国際薬膳師、仙人を夢みる
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薬膳でセルフケア めざせ!仙人life

中医薬膳学に基づき、薬食同源、医食同源で仙人のような健康長寿を目指します。

花びらは舞う、貝は海深く

 

自然界と共に

 

ふわふわ くるくる〜

 

ぺ「葉っぱが風に舞っている、舞い上がって〜〜」

 

ポツッ ポツポツポツ

 

ぺ「あ、雨が降ってきちゃった、、。」

ぺ「降る、、?」

 

ハッ

 

ぺ「舞い上がるもの、、地に降るもの、、、昇降浮沈って、」

 

バタバタバタバタ

 

ぺ「仙人、、この前言って見えた『昇降浮沈の術』、、教えて下さい。あれからずっと気になっていて、、。」

仙「ふむ、もう何か分かりかけておるのじゃろ?」

ぺ「はい、何となく思っているのは、ネギとかペパーミントとか、そう言う香りがあるものは上昇して、邪気を退治しているんだなぁって、、。」

仙「そうじゃのう、昇降浮沈、、全てはこの文字の通りじゃ。」

ぺ「昇る、降りる、浮く、沈む、。」

仙「『臓腑の気』には上昇と下降という方向がある話をしたじゃろ。」

ぺ「はい、肺気は下降で正常、肝気は上昇で正常、、っていうのですよね。」

仙「そうじゃ、それと同じように、食薬や中薬にも作用の方向があるのじゃ。」

ぺ「作用の方向?」

仙「田んぼのババが使ったネギパワーを思い出してみよ。」

ぺ「え、あ、はい、えっとネギの強烈な匂いが体表に湧き上がってきて、、。」

仙「そうじゃ、それじゃ、上昇して発散させる。」

ぺ「やっぱり、、そしてこの前飲んだペパーミントのお茶も同じで、上昇して発散させる、ですね。」

 

仙「昇・浮は、上昇・発散と言う意味なんじゃ。」

ぺ「ネギやペパーミントは上昇して作用する、、。」

仙「花や葉のように軽いもの、辛味・甘味、それに温熱性のものは昇・浮の作用を持つ傾向にあるんじゃ。」

ぺ「軽いもの、温かいものは、上昇する、、。」

仙「昇・浮は、陽気を上昇させ、風邪寒邪を取り除き、体内の悪いものを吐かせ、詰まった穴を開かせ通じさせる、と言った働きをするのじゃ。」

ぺ「吐かせる作用も、、。」

仙「頭痛の時はこの『昇・浮の術』じゃ。」

 

ぺ「なるほど、、 では、降・沈は?」

仙「考えてみよ、。」

ぺ「えっと、軽くない、、つまり重いもの、そして冷たいもの、ですね。」

仙「そうじゃ、冷たいもの、重いものは下降する。」

ぺ「冷たいもの、この雨のように、、重いものって言うのは、、。」

仙「例えば、牡蠣の殻、或いは大根、ごぼうなど、根や茎、貝、石などじゃ。」

ぺ「大根や貝、、なるほど、、、そして、その重いものは、、」

仙「重いもの、降・沈は、下降・泄利の意味を持つ。」

ぺ「下降は降ろす事、、泄利は、排泄すると言う事ですよね。」

仙「そうじゃな、熱を取り、咳を止め、尿、便、湿を排泄させる、また気持ちを安定させる作用もあるのじゃ。」

ぺ「精神の安定にも、、」

仙「不眠の時には『降・沈の術』じゃ。」

ぺ「そうかぁ、気を沈めて落ち着かせるんですね。」

仙「酸味、苦味、鹹味や、寒性、涼性のものがこの傾向にあるな。」

ぺ「上がったものを降ろし、沈めて、排泄する、又落ちつかせる、、。」

 

仙「そうじゃ、この作用を上手に使って気・血を巡らせ体内のバランスを整える、と言う事じゃな。」

ぺ「そっか、肺気が逆上して咳が出た時は、確か大根、陳皮で気を整える薬膳を作りましたよね。」

仙「臓腑の気の方向と食薬の昇降浮沈を上手く合わせて、体内の循環を正常にするのじゃ。」

ぺ「ふぅ、食薬の帰経五気六味、そしてこの昇降浮沈、、。う〜〜ん、奥が深い、、。」

 

 

 

【昇降浮沈の術】

 

《昇・浮》

  • 意味 ー 上昇、発散
  • 作用 ー  陽気を上昇・祛風散寒・湧吐(ゆうと)・開竅(かいきょう)
  • 四気 ー 温・熱
  • 五味 ー 辛・甘
  • 種類 ー 花・葉
  • 例    ー ネギ・香菜・薄荷・菊花

 

《降・沈》

  • 意味 ー 下降、泄利
  • 作用 ー 清熱・止咳・安定・健胃・利尿・瀉下
  • 四気 ー 寒・涼
  • 五味 ー 酸(渋)・苦・鹹
  • 種類 ー 茎・根・実・石・貝
  • 例   ー  大根・ごぼう・牡蠣・石決明

 

 

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 仙人問答

 

仙「どうじゃ、面白いじゃろ、食薬の方向性、。」

ぺ「はい、なんか食薬に重力を感じちゃいます。自然の力ってやっぱり凄いんですね。」

仙「我々は自然の恵みをいただいているのじゃ。中身の栄養成分ばかりに気をとられて、食物本来の姿を見失なってはならぬぞ。」

ぺ「そうですね、花、葉っぱ、貝殻、動物、海藻、、。軽いものは浮く、温かいものは上昇する、。」

仙「自然界のごくごく当たり前の事じゃろう。」

ぺ「はい、その当たり前の力が人間の体に入って、同じ様に、浮き上がったり、沈んだりして作用する。」

 

 仙「六味の陰陽を覚えておるか?」

 

ハッ

 

ぺ「あ、そうか、そうだ、、辛味、甘味、淡味は陽で、酸味、苦味、鹹味は陰、、。」

仙「そうじゃ。」

ぺ「陽の味は上に、陰の味は下に、。」

仙「天は陽、地は陰。陰陽を調和させるのが薬膳じゃからな。」

ぺ「はい。」

 

仙「人生の浮き沈みにも、陰陽調和じゃ。人生に行き詰まったら、花など愛でながら、浮き上がるもの、上昇するものを戴くんじゃな。」

ぺ「はい、調子にのってはしゃぎ過ぎたら、牡蠣の殻でも煎じます。」

 

♪♪   口笛吹いて歩こう肩落としてる友よ

                     いろんな事があるけど空には星が綺麗  ♪ ♪

 

 

フラフラくたくた補気ッチャえ! イライラうつうつ理気ッチャえ!