冬至に向けて
ぺ「仙人、今日は秋分の日ですよ、おはぎ、、作りますか?」
仙「ぺんたんよ、秋分の日とはおはぎを食べる日、としか思っておらんようじゃのう。」
ぺ「はい、もちろん。」
仙「秋分の日は、二日酔いは禁物、ナス、スイカは食べぬようにすることじゃ。」
ぺ「体を冷やすものを食べないということですね、、二日酔いは仙人が気をつけてください。」
仙「うおっホン、、中医学では24に分けて季節、気候を表しておる、それを二十四節気というのお。」
ぺ「あ、はい、そうでした。」
仙「その中で、秋分とはどのような日じゃ?」
ぺ「えっと、ちょっと、陰陽の変化と秋分、春分、冬至、夏至を書いてみます。」
(ぺんたん作)
ぺ「はい、描けました。赤が陽で、青が陰です。」
仙「ふむ、二十四節気すべては書き込まれておらぬが、まあ今日はこれでよしとしよう。」
ぺ「赤が一番高くなる所が夏至で、青が一番高くなる所が冬至です。」
仙「そうじゃ、。」
ぺ「秋分、春分はその赤と青、つまり陽、陰が交わるところです。」
仙「そうじゃ、この日を境に陽が減っていき、冬至に向けて陰が増え、陰盛になっていく。秋分、春分は陰陽転化の日なんじゃ。」
ぺ「陰陽転化の日、。」
仙「1日の内でも陰陽の転化はおこなわれておるぞ。陰である夜から昼へ、陽である昼から夜へ、日の出と日没は陰陽転化の時なのじゃ。」
ぺ「1日の内でも陰陽転化があり、1年の内でもある、。あ、そう言えば仙人、以前京都の清明神社に行った時にこんな写真を撮って来ました。」
(京都 晴明神社)
仙「おお、これは陰陽の太極図じゃな。」
ぺ「陰陽の太極図?」
仙「黒が陰で、白が陽じゃ。黒の1番多い所が、1日で言うなら真夜中、1年で言うなら冬至じゃ。この写真で言えば、1番上が冬至、1番下が夏至を表しておる。」
ぺ「では今日は横ラインが入っている所の左側ですね。1番上の冬至に向けて、今日を境に陰が増えていくんですね。」
仙「そうじゃ、そして陽が減少していく。だから陽の食薬を補って行くんじゃ。」
ぺ「陰陽のバランスですね、、。」
仙「この事から身体の事を考えてみよ。生まれたばかりの新生児は陽気に満ち溢れどんどん成長していく、青少年期は陽気の成長が主導し、活力に溢れ、新陳代謝が旺盛じゃな。そして30歳前後が陰陽のバランスが最も良い時で、これを過ぎると少しずつ陰陽の働きは陰気が主導する方向に向かい、体力、精力が減退していくんじゃ。陰陽は量の変化から質の変化へと変わっていくわけじゃ。」
ぺ「量から質へ、。」
仙「アンチエイジングを考えるなら、この事をしっかり覚えておかんとな、。」
ぺ「はい。」
仙人問答
仙「それにしても、清明神社で良い写真が撮れたのう。」
ぺ「はい、安倍晴明、陰陽道の神社だからと行ってみたのですが、小さな神社なのにとても賑わっていて驚きました。」
仙「そうか、そんなに人気の神社なのか?」
ぺ「はい女性客も沢山、。人気の原因は、フィギュアスケーターの羽生結弦君で、。」
仙「ほう、どうして羽生結弦君?」
ぺ「彼のスケートのプログラムが陰陽師で、、それでこの神社にも参拝に見えたようなんです。」
仙「なるほど、それで人気が高まったのか、。」
ぺ「『羽生結弦君に会えますように』、なんて絵馬がかかってました。」
仙「そうか、よし、わしも仙人神社を作ってみるか!」
ぺ「えー仙人、おかしいですよ。仙人なのに神社なんて、、」
仙「そうか、おかしいか? どうせ神様に祈ってる訳では無いのじゃから、構わんじゃろ。仙人神社、、どんなデザインで作ろかのう、、太極図は使われてしまったからのう、お守りとかも販売せねばのう、。」
ブツブツブツ ブツブツ
仙「お札に、おみくじに、仙人のキャラクターグッズも必要じゃのう、、ふむ、これは忙しくなるぞ。ちと下見に行って来るかのう。」
ヒューン
*ワークショップのお知らせ