかきの人に良い薬膳

 

  解毒作用のある緑豆もやしと一緒に

 

 

 ブッブー 

      ブッブー

 

ぺ「雨も止んだし、、快適快適、、秋のドライブ〜〜、ちょっとスピードアップしてー」

 

ビュィーン

 

ぺ「F1日本グランプリまであと1ヶ月だし、、。」

 

 

スタスタ

   スタスタ

 

「ぺんたんさーん」

 

ぺ「ん?  あ、新人君、、。」

 

キィーッ

  バタン

 

新人君「お久しぶりです。」

ぺ「ほんと、元気だった?」

新「はい、。」

ぺ「夏休みとか、、有ったの?」

新「まぁ、何とか、、。」

 

ニコニコ

 

ぺ「何?」

新「いえ、久しぶりに会ったし、、何か作ってもらえるのかなーって。」

ぺ「全く、、私は君のお食事係じゃないわよ。」

 

ニコニコ

 

新「お肉が食べたいです。」

ぺ「もう、、しょうがないなぁ、、。」

新「生姜も使って欲しいです。」

ぺ「ったく、、。」

 

ジーっ

ぺ「相変わらず、汗かいてるわね、、。」

 新「はい、今日はちょっと蒸し暑いし、汗っかきなんで、。」

 

ジーっ

ぺ「うーん、お肌にプツプツが出来てるわね。」

新「はぁ、里を歩き回って汗をかくので、、どうしても、、。」

 

ジーっ

ぺ「油っこいもの、食べてるわね。」

新「まあ、ついつい揚げ物のお惣菜を買ってしまうんで、、。」

 

ジーっ

ぺ「甘いものも食べてるわね。」

新「あ、昨日ローソンに行ったら秋の新作スィーツがゴロゴロと、、。」

 

ぺ「わかった、そういう君の為の薬膳、、作ります。」

 

 

ガラガラっ

 

トントン

   シャッシャッ

        トロ〜リ

 

 

 

 

ぺ「はい、完成。豚肉と緑豆もやしの炒め物 です、どうぞ。」

 

 

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新「おっ、美味そう、。頂きまーす。」

 

パクッ

   パクパク

      パクパクパクッ

 

新「美味い、、あっさり塩味で、。」

 

ぺ「プツプツが出来て、汗をかいてる君に、解毒作用のある緑豆もやしを使って、体内の陰液を潤す豚肉、消化を良くするオクラで『清熱潤燥』の薬膳でございます。」

 

新「じゃ、これでプツプツも治るのかなぁー。」

ぺ「そう簡単には行かないわよ。揚げ物、スィーツ、刺激物を慎んで、キュウリや緑茶を取り入れなさい。」

新「はーい。」

 

 

 

 

豚肉と緑豆もやしの炒め物

材料(2人分)

豚肉こま切れ100g、緑豆もやし1袋、オクラ2本、塩、ごま油、水溶き片栗粉100cc

下味: 紹興酒大さじ1、醤油大さじ1/2、摩り下ろし生姜5g

 

 

 

 

作り方

  1. 豚肉に下味をつけておく。
  2. もやしは洗い、オクラは斜め切りにする。
  3. フライパンを温め、ごま油を入れて豚肉を炒め、取り出しておく。
  4. 3のフライパンにごま油を少し足して、もやし、オクラを炒める。
  5. 4に豚肉を戻し、塩で味を整え、水溶き片栗粉でとろみをつける。

 

 

 

 

 

豚肉  滋陰類

[性味/帰経 ]  平、甘、鹹/ 脾、胃、腎

[働き]⑴滋陰潤燥 熱病による消渇、空咳、便秘、乳汁分泌不足、病気の回復

 

緑豆もやし(緑豆)  清熱解毒

[性味/帰経 ]  涼、甘/ 心、胃

[働き]⑴清熱解毒 各種瘡瘍腫毒、食中毒、薬物中毒

         ⑵清暑利水 煩渇、水腫、消渇

 

秋葵(オクラ) 消食類

[性味/帰経 ]  涼、辛、苦/肺、肝、胃

[働き]⑴疲労、食少、食欲不振

    ⑵虚性便秘、腹脹

 

 

 

 

仙人問答

 

 

ぺ「もう、新人君ったら、私を何だと思ってるのかしら?」

仙「良いではないか、相手の症状を見て、それに合った薬膳を作る、、これは良い修行になるぞ。」

ぺ「そうですけど、、なんか単なるお食事係にされてる気がする、、。」

仙「大袈裟な奴よのう、たかが1回ぐらいで、、。」

ぺ「1回じゃないですよ、もう何回も作ってます。」

仙「情けは人の為ならず、、じゃ。」

ぺ「そう、、かしら、、。」

 

仙「新人君の様に良く汗をかく人は、清熱類の食薬が必要じゃ。ニキビや吹き出物が多い人は、トマトやキュウリ、セロリ、もやし、豆腐、リンゴ、緑茶などを日常にとり入れる事が大切じゃな。」

ぺ「よし!大正解、、。新人君にキュウリと緑茶を薦めておきました。」

仙「ふむ、それなら取り入れ易いじゃろ。」

 

ぺ「やはり薬膳も年齢や体質によって、変わってきますね。」

仙「そうじゃな、今日の薬膳は豚肉も使った様じゃから、『腎陰虚』の人にも良い薬膳じゃ。」

ぺ「はい。」

仙「糖尿病や更年期障害から来る腎陰虚にも良いのでな、、」

ぺ「はい、里の方で、そんな症状がありそうな人には、この薬膳を薦めて見ます。」

 

仙「さて、、秋の行楽シーズン近し、、山にもまた人々がやって来るかのう、。」

 

ヒューン

 

 

暑さが残る、初秋の薬膳スープ

 

   温めて良し、冷まして良し

 

 

そよそよ〜〜

   そよ〜〜

 

ぺ「あぁ、もうすっかり蝉の声も聞こえなくなってしまった、。朝晩の風は涼しく、空は高く、、。」

 

ふっ

 

 

ツクツクボーシ

    ツクツクボーシ

 

仙「ツクツクボーシはまだ鳴いておるぞ、、。」

 

シラっ

ぺ「あぁ、、、、木の葉が一枚、風に散ってゆく、、。」

仙「ウハハハハ、、物悲しい秋に浸りたいのじゃな、。」

 

ハッ

ぺ「そうだ、そうでした、、悲しみは、肺の七情、、ダメダメ、悲しんだら肺を傷めちゃう。」

 

仙「秋と言っても、空気は乾いてくるがまだまだ暑さも残っておるからのう、、これを、、。」

ぺ「温燥、、と言います。」

仙「その通り、秋は温燥と涼燥があるので、暑さが残っておる時期と、涼しくなってくる時期で上手に食薬を使い分けて行くのじゃ。」

ぺ「はい、では復習も兼ねて、秋にオススメの食薬のページをご覧ください。」

 

 

*秋の食薬はこちら

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

ぺ「ま、ざっと思い出すと、、秋は肺の活動が盛んになって、その肺に帰経するのは白い食薬、辛味の食薬で、、でも辛味は取り過ぎると肺を乾燥させてしまうので、取り過ぎない様に注意、、みたいな事でしたよね。」

仙「かなりざっとじゃが、、そんなカンジじゃ。」

 

ぺ「で、今日は何を作りましょうか?」

仙「まだ暑さが残っておるから、清熱の食薬と、陰液を生み出す滋陰の食薬を使って、温めても、冷ましても美味しいスープじゃ。」

ぺ「わ、良いですね、。」

 

仙「先ずはトマトを湯むきする、、しかし皮は捨てるでないぞ。」

ぺ「はい、十字に切り込みを入れて、さっと湯通しして、、。」 

 

ツルン 

 

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仙「ようし、あとは簡単に、塩麹と水でトマトを煮て、さっと溶き卵を流し入れ、、。」

 

コトコト

   くるくる 

 

 仙「バジルを飾って、オリーブオイルをかければリコピン一緒にthrow in ♪ じゃ。」

 

サッ

 

仙「ほい、トマトと卵のスープ バジル添え 。」

 

 

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ぺ「わー、美味しそう、、簡単だから、独身の方でも作り易いですね。」

仙「そうじゃ、1人分でも あっと言う間に作れてしまう。」

 

ズズズッ

   パクッ

 

ぺ「んー、美味しい、、トマトの酸味が程よいです、。」

 

ズズッ

   パクパク

 

仙「おぉ、、バジルの香りも良いのう、。」

 

 

 

 

トマトと卵のスープ バジル添え

材料(2人分)

水300cc、トマト(小)2個、卵1個、塩麹小さじ1.5、バジル(ドライバジルでも良い)、オリーブ油

 

 

 

作り方

  1. トマトはヘタを取り、十字に切れ目を入れて、沸騰した湯にくぐらせ湯むきする。
  2. 剥いた皮は刻んでおく。
  3. 鍋に、水、塩麹、トマトの皮を入れて火にかける。
  4. 沸騰したらトマトを入れ、蓋をして1分程、弱火で煮る。
  5. 蓋を取り、火を強くし、煮立ったら溶き卵を入れて混ぜ、火を止め蓋をして蒸らす。
  6. 器に盛り、バジルを添え、オリーブ油を垂らす。

 

 

トマト         清熱瀉火類

[性味/帰経 ]  微寒、甘/ 肝、脾、胃

[働き]⑴生津止渇 熱病による煩渇

       ⑵健胃消食 食欲不振、消化不良

 

玉子   滋陰類

[性味/帰経 ] 平、甘/ 肺、心、脾、肝、腎

[働き]⑴滋陰潤燥 空咳、口渇

 ⑵清咽開音 目赤、声嗄れ、発声困難、のどの痛み

⑶養血安胎 不眠、多夢、めまい、精神不安、胎動不安

 

バジル

[性味/帰経 ]  温、辛/肺、脾、胃、大腸

[働き]⑴気や血の滞り

    ⑵消化不良、お腹のはり、胃痛、頭痛

 

 

 

 

仙人問答

 

 

 仙「清熱効果のあるトマトと、滋陰効果のある玉子の組み合わせは大変良い組み合わせで、薬膳では良く使われるんじゃ。」

ぺ「あ、そう言えば以前もトマトと玉子でココットを作りましたよね。」

仙「ふむ、そうじゃったのう。トマトと玉子の組み合わせはもちろん真夏でも良いのじゃが、今日は温性のバジル、麹と一緒に使って、温めても、冷ましても美味しいスープにしてあるので、その日の気温に合わせて頂けるのじゃ。」

ぺ「なるほど、暑い日はさっと冷まして、、ちょっと涼しい日はほっこり温めて、、。」

仙「燥燥、、そうそう、、、ウハハハハ〜。」

 

 

 

*トマトとアスパラガスのココット はこちら

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

 

 

毎日飲もう、枸杞子酢

 

  血流を良くし、眼精疲労にも良い枸杞子酢

 

 

 

タッタタッタ

 

ぺ「よいしょッと。」

仙「なんじゃ、ぺんたん、、。瓶を持ち出して、、何か漬けるのか?」

ぺ「はい、酢ですよ、酢、飲む酢、サワー。」

 

仙「ふむ、このところは梅酢を飲んでおるようじゃが、。」

ぺ「はい、赤紫蘇酢はもう飲んでしまって、今は黒糖梅酢を毎日飲んでますよ。でも、梅酢が無くなったら、、ね、、困るから、、。」

 

仙「そうか、そうじゃのう、もう梅は終わりじゃから、、今度は、、枸杞子じゃな。」

ぺ「あ、やっぱり、、私もそう思って、、。」

仙「まあ、枸杞子は1年中いつでも良いのでな、旬の物がない時は、これに限る。」

ぺ「はい、枸杞子は直ぐに漬かるので便利ですし、。」

 

仙「枸杞子は、肝に働くので眼精疲労にも良いし、何と言っても腎、肺に帰経するので足腰の疼痛や慢性の咳にも良い。肺の活動が盛んになるこれからの季節に持って来いじゃ。」

ぺ「はい、ばっちゃん1に飲ませたら、便通にも効いたし、。」

仙「ふむ、それは酢の力もあるぞ、酸味は収斂作用があるのでな、筋力が衰えた老人の臓腑を引き締めて、便通を良くする。失禁にも良いから、咳やくしゃみをした時に尿が〜という人は毎日飲むとよいのう。」

ぺ「枸杞子と酢は良い組み合わせですね。」

仙「もちろんじゃ、酢に漬ける事によって、枸杞子の潤す力はグー〜んとアップされるからな。」

ぺ「ウフッ、潤いアップでお肌もスベスベ〜〜。」

 

トクトク 

   トクトク

 

混ぜ混ぜ

 

 

ぺ「はい、飲む枸杞子酢  浸けました。」

 

 

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仙「ようし、そのまま1週間程置いておけば出来上がりじゃ。」

ぺ「これは、濾さなくても良いんですよね?」

仙「ふむ、浸けたままでもオッケー、取り出して食べてもオッケーじゃ。」

ぺ「毎日飲もうっと、、。」

 

 

 

飲む枸杞子酢

材料

酢500cc、枸杞子50g、蜂蜜150cc

(酢: 枸杞子: 蜂蜜= 10: 1: 3 ) この割合でお好きなだけ

 

 

 

作り方

  1. 熱湯消毒した瓶に材料を全て入れて良く混ぜる。
  2. 冷暗所で1週間おく。
  3. 毎日、枸杞子酢10ml+水90mlで飲む。
  4. 枸杞子は浸けたままで構わない。又、酢の物、ヨーグルト等に入れて食べても良い。

 

 

 

枸杞子  滋陰類

[性味/帰経 ]  平、甘/肝、腎、肺

[働き]⑴滋補肝腎 足腰疼痛無力、遺精、めまい、頭のふらつき

    ⑵益精明目 白髪、視力減退、眼精疲労、風に当たると涙が出る。

    ⑶潤肺止咳 肺腎陰虚の慢性咳、喘息

 

  活血化瘀類(かっけつかおるい)

[性味/帰経 ]  温、酸、苦/肝、胃

[働き]⑴活血散瘀 瘀血性出血

    ⑵消食化積 食欲不振、消化不良

    ⑶解毒殺虫 食中毒、寄生虫

 

蜂蜜  補気

[性味/帰経 ] 平、甘/ 脾、肺、大腸

[働き]⑴補中緩急 脾胃虚弱の疲労、食少、胃痛、腹痛

    ⑵潤肺止咳 肺気虚の咳、空咳、息切れ、皮膚の乾燥

    ⑶潤腸通便 虚弱者、腸燥便秘

         ⑷解毒      トリカブトの中毒

 

 

*枸杞子醤油&酢はこちら

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

仙人問答

 

ぺ「枸杞子ポン酢も便利でいつも使ってますが、この蜂蜜入り枸杞子酢も、色々使えそうですね。」

仙「そうじゃ、酢の物やドレッシングにも使えるのう。」

ぺ「この酢に浸けた枸杞子をヨーグルトに入れて食べても美味しいし、、酢の物に飾ればオシャレだし、。」

仙「アレンジの幅が広がる枸杞子酢じゃ。」

 

ぺ「はい、血流も良くなるから関節痛にも良いし、眼精疲労にも良いから、PC&スマホ疲れにもバッチリ!」

仙「わしの視界もバッチリ!じゃ。」

ぺ「仙人の視界??全く、、何を見てるんだか、、。」

仙「なんじゃ?」

ぺ「いえ、別に、、。」(トッコちゃんの日記、読んだからねー)

 

 

 

 

月刊仙人life 8月号 2017

 

   一喜一憂の 8月

 

 

皆様こんにちは、ぺんたんです。

 

お盆休みも家にこもってひたすら仕事をしておりました。

毎年恒例の事なのでさほど気にもなりませんが、

あちこちから聞こえて来る花火の音に耳を傾けながら、、

家中を走り回るヤモリに驚かされながら、、

次から次へと起こってくる様々な問題に振り回されながら、、

一喜一憂・・・

陰陽入り乱れての8月、、を振り返って、。

 

 

 

 

スポットライト

 

 

ジャーン!

スポットライトを浴びて主役登場、、。

そう、私の人生の主役は私。

仙人と言う師匠に導かれ、五行レンジャーに助けられながら、邪気と戦う勇者ぺんたん!

憎っくき邪気を打ちのめす、、、

いえいえ邪気と戦わなくて良いように、ひたすら防御策を講じているのです。

強勢な邪気と強壮な正気が戦う、これを中医学では実証と言い、この戦いはそれはそれは激しいものとなります。戦いは1度始まってしまったら止める事が出来ませんからね。戦わなくて良いように予防する、これが真の薬膳の道、と言う訳です。

 

でも、ちょっと待って、。スポットライトから外れて脇役にまわってみる。

主役は邪気。

甘い汁を吸い尽くすため、あの手この手と策を講じ、必死に美味しい獲物を追い続けてきた。そしてやっと、遂に、今まさにその時!と思ったところへ邪魔が入る。ぺんたんとその師匠率いる五行レンジャー。

「なんて奴!人の計画を台無しにする、許せない奴、、そう言えばあの時も邪魔された。田んぼのババに騙されておびき寄せられ、、仲間は、風寒邪気はやられてしまった。えーい、憎っくきぺんたんめ、積年の恨み晴らしてくれようぞ‼︎」

これが、私、、脇役の私。

 

なんて言うんでしょうね、最近思うのは、一方向からしか物事を見れない人って、危険な気がするのですよ。自分は常に正義だと思っている、、そして敵は敵でしかない。

そんな人間にならない為にも、物事をいつも同じ方向からばかり見ていては、ダメだなぁ、と思っちゃいます。ひとつの方向からしか物事を見る事が出来ないと、誰かの気持ちや状況をおもんぱかる事は出来ないから、マルチアングルで、あっちからも、こっちからも、グルグルと角度を変えて、距離も変えて「あれ、こんな風にも見えるのねー。」とか「ややッ、こんなところにこんな物が潜んでいたとは、。」などの発見を楽しみたいものです。

 

そうして、自分の人生とはいえ、主役でいるのが辛くなった時、主役でいる事に疲れた時には、さっさとスポットライトから外れ、脇役に、いえ脇役どころかその他大勢に、、烏合の集に、紛れ混んでしまえば、超楽ちん、、ひと息ひと息、、。

 

 

 

題名をつけるとすれば無題だが 名札をつければ渡辺のわたし

 

 

と言う事で、今月はちょっと視点を変えて、トッコちゃん目線で、、。

 

 

 

 

 

トッコの夏休み日記

 

 

【 7月20日  木よう日】

 

きょうで、がっこうがおわりました。

おうちにかえったら、おかあさんが、いまがわさんのおうちにパンケーキをもって行くといったので、いっしょに行きました。

いまがわさんのいえについたら、たくさんの人がいて、でんわもいっぱいかかってきて、おじさんはいそがしそうでした。

いまがわさんのおじさんは、まえは、まりであそんでくれたけど、きょうはだめでした。

つまらないので、セナちゃんのいえに行くことにしました。

おそとに出たら、そらがとてもきれいなので、みていたら、いまがわさんのいえのやねの上を、とうもろこしのヒゲがとんで行きました。

 

 

 

【8月13日  日よう日】

 

おかあさんが、きょうは、しんだおばあちゃんがかえってくる日だといいました。

それで、おばあちゃんがかえってくるときにつかう、うまをナスで作りました。

ナスにわりばしをさして、作りました。

そうしたら、にゃおーんというなきごえがきこえ、くろねこやまとがやってきました。

おにもつをもらいにおかあさんといっしょに、おみせに行きました。

くろねこやまとの人がドアをあけたら、おばあちゃんがおりてきました。

「これが1ばん、早くて、べんり。」とおばあちゃんはいって、いえにはいって行きました。

おばあちゃんは、おぶつだんにおいてあった白ナスをみつけて、「わたしはナスが大きらいなんだよ。」といって、白ナスをぽーんとおそらになげました。

白ナスはクルクルっとまわって、きえてしまいました。

 

 

 

【8月27日 日よう日 】

 

きょうは、さとのおまつりに行きました。

そこで、みやざわけんじのせいたんさいがありました。

「ちゅうもんのおおいりょうり店」で食べられそうになって、「ぎんがてつどう」にものりました。

ひろばであつまって、みんなで「星めぐりのうた」をうたいました。

わたしは、このうたはしらなかったけど、おもしろいうたなので、すぐにおぼえました。

「あかい目だまのさそり、ひろげたわしのつばさ、あおい目だまの小いぬ、ひかりのヘビのとぐろ、オリオンはたかくうたい、つゆとしもとをおとす。」といううたです。

このうたをうたったら、ほんとうにヘビのとぐろのようにおそらがひかって、雨がふりだしました。

お父さんとおかあさんとわたしの3人で、はしっておうちヘかえりました。

そうしたら、わしのつばさが、わたしとおかあさんの上にきて、雨からまもってくれました。

 

 

       ・・・   ・・・  ・・・

 

 

 

自然界便り 

 

 

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シルクツリーの花が咲きました。

右下に見えるのが蕾です。この蕾がパッと開いて、こんなに鮮やかに咲くのです。

 

 

 

 

 

 編集後記

 

雨が少なく、作物の育ちはいまひとつ、、ゴーヤも昨年程は実らず、で、ガッカリだった8月。

そうかと思えば雨ばかりの地域もあったようで、、バランスの悪い8月でした。

陰陽入り乱れての私の8月も、まだまだ先が見えず、、9月になったら、何とか落ち着いて〜〜と願うばかりです。

こんな時は何か歌でも読みましょう、、と、

ご紹介した歌は私の好きな歌人斉藤斎藤さんの《渡辺のわたし》です。

「斉藤さんだぞッ!」の方ではありません(笑)

 

今月も訪れて下さった皆様、コメント、ブクマ、スターを下さった皆様、読者になって下さった皆様、本当にありがとうございます。

 

夏休みも今日で終わり、、

大人の私達も新学期のつもりで、「芸術の秋」「スポーツの秋」「食欲の秋」を迎える事としましょう。

8月の終わりは栄養たっぷり、鮎ご飯で

 

 さっぱり、新生姜と一緒に

 

 

    ヒューーン

ヒュルヒュルヒューン

     ピタッ

 

仙「お、今日も新技で着地、成功、。」

 

ぺ「あ、仙人、、お帰りなさい。」

仙「今日は、、ほれ、これじゃ。」

 

ピチピチ

    ピチッピチッ

 

ぺ「あ、鮎、、わー跳ねてる。」

仙「川で釣って来たのじゃ、清流を泳ぐ鮎を食べれば、心も洗われる気分じゃ。」

ぺ「んー、なんか良い香り〜〜。」

仙「ふむ、鮎は香魚とも言われておる。清流で育った鮎は良い香りがするのじゃ。 」

ぺ「やっぱ、塩焼き、、ですよね。」

仙「もちろん、そうじゃ、塩焼きに限る、、しかし、じゃ。」

ぺ「しかし、、」

仙「塩焼きにした鮎をご飯に入れて、鮎ご飯に、するのじゃ。この新生姜と一緒にのう。」

 

パッ

 

ぺ「鮎ご飯、、美味しそう、、。」

仙「まず、鮎を綺麗に洗って、、塩麹をしておくのじゃ。そうして、こんがり焼く。それを炊き上がったご飯に入れて蒸らすのじゃ、こんな風に。」

 

 

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 ぺ「わぁ、、ご飯に鮎が、、。」

 

仙「蒸らし終わったら、鮎の頭と骨を取り、身を軽くほぐして、新生姜と一緒混ぜるんじゃ。」

 

さっくり

 

ぺ「仙人、内臓も一緒に混ぜますか?」

仙「もちろんじゃ、鮎はこの内臓の苦味が美味いし、、それに、内臓には栄養がたっぷりじゃ。」

ぺ「そうなんだ、。」

仙「内臓にはビタミンAがたっぷり、、その上みんな大好きEPA&DHAもた〜〜っぷりなんじゃ。」

ぺ「美味しくて、栄養たっぷり、、。なんてステキなお魚。」

 

トントン

 

仙「仕上げに大葉をのせて

 

 パッパッ

 

 

 

仙「ほい完成、焼き鮎と新生姜のご飯 じゃ。」

 

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 ぺ「わ、美味しそう、。」

 

パクッ

 

ぺ「んーーーー、メチャ美味しいーー。」

仙「な、美味いじゃろう。」

 

ぺ「新生姜も入ってるので、臭みがないし、、程よい鮎の油、、。」

仙「ウハハハハー、これは美味くて、食べだしたら止まらんぞ、。」

ぺ「えー、ほんと、、食べ過ぎちゃいそう、、キケンーー。」

 

パクパク

  パクパク 

 

 

 

焼き鮎と新生姜のご飯

材料(2人分)

うるち米1合、鮎1尾、新生姜5g、昆布5g、塩麹、水、大葉2枚

 

 

 

作り方

  1. お米を研いで、昆布を入れ水加減をして30分おく。
  2. 鮎はぬめりを取り、洗って水気を拭き取り、塩麹をして30分おく。
  3. 1のお米の昆布を取り出し、炊く。
  4. 鮎を焼く。
  5. 新生姜、大葉はせん切りにする。
  6. ご飯が炊き上がったら、焼いた鮎を入れて蒸らす。
  7. 10分ほどおいて、蓋を開け、鮎の頭と骨を取り、身をほぐし、新生姜を加えてざっくり混ぜる。
  8. 器に盛り、大葉を添える。

 

 

 

 

うるち米  補気

[性味/帰経 ]  平、甘/ 脾、胃

[働き]⑴補中益気・健脾和胃 脾気虚の疲れ、食欲不振、むくみ、下痢

    ⑵除煩止渇      精神不安、イライラ、口渇

 

[性味/帰経 ]  温、甘/ 脾、胃

[働き]⑴水分不足、むくみ、母乳不足、ほてり

    ⑵消化促進、

 

生姜  辛温解表類

[性味/帰経 ]  微温、辛/肺、脾

[働き]⑴発汗解表     風寒表証の悪寒、無汗、身体の痛み

⑵温胃止嘔     胃の冷え・痛み、嘔吐、食欲不振

⑶温肺止咳     咳、白痰、喘息

⑷解毒     魚・蟹中毒の時に喉、舌の痺れを取る

 

 

 

 

仙人問答

 

 

ぺ「美味し過ぎ、、鮎ご飯、、。」

仙「ウハハハハー、鮎はむくみの解消にも良いしな、その上、動脈硬化心筋梗塞などの生活習慣病にも良いぞ。」

ぺ「こんな小さな魚なのに、、なんてお利口さん、。」

仙「免疫力を高め、ガン予防にも良い。」

 

ぺ「これで、夏バテにもならず、秋へと向かえますね。」

仙「ふむ、実りの秋、食欲の秋、、じゃ。」

ぺ「太らないように、気をつけよッ。」

 

 

フラフラくたくた補気ッチャえ! イライラうつうつ理気ッチャえ!