薬膳でセルフケア めざせ!仙人life

中医薬膳学に基づき、薬食同源、医食同源で仙人のような健康長寿を目指します。

目の乾燥、手足のしびれに良い薬膳

 

 血虚に良いのです

 

  

ゴソゴソ

  がさがさ

 

ぺ「あれ、仙人、、何をなさっているのですか?」

仙「ふむ、ぺんたんが血虚の記事を一生懸命書いておったから、今日は血虚の薬膳をひとつ伝授しようと思うてのう。」

ぺ「え、血虚の薬膳を私に伝授して下さるのですか?、、う、嬉しい、、。」

 

仙「使うのはこれじゃ、。」

 

バサバサ

 

ぺ「あ、、ちょっと待って下さいよ仙人、、今からひとつずつ写真を撮りますからね〜。」

 

パシャッ

  パシャパシャッ

 

ぺ「はい、完成。」

  

 

 

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なつめ       五味子      山楂子      落花生

 

 

仙「おぉ、これは綺麗に並んだのう。」

ぺ「はい、はてなブログ新機能、写真横並びの術、、です。」

仙「そうか、横並びの術か、これは良い。」

 

ぺ「はい、でもひとつ残念な事が、、。」

仙「なんじゃ?」

ぺ「写真の下にキャプションが入るようになっているのですが、横並びにすると、写真が全部グループ化されてしまってキャプションがまとめてひとつしか入らず、、この4枚それぞれにキャプションを付ける事が出来ないのです。」

仙「ふむ、そうなのか、。」

ぺ「はい、なので、今はパソコンの画面に合わせてキャプションを入れてみたのですが、これをスマホで見るとかなりおかしな事になってます。」ガックリ

仙「そういう物か、、。」

ぺ「はい、それぞれの写真にキャプションを書き込んでからグループ化出来ると良いのですが、、。」

 

 

仙「ふむ、それはそうとして、、ぺんたんよ、肝血虚に良い薬膳を作るぞ。」

ぺ「あ、はい!」

 

仙「まず、ゆで卵を作るのじゃ。」

ぺ「はい。」

仙「まとめ作っておくと良いので、今日は6個茹でるとしよう。」

ぺ「はい。」

 

グツグツ

  茹で茹で

 

仙「その間に、五味子と山楂子は、それぞれお茶パック等に入れておくのじゃ。」

ぺ「はい。」

 

ガサゴソ

  ガサゴソ

 

仙「そうして、落花生の殻をむき、、。」

ぺ「はい、薄皮は捨てないように、、と。」

 

仙「茹だった卵、なつめ、落花生、五味子、山楂子、醤油、水、全て鍋に入れて、落とし蓋をして、真っ黒になる迄煮るのじゃ。」

ぺ「はい!」

 

グツグツ

  グツグツ

    グツグツ

 

 

仙「完成じゃ、 薬味 煮卵  。」

 

 

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ぺ「美味しそう、、でも、どんな味なのかなぁ?」

仙「食べてみよ。」

ぺ「はい、頂きます。」

 

パク

 

ぺ「わ、酸っぱい、、。」

仙「ウハハハハ、五味子も山楂子も酸味が強いからのう。」

 

パク

 

ぺ「あー、なつめを食べると甘い、、。」

 

カリッ

 

ぺ「落花生もちょっと酸っぱくて面白い味。」

 

パクパク

 

ぺ「煮卵って甘辛のイメージがあるけど、これは全然違う、、、でも美味しい、、です。」

仙「こうしてまとめて作っておいて、毎日1個ずつ食すのじゃ。」

ぺ「はい、。」

 

パクパク

  カリッカリッ

 

 

 

薬味煮卵

材料(ひとり、6日分)

卵6個、なつめ12個、落花生60g、五味子50g、山楂子30g

水2カップ、醤油大さじ1

 

 

作り方

  1. ゆで卵を作る。
  2. 五味子、山楂子はお茶パック等の袋に入れる。
  3. 鍋に材料を全て入れ(落花生は薄皮ごと使う)、火にかける。
  4. 沸騰したら弱火にし、落し蓋をして30分ほど煮る。
  5. 卵1個、なつめ2個、落花生10gを毎日食べる。

 

 

玉子   滋陰類

[性味/帰経 ] 平、甘/ 肺、心、脾、肝、腎

[働き]⑴滋陰潤燥 空咳、口渇

         ⑵清咽開音 目赤、声嗄れ、発声困難、のどの痛み

         ⑶養血安胎 不眠、多夢、めまい、精神不安、胎動不安

 

なつめ(大棗、たいそう)  補気

[性味/帰経 ] 温、甘/ 脾、胃

[働き]⑴補中益気 疲れ、食欲不振、めまい

         ⑵養血安神 顔色萎黄、躁鬱、貧血、心悸、不眠、多夢、イライラ

         ⑶緩和薬

 

落花生  養血類

[性味/帰経 ]  平(微温)、甘/肺、脾、胃、肝

[働き]⑴補血止血 貧血、めまい、心悸、不眠、皮下出血、鼻血、不正出血、喀血

         ⑵補脾潤肺・和胃醒脾 咳、食欲不振、便秘

 

五味子(ごみし)  収渋類

[性味/帰経 ] 温、酸、/肺、腎、心

[働き]⑴斂肺滋腎 肺虚や肺腎不足の慢性咳、喘息、呼吸困難

    ⑵生津斂汗 口渇、自汗、盗汗

    ⑶渋精止瀉 遺精、滑精、夜明け前の下痢や、慢性の下痢

    ⑷寧心安神 心悸、不眠、多夢

 

山楂子(さんざし)  消食類

[性味/帰経 ]  温、酸/脾、胃、肝

[働き]⑴肉の食べ過ぎによる脹満、嘔吐、吐き気、下痢

         ⑵胸痛、生理痛、産後出血、腹痛

 

 

 

*五味子を使った薬膳ティは こちら

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

*山楂子酢は こちら

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

仙人問答

 

 

ぺ「仙人、今日は肝血虚の薬膳を伝授して頂き、ありがとうございました。」

仙「ふむ、肝血虚になると、目が乾燥したり、手足が痺れるなどの症状が出てくるのじゃ。」

ぺ「はい、あ、そっか、肝の穴は『目』ですから、それで目に症状が現れるのですね。」

仙「そうじゃ、ストレスや過度の心労、慢性の出血証などが原因で肝血虚になるので、気をつけねばのう。」

 

ぺ「はい、酸味は肝に帰経しますから、それで今日は酸味のある五味子や山楂子を使ったのですね。」

仙「良く気がついたのう、五味子は肝・肺・心・腎に帰経し、津液を生み精神を安定させる。山楂子は血の巡りを良くする働きをしてくれるしのう。」

ぺ「なつめは気血を養い、卵は五臓全てに帰経するし、、落花生は血を養う、、はぁ、なるほど、。」

 

仙「どうじゃ、この薬膳、気に入ったか?」

ぺ「はい、仙人、勉強になりました、ありがとうございます。」

仙「ウハハハハ〜、たまには師匠と弟子ごっこも良いものじゃ〜。」

 

ヒューン

 

 

 

五臓の穴のお話はこちら

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

 

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