梅雨はどっちだ?
yoo yoo yo海老はyoo~ 海老は体を温めます。
食薬には、五気がというものがあります。
食薬の性質です。
寒性、涼性、温性、熱性、平性
寒性、涼性の食薬は、身体の熱をとり、解毒、通便をよくする働きがあります。
温性、熱性の食薬は、身体を温め、痛みを止め、気・血の循環をよくします。
平性の食薬は陰陽のバランスを調和します。食薬の中で最も多いのはこの平性です。
イメージしやすい食薬は、唐辛子とかコショウとか肉桂(シナモン)などのスパイス類、これらは温性、熱性です。
スイカ、メロンなどは、寒性です。
以前見たテレビドラマの中にこんなセリフがありました。
「メロンは体を冷やすのよ。」
この時は、冷やすことが悪いことのような台詞回しでした。
冷やすことが良い時もあります。熱をとり、イライラを解き、渇きを止めます。
そろそろメロンの季節です。
冷え性の方は食べ過ぎないようちょっと注意が必要です。
温性の食薬と一緒にいただくと良いです。(黒砂糖入り紅茶など)
代表的な食薬
- 寒性 にがうり、スイカ、メロン、豆腐、ズッキーニ、トマト(微寒)
- 涼性 はと麦、大根、きゅうり、セロリ、そば、冬瓜、緑豆、茶葉
- 温性 生姜、栗、海老、鶏肉、ニラ、黒砂糖、大葉、玉ねぎ、かぼちゃ
- 熱性 山椒、唐辛子、肉桂、コショウ、
- 平性 小豆、キャベツ、とうもろこし、長芋、米
では、梅雨には、どんな食薬を用いたらよいでしょうか?
梅雨にやってくる邪気は、湿邪です。
yoo yoo yo yin yoo 湿邪はどっちだ?yin yoo
湿邪yin 季節巡ってyin ♪
そう、湿邪は陰なので、食薬は陽を選びます。
温性の食薬、辛味、甘味が陽です。甘の帰経は脾、そう!脾アースです。
梅雨は脾アースの活動が盛んになるので、脾を補う食薬を選びます。
ただし、甘味は取りすぎると、湿を貯めます。
脾アースはジメジメが大嫌いなので、気をつけないと、、。
湿を取り除くために、利水滲湿類や、芳香性のある食薬を使います。
梅雨にオススメの食薬
- 穀類、肉類、イモ類、しいたけ、グリンピース、とうもろこし、大豆
- 大葉、玉ねぎ、香菜、山椒、ジャスミンティー
- そば、大麦、冬瓜、金針菜、緑豆
- 小豆、はと麦、大根、ニンニク、生姜、ネギ、ハモ、鯉
あなたの周りにも湿邪がいますよ、ほら、そこ、あっちにも、こっちにも、、。
ジメジメ蒸し蒸し〜
仙人問答
ぺ「仙人、梅雨にやってくる湿邪って、どんな邪気ですか?」
仙「湿邪は、いろいろな悪さをする邪気じゃ。重〜く重〜くなってくるのじゃ。」
ぺ「え?重〜く重〜くですか⁉️どうしましょう仙人、すでに私は湿邪にやられているかもしれません。体重がどんどん、、」
仙「ぺんたんよ、勘違いしてはならぬ、体重ではない! 体が重くなったり、頭が重くなったりじゃ。その上粘っこいやつなので一度入り込まれると治りは遅いぞ。陰邪は下に行く、下痢を起こさせたり、湿疹などもできるぞ。気の巡りも悪くなる。」
ぺ「気の巡り?では手軽なところで、香りがあって気の巡りをよくするジャスミンティーを作ります。」