薬膳でセルフケア めざせ!仙人life

中医薬膳学に基づき、薬食同源、医食同源で仙人のような健康長寿を目指します。

肌の乾燥、貧血に良い薬膳スープ

 

   血・陰を補って精神を安定

    〜5月病予防 その2〜

 

 

そよそよ

  そよそよそよ~~

 

ぺ「う~~ん、気持ちの良い風、、」

 

ワン

 

ぺ「犬よ、すっかり元気になったわね、、さすがあきっと獣医さんだわ。」

 

ワン

 

 

ふらふら

  ふらふらふら~~

 

ぺ「ん?何あれ、、ゴールデンウィーク前の心躍るこの時期に、、覇気のない、。」

 

タカタカ

 

  ぽん!

 

ぺ「いよっ、松江くん、。」

松「あ、ぺんたんさん、、。」ヨロッ

ぺ「もうーッ、2年目なんだから、しっかりしなさいよー。」

松「そうなんですけど、、2年目だから大変なんですよ。」クタッ

ぺ「どうして?」

松「どうしてって、、自分の仕事は増えるし、、でも、新人に仕事教えなきゃいけないし、、。」

ぺ「ふうん、、そうなんだ。」

松「人に仕事教えてるとね、、自分の仕事がさっぱりはかどらないんですよ。」

ぺ「そっか、、。」

松「はぁ、、めまいはするし、眠れないし、、どうにか1年目を乗り切ったのに、2年目にして5月病になりそうですよ、、。」

 

ピカン!

 

ぺ「あ、任せて、、、5月病予防薬膳、作ってあげる!」

松「え、、う、嬉しい、。」ウルウル

ぺ「ふん、大袈裟ね~~。えーっと、5月病予防の、、ピッチピチでピッカピカの生シラスが、、、」

松「な、な、生シラスっ、、。」ゴクン

 

ぺ「・・・無いわ、、。」

松「え⁉️」

ぺ「あはは、、ごめんねー松江くん。仙人と二人でぜ〜〜んぶ食べちゃったから、。」

松「そ、、そんな、、。」

 

ぺ「大丈夫、、きっと今頃仙人が海で何か獲ってると思うから、仕事が終わったら寄合所へ来て、作って持って行くから。」

松「はい、ありがとうございます。では、。」

 

 

~~  ♪ ♪  ~~

 

ぺ「という訳です、仙人、、。」

仙「よし、ではこれじゃ、。」

 

ドバッ

ぺ「イカ、ですね。」

仙「ふらふらしておる松江くんには血を補ってやる事が必要じゃ。」

ぺ「はい、」

 

仙「それに、トマトと小松菜をあわせ、津液、陰液を潤し、精神を安定させる、。」

ぺ「はい。」

 

トントン

  トントン

 

シュッシュ

  シャッシャ

 

コトコト

  コトコト

 

ぺ「はい、出来ました。イカとトマトのスープ です。」

 

 

[f:id:hatenablog:20170217161727j:plain:title=:alt=]

肌の乾燥・貧血に良い イカとトマトの薬膳スープ

 

 

 

仙「おぉ、美味そうじゃ。」

ぺ「はい、では早速持って行きますね。」

 

ピッ

 ブルブル レッドブル

       ブッブーーー

 

 

 

 

 

イカとトマトのスープ

材料(2人分)

イカ1/2杯、トマト1個、小松菜1束、玉ねぎ1/4個

生姜5g、にんにく1片、塩、胡椒、オリーブ油、水300cc 

下味: 紹興酒大さじ1/2、塩

 

 

作り方

  1. イカは内臓を取って綺麗に洗い、胴体は1㎝幅の輪切りに、足は3㎝に切り、下味をつけておく。
  2. 生姜、にんにくはみじん切り、玉ねぎは薄切り、小松菜は3㎝の長さに、トマトは角切りにする。
  3. 鍋にオリーブ油を入れて火にかけ、イカを炒めて取り出しておく。
  4. 3の鍋にオリーブ油を足し、にんにく、生姜を入れて炒め、玉ねぎを入れて塩ひとつまみ入れ、炒める。
  5. 4に小松菜を入れて炒め、トマトを加え、水を入れて蓋をして煮る。
  6. 沸騰したら弱火にし、塩胡椒して、5、6分煮る。
  7. 6にイカを戻し入れ、蓋をして煮立ったら火を止め、蒸らす。

 

 

烏賊(イカ  養血類

[性味/帰経 ]  平、鹹/肝、腎

[働き]⑴養血滋陰 貧血、血虚閉経、出血、帯下

 

トマト         清熱瀉火類

[性味/帰経 ]  微寒、甘/ 肝、脾、胃

[働き]⑴生津止渇 熱病による煩渇

       ⑵健胃消食 食欲不振、消化不良

 

小松菜  滋陰類

[性味/帰経 ]  温、辛、甘/肺、肝、胃、大腸

[働き]⑴養陰潤燥 腸燥便秘

    ⑵利肺止咳 風寒の咳、肺虚の喘息、咳

 

玉葱  理気

[性味/帰経 ]  温、辛、甘/脾、胃、肺、心

[働き]⑴健脾理気 食欲不振、下痢

    ⑵和胃消食 げっぷ、吐き気、胃もたれ

    ⑶発表通陽 発熱、悪寒

 

 

 

仙人問答

 

 

ズズっ

  ズズズッ

 

仙「ふむ、良い味じゃ。トマトの酸味が効いておる。」

ぺ「はい、松江くんもそう言って、完食してました。」

 

仙「やはり、この時期は肝血、肝陰を補う事が肝心じゃからのう。」

ぺ「肝血を補うから貧血に良いのですね。」

仙「そうじゃ。陰液を補うのでお肌の乾燥にも良い。空気も乾燥しておるからのう、。」

ぺ「そうですねー。で、肝・腎が潤えば、心ファイヤーが燃え盛る事もなく、精神の安定に繋がるんでしたよね。」

仙「ふむ、春分以降、陽気もどんどん盛んになってきておる。調子に乗って肝ウーッドが昇り過ぎぬよう、気をつけねばな。」

ぺ「はい、だから陰の食薬で肝ウーッドを落ち着かせ、陰陽のバランスを整える。」

仙「その通り、これは血虚体質の人にも陰虚体質の人にも良い薬膳じゃな。特に今日の薬膳は肝血虚、心血虚に良い。」

 

ぺ「トマトも美味しくなってきたし、、赤い色は心に帰経する、。」

仙「そして青い小松菜は肝に帰経する、。春にぴったりの薬膳スープじゃ。」

ぺ「はい。」

仙「更に、このスープにご飯を入れてリゾット風にしても美味いのじゃ。」

ぺ「なるほど、、ご飯を入れれば『気』も補っちゃいますね。」

仙「ふむ。これで、松江くんも元気いっぱい、ゴールデンウィークに突入できるじゃろう、ウハハハハ〜」

 

 

 

生しらすで気・血を補うカルパッチョ

 

 

  食欲不振にも、精神安定にも。

    〜5月病予防 その1〜

 

 

ザザザッ

  ザザッ  ザッブ~~ン

 

シュッパー〜ン

 

ピチピチ

  ピチピチ

 

仙「ウホホッ、大漁大漁。」

 

 

ヒュヒューーン

 

仙「ぺんたんよ、今帰った。」

ぺ「仙人、、お帰りなさい。」

仙「ぺんたんよ、大漁じゃ、大漁、、。」

ぺ「え?、、ま、又、、ですか、、。」

仙「ウハハ、今日は昆布でもヒジキでもモズクでもワカメでもないぞ。これじゃ。」

 

ドバドバッ

 

ピチピチ

      ピッチピチ

 

ぺ「わ、シラス、、えーーすごーいい、、仙人、、これは、凄いです。」

仙「どうじゃ、、この時期だけのお楽しみ、、生シラスじゃ。」

 

ピカピカ

   ピチピチ

 

ぺ「わぁ、、ピッチピチで、ピッカピカで、、。」

仙「ウハハハハ~~、イキがいいじゃろう、。」

ぺ「はい、すっごく、、。」

 

パチッ

ぺ「あ、今、シラスと目が合っちゃった、、。」

仙「ウハハハハ、そうか、では紹介してやろう、、。こっちのな、、ひときわ元気の良いのがジロウ君じゃ。そしてその隣がマサコちゃん。」

ぺ「ふんふん、こっちがジロウ君で、、で、この子がマサコちゃん、ですねー、カワユイ♡

 

ピチピチ

 

仙「よし、では今日はこの生シラスを使って薬膳じゃ。」

ぺ「わ、やっぱり食べちゃうんですね。」

仙「そうじゃ、気温も上がってきたのでのう、ちょっとさっぱりした物が食べたい頃じゃ。」

 

ぺ「はい、、ではお刺身で、、。」

仙「いやいや、この上品な生シラスに、刺身醤油などは以ての外、、。」

 

ぺ「あ、はい、ではさっぱりと大根おろしで、、。」

仙「何を言うか、、シラスは気を補う食薬じゃ、大根おろしと一緒に食しては、気を下してしまうじゃろうが、、。」

 

ぺ「あ、、そうでした、。では、、どうしたら、、?」

仙「ここはパパッとカルパッチョじゃ。」

ぺ「はい!」

 

トントン

   トントン

 

シュッシュ

  クルクル

 

 

仙「完成、生シラスとトマトのカルパッチョ じゃ。」

 

 

[f:id:hatenablog:20170217161727j:plain:title=:alt=]

食欲不振・精神安定に良い 生シラスとトマトのカルパッチョ

 

 

 

ぺ「見た目も綺麗に仕上がりましたー。」

仙「ドレッシングはさっぱりレモン味じゃ。」

ぺ「はい、では、頂きまーす。」

 

パクッ

ぺ「あ、甘~~い、生シラス、メチャ甘いですー。」

 

仙「そうか、よしではわしも、、ジロウ君を、、」

パクッ

仙「おぉ、確かに、これはウマイ!」

 

ぺ「あーー、仙人、ジロウ君食べちゃったー、狙ってたのにぃ、、、では私はマサコちゃんを、、。」

パクッ

ぺ「あーー美味しい、、。」

 

仙「ウハハ残念じゃったのうぺんたんよ、それはマサコちゃんではない、こっちがマサコちゃんじゃ、、よしわしが、、。」

パクッ

 

ぺ「えーーっ、ジロウ君もマサコちゃんも、両方食べちゃうなんて、、仙人、ずる~~い‼️」

仙「ウハハハハ~~」

 

 

 

生しらすとトマトのカルパッチョ

材料(2人分)

生しらす40g、トマト1/2個、新玉ねぎ1/4個、レモンスライス2枚、パセリ、

ドレッシング:オリーブ油大さじ1、レモン果汁、黒胡椒、ドライバジル

 

 

 

作り方

  1. 新玉ねぎ、トマト、レモンは薄切りにする。
  2. ドレッシングを混ぜ合わせる。
  3. 器に玉ねぎ、トマト、レモンスライス、しらすを盛り付け、パセリを添える。
  4. ドレッシングをかけて頂く。

 

 

しらす 補気

[性味/帰経 ] 温、甘/脾・肝・腎・心

[働き]⑴補益気血  気血虚弱、血行不良、目の疲れ、精神安定

 

玉葱  理気

[性味/帰経 ]  温、辛、甘/脾、胃、肺、心

[働き]⑴健脾理気 食欲不振、下痢

    ⑵和胃消食 げっぷ、吐き気、胃もたれ

    ⑶発表通陽 発熱、悪寒

 

トマト         清熱瀉火類

[性味/帰経 ]  微寒、甘/ 肝、脾、胃

[働き]⑴生津止渇 熱病による煩渇

       ⑵健胃消食 食欲不振、消化不良

 

檸檬(レモン)  収渋類

[性味/帰経 ] 平(涼)、酸、甘/脾、胃、肺

[働き]⑴生津止渇 口渇、消渇

    ⑵利肺潤喉 肺燥痰火、咳

    ⑶開胃消食 食欲不振、脘腹痞脹、下痢

    ⑷安胎   妊娠によるつわり、胎動不安

 

 

 

 

仙人問答

 

 

ぺ「仙人、旬の生シラス、、美味しかったですね。」

仙「ふむ、わしの体の中で、ジロウ君とマサコちゃんが大活躍しておる。元気いっぱい、気・血がみなぎっておるぞ。」

 

ぺ「シラスは気・血を補うし、、カルシウムも豊富で、。」

仙「気・血を補うシラス、それを巡らせ体を温める玉ねぎ、そして乾燥しやすいこの時期に津液を生み出すトマト、レモン、。どうじゃ、良い組み合わせじゃろう。」

ぺ「はい、そっか、血や津液、、つまりからだに必要な水分を補充するので精神安定にも良いのですね。」

仙「ふむ、どの食薬も脾にも働くので、食欲不振にも良いしのう。」

ぺ「なるほど、、最近『春バテ』なんて言葉を耳にしますから、そんな人にも良いですね。」

仙「そうじゃ、これを食べれば5月病にもかからぬ、。」

 

ぺ「あ、でも仙人、、『生シラスなんて手に入らないわ。』と言う方は、、。」

仙「おぉ、そんな時は釜揚げシラスでも構わぬ。」

ぺ「はい。」

 

仙「ようし、では、出かけてくる。」

 

ヒューン

 

 

 

気の巡りを良くして、気分も爽やか文旦酒

 

  皮は干してから使いましょ

 

 

  ケキョ

   ケキョ ケキョ

      ホーホケキョ

 

    トットコ 

       トット

タッタ

  タッタ

 

ぺ「犬よ、今日は良いお天気、お散歩日和だねー。」

 

ワン

 

 

ケーンケーン

 

ぺ「??あれは、、キジの鳴き声、、。」

 

フッ

ぺ「無視しよ、これでキジまで連れて歩いたら、、桃太郎みたいになっちゃう、、。」

 

 

ぺ「ふう、それにしても、ちょっと暑くなってきた、、。」

 

ワンワン

ぺ「犬よ、お前もか、、。よし、ちょっとひといき、、。」

 

 

ぎぃ〜

 

ぺ「マスター、こんにちは〜〜」

マスター「いらっしゃいませ、ぺんたんさん。お散歩、、ですか?」

ぺ「はい、でも、ちょっと暑くって、、。」

マスター「そうですね、今日は汗ばむ陽気ですね。」

ぺ「喉、、渇いちゃって、、。」

マスター「はい、今、冷たいものを、。」

ぺ「ありがとうございます。あ、マスター、外に犬を待たせてあるので、、あの犬にも、、。」

マスター「はい、わかりました。ワンちゃんの飲み物も用意致します。」

 

カシャカシャ

 

 

マスター「ぺんたんさん、実は丁度今、文旦酒が出来上がったところなんですが、、。」

ぺ「え?文旦酒、ですか、、。」

マスター「はい、如何ですか?」

ぺ「あ、はい、それはもう、是非、、。」

マスター「はい、では、。」

 

 

トクトク

  トクトク

 

マスター「さ、どうぞ、文旦酒 です。」

 

 

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気の巡りを良くする 文旦酒

 

 

 

ぺ「わ、綺麗な色、、それに良い香り〜〜。」

マスター「はい、柑橘系のお酒はどれも香りが良いです。」

ぺ「あ、そう言えば、この前飲んだキンカン酒もすっごく良い香りでした。」

 

ゴクッ

ぺ「ん〜〜、程よい苦味、、爽やかなお味、、美味しい〜〜。」

 

マスター「ありがとうございます。」

ぺ「マスター、これは普通に文旦をリカーに漬ければ良いですか?」

マスター「はい、でも、ひと手間、かけてあります。」

ぺ「ひと手間?」

 

マスター「はい、文旦の皮をむいて、表皮の部分だけで白いわたの部分は取り除くのですが、、その皮を陳皮を作るのと同じ様に、3、4日天日干しにするのです。」

ぺ「あ、なるほど、、効能が高まりますね。」

マスター「はい。それで、その皮が干し上がったら、あとは簡単、文旦の実を4つぐらいに切って、皮と一緒に瓶にいれ、ホワイトリカーを注ぐだけです。」

 

ぺ「はい、。あ、ではマスター、、文旦は2個あった方が良いですね。」

マスター「そうですね、1個めは皮だけ干して、実は普通に召し上がって。1個目の皮と2個めの実をリカーに漬けて、。」

ぺ「はい。」

 

マスター「それで、漬けた文旦酒は1週間ぐらいしたら、皮だけを取り出し、あとは2ヶ月ほどおいておきます。」

ぺ「皮の苦味が出過ぎない為に、、ですね。」

 

マスター「はい、それで、取り出した皮は刻んで、こうして、、蜂蜜で煮て、、。」

ぺ「これですか? 」

 

パク

ぺ「あー、美味しい、苦味が丁度良くって、、。」

マスター「はい、一度干してあるので、蜂蜜で煮ても、トロトロにはなりませんが、、美味しいでしょ?」

ぺ「はい、皮の苦味が良い具合にリカーに吸い取られてて、、とっても食べやすいです。」

 

マスター「文旦酒は香りも良いので、気分もスッキリします。食前酒にも、お休み前にも良いですよ。」

ぺ「文旦は理気類ですから、気の巡りを良くして、気鬱にも良いですね。」

マスター「ええ、本来は余り冷やして飲まない方が良いのですが、今日のような暑い日は、蜂蜜を少し入れて炭酸で割るのもおススメです。」

ぺ「あー、それも良いですねー、。さっぱりして、美味しそう、。」

 

 

 

文旦酒

材料

文旦1個(500g前後)、表皮を干したもの1個分、ホワイトリカー800ml

 

 

作り方

  1. 文旦1個の皮の白いワタの部分を取り、天日干しする(3、4日)。
  2. 文旦の皮を剥き、白いワタを取り、4つに切る。
  3. 熱湯消毒した瓶に、1の皮と、2の文旦をいれ、ホワイトリカーを注ぐ。
  4. 1週間たったら、皮は取り出しておく。
  5. 蓋をして2ヶ月程、冷暗所におく。
  6. 取り出した皮は、細切りにして蜂蜜で煮る。
  7. 1日、20〜30ml、ストレート、ロック、お湯割、又は炭酸割等で。お好みで蜂蜜を少し入れても良い。

 

 

 

文旦  理気

[性味/帰経 ]  寒、甘、酸/ 胃、肺

[働き]⑴健胃消食   食欲不振、消化不良

         ⑵止咳化痰  痰が多い、咳

         ⑶解酒    酒の飲み過ぎ

 

 

 

マスター「あ、そうそう、ぺんたんさん、いちご酒も完成しましたよ。」

 

ぽん

 

 

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紫外線対策にも良い イチゴ酒

 

 

 

ぺ「わぁ、綺麗な色、、。あ、ジャムもある。」

マスター「こちらはビタミンCたっぷりで、紫外線対策にもなりますから、。」

ぺ「今日のような日差しの強い日には良いですね。では、これもいただきます。」

 

グビっ

ぺ「ん〜〜、これも美味しい、、。」

 

グビグビグビ〜〜ッ

 

 

ヒック

  ヒック

ぺ「ん、なんか気持ち良くなって来た、良し、この美味しいイチゴ酒を犬にもあげちゃおうッ!」

 

 

 

 *「イチゴ酒&イチゴ酢」はこちら

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

ワンワン

  ワン・・

    ヒック ワ クワ

 

マスター「あぁ、ぺんたんさん、ダメですよ、犬にお酒なんか飲ませては、、。」

 

クン

 クォン ウォン 

      クゥ キュゥ

 

マスター「どうしましょうか、、犬の様子が、、。」

 

ヒック

ぺ「大丈夫、マスター、任せて、、。」

 

ぐいっ

ぺ「犬よ、行くよ。」

 

マスター「え、何処へですか?」

 

 

ニカッ

 

ぺ「ふふ、あのねマスター、私、すっごく素敵な獣医さん、知ってるんです。」

マスター「え、素敵な獣医さんを?」

 

ぺ「はい、西洋医学だけでなく、東洋医学、つまり中医学も取り入れて、鍼治療もしてもらえるんです。」

マスター「それは素晴らしい、。」

 

ぺ「それにね、とっても優しい方で、、薬膳講座で作った『春ウコンと陳皮の蒸しパン』も作って下さったんですよ。」

マスター「それは、ぺんたんさん、嬉しいですね。」

 

ぺ「はい、なので、ちょっとその獣医さんのところへ行ってきます。ハムテル〜〜チョビ〜〜、じゃなくて、あきっと獣医さん、しめじちゃん、今行きまーす。」

 

ワォン

 

 

 

*「あきっと獣医さん」のブログはこちら

 

blog.akittojuui.com

筍とアサリで痰・咳を改善

 

 粘り気のある黄痰にも良い薬膳

 

 

 

ザッザ ザッザ

   ガッサ  ガッサ

 

仙「今は今、働き者の仙人がおった。仙人は野山に混じりて、たけのこを掘っておった。」

 

ゴボっ

 

仙「すると、たけのこと一緒に、女の子が取れたので、その子にタケノコを茹でてもらう事にした。」

 

グツグツ 

  グツグツ

 

 

 

ザザザ〜っ

    ザッ ザザザッブー〜ン

 

仙「今は今、働き者の仙人がおった。仙人は海へ行ってみたが、適当な亀が見当たらなかったので、アサリを掘ってみた。」

 

シュッシュッ

 

仙「すると、アサリと一緒に、女の子が獲れたので、その子に、砂抜きをしてもらう事にした。」

 

じゃりじゃり

   じゃりじゃり

 

 

 

仙「今は今、仙人は山で採れたタケノコと、海で獲れたアサリで、美味しい薬膳ご飯を作る事にした。」

 

トントン 

  トントン

 

グツグツ 

 しゅぽっぽーッ

 

 

 

仙「ウホ、良いかおりじゃ、。たけのことアサリのご飯、、完成。」

 

 

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痰を改善する 筍とあさりのご飯

 

 

パクッ

  パクパク

 

仙「おぉ、これは美味い、やはり掘りたてのタケノコは柔らかくて美味いのう、、。」

 

 

パクッ

  パクパク

 

ぺ「ったく、、下ごしらえを全〜〜部、人にやらせておいて、、。ん〜〜でもアサリの出汁がきいて、美味しいー、。」

仙「そうじゃ、このアサリの出汁とたけのこ、ウマウマじゃ〜。」

 

パクパク

  パクパク

 

 

 

筍とあさりのご飯

材料(2人分)

うるち米1合、あさり(殻付き)130g、筍(茹で)40g、昆布2g、三つ葉

煮汁:生姜汁小さじ1/2、紹興酒大さじ1、醤油大さじ1/2、

 

 

 

作り方

  1. あさりは砂抜きし、塩水で洗う。昆布は細く切る。
  2. お米はといで、昆布を入れて水に浸けておく。
  3. 鍋に煮汁を入れて煮立たせ、あさりを入れ蓋をして、あさりの口が開いたら火を止め、煮汁とあさりを分けておく(あさりをむき身にしたい場合は身を取り出しておく)。
  4. 筍は短冊切りにする。
  5. お米に3の煮汁を入れて水加減し、筍を入れて炊く。
  6. 炊き上がったら、あさりを入れ、蓋をして蒸らす。
  7. 器に盛り、刻んだ三つ葉を散らす。

 

 

 

筍(たけのこ)  化痰

[性味/帰経 ]  寒、甘/ 胃、大腸

[働き]⑴清熱化痰 痰熱の咳、胃熱口渇、食積腹脹

         ⑵解毒透疹 麻疹、湿疹

         ⑶滑腸通便 便秘、小便不利 

 

浅蜊(あさり)  化痰

[性味/帰経 ]  寒、甘、鹹/ 肝、腎、脾、胃

[働き]⑴清熱化痰 黄痰、粘る痰、痰熱の咳

         ⑵潤燥止渇  喉の乾燥、煩熱、口渇、肺虚の咳

 

昆布  化痰

[性味/帰経 ]  寒、鹹/ 肝、胃、腎

[働き]⑴消痰軟堅 瘰癧(るいれき)、肝腫、脾腫、睾丸の腫大疼痛

         ⑵行水消腫 水腫、げっぷ、血便、脚気、浮腫

 

三葉(みつば)  辛温解表類

[性味/帰経 ]  温、辛/

[働き]⑴袪風止咳     かぜ、咳、喘息、膿痰、黄痰

    ⑵活血化瘀解毒     皮膚のかゆみ、怪我、瘡瘍腫毒、歯痛

 

 

 

 

仙人問答

 

 

仙「あー、美味かった。」

ぺ「はい、仙人、今日は化痰類の食薬を沢山使った薬膳でしたねー。」

仙「ふむ、そうじゃのう、たけのこ、あさり、昆布、全て化痰類じゃ。」

ぺ「化痰類という事は、当然、痰を改善する訳ですよね。」

仙「もちろんじゃ、咳にも良いし、、化痰類の食薬は粘り気のある黄色い痰にも良いぞ。」

 

ぺ「たけのこは良くワカメと一緒に「若竹煮」なんて作りますが、では、あのメニューも痰の改善に良いのですね。」

仙「そうじゃ、ワカメも化痰類、、ワカメとタケノコも大変良い組み合わせじゃな。」

ぺ「なるほど、、昔からある日本の家庭料理には、そのままで薬膳になる物が沢山あるんですね、、肉じゃが、もそうだし、、。」

 

仙「ふむ、今は昔、、。昔からの知恵というものは大切なものじゃな。」

ぺ「はい、良い物はちゃんと受け継がれて行くんですね。」

仙「そうじゃな、。」

ぺ「あーーでも、去年、仙人がタケノコを掘った時は確か、ピカーーンと光る物が出てきて、それでそれで、、私達、『米』に行ったんでしたよね。」

仙「おぉ、そうじゃったな。」

ぺ「あれからもう、1年、、はぁ、今は昔、、になりにけり、、。」

 

 

 

 

 

*「筍とえんどうの葛仕立て」はこちら

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

*「塩麹で肉じゃが」はこちら

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

*「化痰止咳平喘類」の食薬はこちら

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 

 

気血の巡りを良くして、目の充血にも良いウコン蒸しパン

 

   春ウコンと陳皮で気血を巡らせる

 

 

ガサゴソ

 ガサゴソ

 

仙「ウホッ、あるある、。」

ぺ「仙人、何してるんですかぁ?」

仙「お手紙を読んでおるのじゃ。」

ぺ「お手紙?」

仙「この前、薬膳講座が終わってからのう、講座室の入り口に「あなたの声が聞きたい♡」と書いた箱を置いておいたのじゃ。」

ぺ「え??そんな箱、ありましたっけ?」

 

仙「これはのう、講座に来てくださっている皆の声が聞こえてくる箱なんじゃ。」

ぺ「皆の声が聞こえる、、すごいっ、。」

仙「講座の皆が、『あー、私 、〇〇な薬膳が食べた〜い。』とか、「最近、〇〇な症状で悩んでるのよねー。』といった、心のつぶやきがこの箱に届くと言うわけじゃ。」

ぺ「それは、つまり、ツィートしなくても、思っただけでこの箱に届く、、」

仙「な、面白いじゃろ、、。」

ぺ「ええ、、まあ、、でも、、心のつぶやきが全部届いたら、、ちょっと嫌かも、、。」

仙「案ずるな、適当にランダムに、大量ではなく、少量、要するにわしの気分が向いたぶんだけ届くのじゃ。」

ぺ「それはまた、良い加減で、、、仙人らしいです。」

仙「よし、では、早速このお手紙を採用する、皆を呼べ!」

ぺ「あ、あ、はい。」

 

 

仙人の薬膳講座

     〜デザート編〜

 

 

仙「皆、よく集まってくれたのう。」

皆「はーい。」

 

ざわざわ

  ウキウキ 

 

仙「今日は、皆からのリクエストで、薬膳デザート、スィーツを作ることにする。」

 

ワイワイ

  きゃっきゃっ

 

 

新講習生「えー、、スゴイです、感激です! 私、前回初めて参加して、、薬膳にデザートもあるって聞いて、、作ってみたいなぁって思ってたんです。願いが、、通じたんですね。」

仙「ふむ、『念ずれば花ひらく』、、じゃ。」

ぺ「あ、この人の心の声だったのねー。」

 

仙「それでは、今日は、皆で蒸しパンを作るとしよう。」

皆「蒸しパン、、美味しそう〜〜。」

 

ぺ「はい、では春ウコンパウダーを使って作ります。」

新講習生「春ウコンだなんて、、薬膳ぽくって、、素敵 ♡」

 

ぺ「まず、陳皮と枸杞子を戻しておきます。」

 

ちゃぽ

 

ぺ「次に、小麦粉とベーキングパウダー、ウコンパウダーを一緒にふるいにかけます。」

 

サラサラ

 ふるふる

 

ぺ「はい、卵を溶いて、水を入れ、、あ、陳皮と枸杞子の戻し汁も一緒に使ってくださいねー。」

 

くるくる

 シュッシュ

 

ぺ「あとは、粉類と混ぜて、陳皮、枸杞子も混ぜて、、蒸し器で蒸します。」

 

ホワホワ

 フンワカ

 

ぺ「はい、完成、春ウコンと陳皮の蒸しパン です。」

 

 

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気血の巡りを良くする 春ウコンと陳皮の蒸しパン

 

 

皆「うわぁ、美味しそう〜〜。」

仙「鬱を解消し、眼精疲労や充血にも良い、春の薬膳スィーツじゃ。」

 

ぺ「どうぞ、召し上がれ。」

皆「頂きまーーす。」

 

ぱく

 パクパク 

 

皆「わぁ、、ほわほわふかふか、、あったか〜〜い。」

新講習生「はい、ふわふわで、、ウコンの味がします、、今までに食べたどの蒸しパンとも違って、、苦味と、甘みと、、」

皆「それに、陳皮の酸味、、。」

新「あ、そうです、それです。陳皮って、こんなに香りが良くて美味しいんですね。」

 

皆「そうなのよ、。私も初めは、たかがみかんの皮、、って思ってたんだけど、、」

皆「全然違うわよね、味も香りも、存在感も、。」

仙「そうじゃ、オレンジピールなどという甘いものを使わずとも、陳皮で十分美味しいお菓子づくりができるのじゃ。余分な糖分を取らんで済むぞ。」

新「わ、それは嬉しいです、。」

 

仙「陳皮は気の巡りを整える、春ウコンは血の巡りを整え、枸杞子と一緒に使えば、目の充血にも良いのじゃ。」

 

パクパク

皆「美味しい〜、簡単だからお家でも作ってみま〜す。」

 

 

 

春ウコンと陳皮の蒸しパン

材料

小麦粉200g、ベーキングパウダー8g、春ウコンパウダー小さじ1、

枸杞子10g、陳皮2g、

テン菜糖50g、塩1g、卵1個+水=190g

 

 

 

作り方

  1. 陳皮と枸杞子はそれぞれ水に浸けて戻す。陳皮は細かく切る。
  2. ボウルに卵と水(陳皮と枸杞子の戻し汁も使う)、甜菜糖、塩を入れて良く混ぜる。
  3. ベーキングパウダー、ウコンパウダー、小麦粉を合わせ、ふるいにかける。
  4. 2に3を2、3回に分けて入れ、さっくり混ぜ合わせ、陳皮と枸杞子を加える。
  5. 型に流し入れて、蒸気のあがった蒸し器で強火で20分蒸す。

 

 

 

*陳皮の作り方はこちら

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

 

欝金(うこん・春ウコン) 活血化瘀類(かっけつかおるい)

[性味/帰経 ]  寒、辛、苦/肝、心、胆

[働き]⑴涼血清心 熱盛の意識不明と各種出血、てんかん、肝熱の目赤、口苦

        ⑵活血止痛 血瘀内阻の胸腹の痛み、生理不順、生理痛

        ⑶行気解鬱 うつ状態、乳房の張る痛み

        ⑷利胆退黄 湿熱黄疸、肝胆結石

 

橘皮(きっぴ)陳皮、橘紅(きっこう) 理気

[性味/帰経 ]  温、辛、苦/脾、肺

[働き]⑴理気和中 脾胃気滞の腹脹満、嘔吐、食欲不振、下痢

         ⑵燥湿化痰 胸苦しい、咳、多痰、喘息

 

枸杞子  滋陰類

[性味/帰経 ]  平、甘/肝、腎、肺

[働き]⑴滋補肝腎 足腰疼痛無力、遺精、めまい、頭のふらつき

         ⑵益精明目 白髪、視力減退、眼精疲労、風に当たると涙が出る

         ⑶潤肺止咳 肺腎陰虚の慢性咳、喘息

 

小麦  清熱瀉火類(せいねつしゃかるい)

[性味/帰経 ]  涼、甘/ 心、脾、腎

[働き]⑴清熱除煩・養心安神 躁鬱、精神不安

   ⑵補益脾胃  消渇、食欲不振、下痢

 

 

 

*「眼精疲労だけじゃなく体も疲労してるわ」という方はこちら 

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

仙人問答

 

ぺ「仙人、、今日の心のつぶやき、、ナイスチョイス!でしたね。春ウコンと陳皮の蒸しパン、好評でしたよ。」

仙「ウホホッ、どうじゃ、『あなたの声が聞きたい♡』ボックス、名案じゃろう⁈」

ぺ「はい、なかなか良いかと、、。」

 

仙「大きな願いも大切じゃが、ささやかな小さな願いはもっと大切かもしれぬのう、。」

ぺ「そうですね、小さな願いの積み重ねが、人を幸せにしてるかも、、です。」

仙「ふむ、。」

 

ぺ「昨日ね、、ばっちゃん1の知り合いのおじさんに会いに行ったんです。『一人暮らしが不安になってきたから、老人ホームに転居しました。』って言うお手紙を頂いたので、、。」

仙「おぉ、そうなのか、、。」

 

ぺ「おじさん、小さな願い、、言ってましたよ。」

仙「なんと?」

 

ぺ「『食事は3食付いているし、カロリー計算も栄養管理もしっかりしている、、が、しかし、実に惨めだ。』と。」

仙「惨め、、何故じゃ?」

 

ぺ「おじさん、、『温かいご飯が、、食べたい。』って、。」

仙「『温かいご飯』、、か、。」

ぺ「はい、『温かいご飯』、、ただ、それだけ、、。」

 

ほわほわ〜

 

 

動脈硬化にも良いもずくで、かき揚げ

 

   水の代謝を良くする

 

 

シュパッーー

  シュパッーーー

 

仙「ウホホッ、今日も大漁じゃ。」

 

 

ヒュヒューーン

 

仙「ぺんたんよ、帰ったぞ、、土産じゃ土産、、。」

 

ドボドボッ

 

ぺ「お帰りなさい、、仙人、、。」

チラッ

ぺ「あーー、やっぱり、、。」

 

仙「やっぱり、とはなんじゃ。」

ぺ「だって、この時期に仙人が大漁〜って言う時は、大体ワカメとか昆布とか、、このモズクとか、、です。」

仙「もずくはヘルシーで良いぞ。」

ぺ「はい、酢の物にしたり、スープにしたり、、ん〜〜、でも、もう飽きてきましたよー。」

 

仙「ウハハ、レパートリーの少ない奴じゃのう。良し今日はこれでかき揚げじゃ。」

ぺ「え?もずくで、かき揚げ作れるんですか?」

仙「もちろんじゃ。癖がなくて食べやすいぞ。もずくは苦手〜という人でも大丈夫じゃ。」

 

ぺ「ふうん、、じゃ、とりあえず作ってみますか、。」

仙「任せておけ!」

 

トントン

   トントン

 

くるくる

 

     じゅわぁ〜~ッ

 

 

仙「ほい完成、もずくと桜エビのかき揚 じゃ。」

 

   

[f:id:hatenablog:20170217161727j:plain:title=:alt=]

動脈硬化・高血圧に良いもずくでかき揚

 

 

ぺ「あー、ほんと、もずくがかき揚げになってるー、、。どんな味?」

 

パクッ

  パクパク

 

ぺ「わっ、、全然癖がない、、。でも、もずくのヌルッと感は残ってる、。」

 

パクッ

仙「うん、美味い。玉ねぎの甘み、桜エビの香ばしさも良いのう。」

ぺ「はい、美味しい、、、。食べ過ぎてしまいそう、、。」

 

パクパク

  パクパク

 

 

 

生もずくのかき揚

材料(2人分)

生もずく50g、桜えび(干し海老)5g、玉ねぎ1/4個、にんじん1/4本、

小麦粉30~40g、塩、油

 

 

作り方

  1. 生もずくは洗って水を切り、適当な長さに切る。
  2. 玉ねぎは薄切り、にんじんはせん切りにする。
  3. ボウルにもずく、玉ねぎ、にんじん、桜えびを入れ混ぜ合わせる。
  4. 3に小麦粉を入れ全体を混ぜ、少しずつ水を注いで混ぜ合わせる。
  5. 油で揚げ、塩を添える。

 

 

もずく  化痰

[性味/帰経 ] 寒、鹹/ 腎

[働き] 水分代謝、痰

 

桜えび  助陽類

[性味/帰経 ]  温、甘、鹹/肝、腎、胃

[働き]⑴補腎壮陽 勃起不全、腰膝軟、骨痛、冷え

⑵温陽開胃 胃痛、食欲不振、痰

 

玉葱  理気

[性味/帰経 ]  温、辛、甘/脾、胃、肺、心

[働き]⑴健脾理気 食欲不振、下痢

    ⑵和胃消食 げっぷ、吐き気、胃もたれ

    ⑶発表通陽 発熱、悪寒

 

にんじん  養血類

[性味/帰経 ]  平(微温)、甘/肺、脾、胃、肝

[働き]⑴養血明目益肝 血虚による目の乾燥、かすみ、視力低下

         ⑵斂肺止咳 咳、咳痰

 

 

*「もずくを使った薬膳」はこちら

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

 

仙人問答

 

ぺ「仙人、もずくは、、高血圧とか動脈硬化とかに良いのですよね?。」

仙「ふむ、そう言われておるのう。水の代謝を良くし、痰飲、つまり汚いお水を排出するのでな。」

ぺ「はい、では今日の薬膳の組み合わせは、水の代謝を良くするもずくと、気の巡りを良くする玉ねぎと、。」

仙「体を温めるエビじゃ。」

ぺ「温めて、巡らせて、汚水を排出、。」

仙「その通り、痰湿体質の人に良い薬膳じゃ。」

ぺ「あ、そっか、、これも巡らせる薬膳、気と水を巡らせる。」

 

 

ピカーン

仙「お、浮かんだ、もずくで一句。」

ぺ「えー? 一句?」

 

仙「っともっと

           っと食べたい

                    わぁき揚げ 」

 

仙「ウハハハハ〜ー」  

        

 

ぺ「・・・」

 

 

 

 

気鬱体質に良い薬膳茶

 

   蕎麦米と陳皮で気を巡らせる

 

 

バタバタ

   バタバタ

 

ぺ「仙人〜〜」

 

ヒュー〜ン

 サッ

 

仙「なんじゃ。」

ぺ「あ、あの、新しく薬膳講座に参加されたいって方達が見えてますが、、。」

仙「おぉ、それは良い事じゃ。よし、皆を呼べ。」

ぺ「え?皆も呼んじゃうの??」

 

 

 

仙人の薬膳講座

           〜お茶会〜

 

 

仙「皆、よく集まってくれたのう、新年度も始まり、色々忙しいかも知れんが、今日は薬膳講座に新しい方達が来てくださったのでのう、皆で集まってお茶会じゃ。」

 

皆「え?お茶会、、。」

 

ウキウキ 

   ニコニコ

 

新講習生達「あの、何もわかりませんが、宜しくお願いします。」

 

皆    パチパチパチ

 

 

仙「では今日は気の巡りを良くする薬膳茶を作るとしよう。それを飲みながら、皆でお喋りでも、な。」

皆「はーい。」

 

ぺ「では、まず、蕎麦米と陳皮をそれぞれ乾煎りします。」

 

シャッシャッ

   シャッシャッ

 

仙「ふむ、心なごむ音じゃのう。」

 

ぺ「乾煎りした蕎麦米と陳皮を土鍋に入れ、水を注いで30分置いておきます。」

仙「もちろん蕎麦の実でも良いぞ。」

 

ぺ「そうして、蓋をして煮立ったら弱火にし、コトコト30分煎じます。」

 

ほわほわほわ〜〜

 

皆「わぁ〜、陳皮の良い香り〜〜」

 

ぺ「一度濾して、再び水を入れて煎じ、1度目の湯液と混ぜ合わせて、出来上がりです。」

 

皆「結構、手間がかかるのねーー。」

 

 

ぺ「はい、出来ました。気の巡りを良くする 蕎麦米と陳皮のお茶 です。」

 

 

 

[f:id:hatenablog:20170217161727j:plain:title=:alt=]

気の巡りを良くする 蕎麦米と陳皮の薬膳茶

 


 ぺ「どうぞ、召し上がれ。」

 

皆「頂きまーす。」

 

ごくっ

 

 

皆「優しいお味〜〜、。」

 

仙「ふむ、ぺんたんが気鬱体質の勉強をしておったのでな、その流れで気の巡りを良くする薬膳茶にしてみたぞ。」

 

 

ぺ「濾した蕎麦米、陳皮はもちろん食べれますので、サラダやスープなどに使って下さい。」

皆「はーい。」

 

ごく

 ごくッ

 

皆「陳皮の香りもいいわー。」

皆「蕎麦湯とはまたちょっと違うわねぇ。」

 

仙「そうじゃ、蕎麦を茹でたら、そば湯も忘れずに飲むようにのう、。」

 

皆「あのぉ、、普通の蕎麦茶ではダメ、、なんでしょうか?」

 

仙「ふむ、薬膳茶を作る時間が無ければ、韃靼蕎麦茶に陳皮を入れて飲んでも構わぬ。しかし蕎麦は涼性で体を冷やす、必ず温めて飲むようにな。」

 

皆「はい、それなら取り入れ易そう〜。」

 

 

仙「蕎麦も陳皮もどちらも理気類。鬱の始まりはまず肝気の鬱滞から起こってくるのでのう、この薬膳茶で気の巡りを良くして気鬱も解消じゃ。」

 

 

 

蕎麦米陳皮茶

材料:1人、1日分

蕎麦米30g、陳皮10g、水400ml+300ml

 

 

作り方

 

  1. 蕎麦米、陳皮はそれぞれ乾炒りする。
  2. 土鍋に1と水400mlを入れて30分おく。
  3. 2を火にかけ、蓋をして、沸騰したら弱火にして30分煎じ、濾す。
  4. 3に再び水300mlを入れて煎じ、濾す。
  5. 3と4を混ぜ合わせて、飲む。
  6. 残った蕎麦米、陳皮は食べられる。

 

 

蕎麦 理気

[性味/帰経 ]  涼、甘/脾、胃、大腸

[働き]⑴開胃寛腸 食べ過ぎ、腸胃積滞、腹痛、腹脹

         ⑵下気消積 下痢、帯下

 

橘皮(きっぴ)陳皮、橘紅(きっこう) 理気

[性味/帰経 ]  温、辛、苦/脾、肺

[働き]⑴理気和中 脾胃気滞の腹脹満、嘔吐、食欲不振、下痢

         ⑵燥湿化痰 胸苦しい、咳、多痰、喘息

 

 *陳皮の作り方はこちら

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

ざわざわ

   ペチャクチャ

 

仙「今日は初めてこの講座に来てくれた方もあるので、少しばかり、薬膳について話しておこうかのう。」

皆「はーい。」

 

仙「今日はこうして皆で薬膳茶を飲んでおるわけじゃが、薬膳料理の献立とは何か分かるかのう?」

皆「はい、今までに作ったご飯、、とか、、おかずとか、でしょうか、。」

仙「そうじゃ、ご飯や粥、麺類などの主食、それに主菜、副菜、、。」

 

皆「スープも作りました。」

仙「ふむ、汁物じゃな。ほかに点心、デザート類、それに薬膳茶や果物野菜のジュース、そして薬膳酒じゃ。」

 

新講習生「わ、デザートもあるのですね、楽しみ、、。」

 

皆「私はお粥が好きです。」

皆「あら私はちょっとした副菜が好きよ。」

皆「いえいえ、なんと言っても薬膳酒ですよ。」

 

仙「ふむ、薬膳茶や薬膳酒は毎日取り入れやすいので、体質改善には効果的じゃ。それになんと言っても『茶』に薬効がある事が分かった所から薬膳学は始まったのじゃからのう。」

 

ぺ「漢方薬と言うと、まずくて飲みにくいイメージですが、自分で中薬を煎じて作ると薬膳茶はとても美味しいです。」

仙「そうじゃな、一手間かかるが、お味は良いぞ〜〜。」

皆「はい、今日の薬膳茶もとっても美味しいです。」

 

ぺ「新しい講習生の皆さん、仙人が仰った『主食・主菜・副菜・スープ・デザート・薬膳茶・薬膳酒』をこれからこの講座で一緒に作って行きましょう!」

新講習生達「はーい。」ウキウキ

 

 

 

【 薬膳 献立法 】

 

  • 主食(ご飯・粥・麺類)
  • 主菜(煮物・蒸し物・炒め物)
  • 副菜
  • スープ
  • 薬膳茶(茶・果物野菜ジュース)
  • 薬膳酒
  • 点心・デザート

 

 

 

 

*「薬膳の始まり」のお話はこちらから

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

*「気鬱体質」のお話はこちら

 

senninlife.hatenablog.com

フラフラくたくた補気ッチャえ! イライラうつうつ理気ッチャえ!