薬膳でセルフケア めざせ!仙人life

中医薬膳学に基づき、薬食同源、医食同源で仙人のような健康長寿を目指します。

血瘀体質の方にオススメの食薬

 

   血を巡らせる

 

 

ぺ「 ♪ 巡る〜巡るよ〜、血液は巡る〜

               喜び悲しみくり返し〜 ♪ ♪

 

サラサラ

  サラサラサラ

 

 

ヒュヒューン

 

仙「ぺんたんよ、今帰ったぞ。」

ぺ「あ、お帰りなさい、仙人。」

 

サラサラ

  サラサラ

 

仙「何か書いておるのかな?」

ぺ「はい、今日は血瘀体質について書いています。体質のお話で、まだこれだけ書いてなくて、、。」

仙「そうか、、ふむ、では、、血瘀体質に良いものを何か、、。」

 

グツグツ

  グツグツ

 

 

仙「ほい、ぺんたんよ、紅花玫瑰陳皮茶 じゃ。」

 

ぽん

 

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血流を良くする「紅花玫瑰陳皮茶」

 

 

ぺ「わぁ、綺麗な色、、頂きまーす。」

ゴクっ

 

ぺ「あ、紅花の味がする、、。」

仙「温まって血流が良くなる薬膳茶じゃ。血瘀体質の人にピッタリ!のな。」

 

ぺ「はい、血の巡りを良くする紅花と、気の巡りを良くする玫瑰花、陳皮ですね。」



 

紅花玫瑰陳皮茶(こうかまいかいちんぴちゃ)

【立法 : 活血化瘀】

材料(1人1日分)

紅花3g、玫瑰花(まいかいか)3g、陳皮2g

水500cc

 

作り方

  1. 土鍋に水、中薬を全て入れ30分漬けておく。
  2. 1を火にかけ沸騰したら弱火にし15分煎じる。
  3. 火を止めて2、3分蒸らし、濾す。
  4. 1日数回に分けて飲む(食間)。

 

 

 

 

ぺ「さてと、、血流も良くなって、頭が冴えてきたところで、、まずは血瘀体質の症状等の確認から、。」

仙「そうじゃのう。」

 

 

 血瘀体質

 

《 原因 》血の流れが滞る

《 体型・特徴》 適度で中肉中背、痩せ型の人も太っている人もどちらもある

《精神状態》 性格は内向的、イライラして落ち着かない、悩みが多い、健忘

《顔色》 暗い、皮膚や唇は青紫色

《好み》特にない

《症状》 肌の乾燥、目の周囲の色は黒い、あざが出やすい、シミがある、痛み、腫塊、小腹部が硬く張っている、寒邪に弱い、針を刺すような疼痛(固定痛)

《婦人》 生理が遅れる、出血量が少なく血色は黒く塊がある、生理痛、不妊

《大小便》 大便は黒っぽい、小便は順調

 

 

 

ぺ「っと、こんな感じですが、、。ま、とにかく、血流が悪いって事ですよね。」

仙「そうじゃな、血の流れが緩慢になり、停滞して、痛みや、塊、それに瘀斑が出来たり、じゃ。」

ぺ「血流が悪くなって、滞る、、。」

 

仙「血流が悪くなれば、、気の巡りも悪くなる。」

ぺ「はい、『気血同行』、気と血は一緒に巡る。

♪ 『気』は巡る〜、『血』をのせて〜 ♪   字足らずだわ、。」

 

 

仙「気血がうまく巡らなければ、当然、『冷え』の症状が出てくる。」

ぺ「はい、。」

 

仙「巡りが悪くなれば『不通則痛』、疼痛が発生する。しかも同じ場所が痛くなる固定痛じゃ。」

ぺ「あ、通じなくなれば痛みが出る、ですね。つまり、通ずれば痛まず!でしたね。」

仙「月経前や月経中に疼痛が起こる場合、瘀血である可能性も高いぞ、。」

ぺ「えっ月経痛も、、?」

仙「瘀血の場合は、経血に血塊が混じっており、それが出てしまえば、疼痛は緩和されるはずじゃ。」

ぺ「なるほど、、。」

 

仙「このように、気血の停滞により血塊、腫塊が出来たり、又、瘀斑が出来たりもする。」

ぺ「瘀斑、。」

仙「皮膚や舌に黒い斑点が出たりするのじゃ。」

ぺ「舌にも、、。」

仙「舌の裏側が紫になったりもするな。」

ぺ「え?、、舌の裏?? 鏡、、鏡、、。」

 

ベロベロベェー

 

ぺ「あ、大丈夫です。」

 

仙「気血が巡らず、皮膚を営養出来なくなり、皮膚が粗く、唇や爪も暗い色となる。」

ジー

ぺ「あ、これも大丈夫!」

 

 

仙「ぺんたんよ、こんな瘀血を改善する、、その食薬類は何じゃ?」

ぺ「はい、もちろん『活血化瘀類』です‼️」

 

仙「よし、では血瘀体質改善に良い食薬を書き出してみよ。」

ぺ「はい、『活血化瘀類』を中心に、瘀血に良い食薬・中薬などを書いてみます。」

 

 

 

 

 

 

《血瘀体質 》

 

 

【 オススメの食薬 】

 

  • ちんげん菜
  • なす
  • 甜菜(てんさい)
  • 慈姑(くわい)
  • 黒木耳
  • 蓮根
  • 黒大豆
  • 酢 

 

【 オススメの中薬 】

 

  • 欝金(春ウコン)
  • 姜黄(秋ウコン)
  • 紅花
  • 三七
  • 桃仁
  • 地黄
  • 川芎
  • 丹参
  • 当帰
  • 山楂子
  • 莪朮(がじゅつ)
  • 益母草(やくもそう)
  • 月季花(げっきか)
  • 凌霄花(りょうしょうか)

 

 

 

【 オススメの漢方薬

  • 血府逐瘀湯 

 

【 注意する食薬 】

  • 苦瓜
  • 冬瓜
  • セロリ
  • 豆腐
  • イカ
  • りんご
  • 緑茶
  • 生もの

 

 

 

 オススメする事 】

 

 

【 オススメの薬膳 】(リンクが貼ってあります)

 

 

 

【 オススメのドリンク&薬膳茶】

 

 【 オススメの薬膳酒 】

 

【 オススメの温泉】 

 

 

 

 

*「体質のお話」はこちら

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

*「気鬱体質」のお話はこちら 

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

*「気虚・陽虚・血虚陰虚・陽盛・痰湿」体質のお話はこちら

senninlife.hatenablog.com

 

senninlife.hatenablog.com

 

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*『七情のお話』はこちら

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

 

仙人問答

 

 

ぺ「はい、書き上がりました。」

仙「ふむ、薬膳レシピも揃ったようじゃ。」

ぺ「あー、思い出しました。薬膳の勉強をしていた時に『気滞血瘀』の施膳で苦労した事を〜。」

仙「そうか、苦労したのか。」

ぺ「はい、活血化瘀類の食薬って意外と少なくて、、もうやたらと青梗菜ばっかり使ってましたよ。青梗菜と海老、青梗菜と鮭、、みたいに、。」

仙「そうじゃな、血は温かい環境が好きじゃから、鮭や海老などの体を温める食薬と一緒に使う事は効果的じゃ。」

ぺ「はい、海老やクルミなどの『助陽類』、それに鮭、ピーマンなどの『温裏類』。」

仙「そして、気の巡りを良くする『理気類』じゃな。玉ねぎはもちろんじゃが、これからはミカンの美味しい季節じゃ、取り入れると良いな。」

 

ぺ「はい、。それで、仙人、注意する食薬は、やはり、その反対の体を冷やす食薬、ですね。」

仙「そうじゃ、ぺんたんが書いた通り、今の季節で言えば柿、りんご、梨は要注意じゃ。」

ぺ「特にこれから寒くなって来ますしね。」

仙「寒邪も瘀血の一因となる。寒い時期には体を温めるお茶も良いぞ。しかし何度も言うておるが、緑茶は清熱作用があって体を冷やすのでな、飲むなら紅茶、杜仲茶プーアル茶じゃ。」

 

ぺ「はい、そして、気をしっかり補う為に『補気類』の食薬、、ですね。」

仙「そうじゃ、気が足りなくては、血が一緒に巡れないからのう。」

ぺ「はい、。」

 

仙「想像してみよ、ぺんたん。気と血が仲良く2人3脚で、体の中の経絡という幹線道路を巡って行く。」

ぺ「はぁ、、。」

 

仙「2人3脚を組む相手の『気』が足らなかったり、ペアを組んだ『気』が落ち込んでいては、血も巡れない。」

ぺ「なるほど、。で、仙人、この前のカレーそぼろの時の様に、そこに滋陰類はあまり、おすすめでは無いのですよね。」

 

仙「『気』は『陽』、『陽』は『動」、『血』や『滋陰類』は『陰』、『陰』は『静』じゃ。『陰・静』である血を動かす為に『気』を補ったのに、そこへ又『静』である滋陰類を足してしまっては、、。」

ぺ「そっか、、動よりも静が増えてしまって、、足引張いちゃいますね。」

仙「活血化瘀を目的とする薬膳を考えるなら、必要はない。しかし、その他の証に対しては又別じゃ。そこのところ、誤解の無いようにな。」

ぺ「はい、『活血化瘀』、血の巡りを良くし瘀血を解消する立法、。」

 

仙「ふむ、最後にもう一つだけ言うておこうかのう。」

ぺ「はい?」

 

仙「『気鬱体質』の時にも言うたが、『鬱』は多くの病気の始まりとなる。『気』の滞りにより『気滞』となり、それが血流を悪くし『瘀血』を生む事にもなる。」

ぺ「はい。」

仙「中医学の世界は『心身一如』、七情の乱れが臓腑に大きな影響を及ぼす。この事も忘れてはならぬぞ。」

ぺ「はい。」

 

仙「『血(けつ)』の問題は女性にとっては特に重要なもの。中医学においては『女性は血を基本とする』『女性は肝を先天とする』じゃ。蔵血を司り、気機の通暢を司る『肝』、そして生殖を司る『腎』、このふたつを労わる事も忘れてはならぬな。」

ぺ「はい!」

 

仙「よし、では土鍋温泉へ go じゃ〜〜。」

 

ヒューン

 

 

 

 

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