薬膳でセルフケア めざせ!仙人life

中医薬膳学に基づき、薬食同源、医食同源で仙人のような健康長寿を目指します。

体表の邪気を追い払う食薬

 

食薬を育てよう

 

トントン  トントン

カンカン  カンカン

 

ヒューン

 

仙「皆、何をしておるのじゃ?」

里の人々「あぁ、仙人さんよぉ、隣の村で寒邪が猛威をふるっておるらしくてな、。」

里の人々「わしらの里へ入り込まれても困るから、壁を作っておるのよ。」

 

トントン  カンカン

 

仙「ふむ、そうじゃのう、しかしな、寒邪を防ぐには壁よりももっともっと良いものがあるんじゃ。」

里の人々「壁よりも、強力な防護策が?」

仙「そうじゃ、寒邪も風邪も自然界におる邪気じゃ、壁が有ろうが無かろうが、何処でも自由に飛びまわることができる。そんな邪気に壁などは通用せんじゃろ?」

里の人々「なるほど、、確かにそうかぁ、、。」

里の人々「空まで壁を作る訳にはいかないからな、。」

仙「自然界の邪気に対抗出来るのは自然界の植物じゃ。」

里の人々「植物?」

仙「そう、植物じゃ。壁ではなくて、植物を植えるのじゃ、邪気が逃げていくような植物をのう。」

 

ざわざわ  ざわざわ

 

里の人々「邪気が逃げていく植物なんて、育てるのが難しいんじゃないですか?」

仙「いやいや、これが簡単じゃ、邪気に対抗できる植物はそれはそれはもう丈夫な植物じゃ、ちょっとやそっとじゃ枯れたりもせん、物凄いパワーの持ち主なんじゃ。」

里の人々「そんな凄い植物が簡単に?」

 

タッタタッタタタタターー

 

ぺ「ハァハァハァ、、やっと、、着いた、、。」

仙「遅いのう、ぺんたん、持ってきたかのう?」

ぺ「ハァハァ、は、、はい、、これ。」 

 

ガサガサ ごそごそ 

 

 

仙「これが三葉(みつば)じゃ。皆もよく知っておろう、そろそろ新芽が出てきたようじゃ。三ツ葉は種を蒔いて簡単に育てる事が出来るのじゃ。」

 

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 仙「それからこっちが パセリじゃ、パセリの種を蒔いたものと、今食べておるパセリじゃ。パセリは一度植えれば2年は保つのじゃ。2年経つごろにこうして次の種を蒔いておくと良いのう、もちろん苗を買ってきても良いぞ。」

 

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仙「そしてこれは  ペパーミント じゃ。新しい葉がどんどん出てきて育っておる。これも苗を買ってくれば、ごくごく簡単じゃ。」

 

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里の人々「確かに簡単そうなものばかりだけれど、、。」

 

仙「これ以外にも、バジルやシソなどがあるがのう、バジルやシソは1年草なのでな、又新しく種を蒔いたり、苗を植えたりして育てるので今はまだ見本が無いのじゃ。」 

 

ざわざわ ざわわざわわ

 

里の人々「これを、植えるんですか?」

仙「そうじゃ、これらの植物は、いや食薬は庭がなくてもプランターや鉢植えで簡単に育てることができる。」

里の人々「こんな植物で本当に邪気を撃退出来るのですか?」

仙「これらの植物は『解表類』と言ってな、体表にまとわりついておる邪気を払いのける力を持っておるのじゃ。」

里の人々「体表の邪気を?」

仙「六淫邪気は自然界の邪気じゃ、必ず体表から入ろうとまとわりついてくる。その邪気を発汗によってはねのけるんじゃ。」

里の人々「発汗で、。」

仙「ふむ、これらの食薬には発汗作用があるのでな、汗と共に邪気を追い払うんじゃ。但し、発汗は軽め、少しで良いぞ。」

 

ざわざわ  ざわざわ

 

里の人々「私、、家で育ててみます。うちは子供もいるので、邪気に入られては困るんです。」

仙「ふむ、それが良いぞ、。温室や無菌室で子を育てる訳にはいかん、。邪気に打ち勝つ抵抗力を持った子を育てねばのう。」

里の人々「私はバジルが育ててみたいわ、この前の海老フライが美味しくて、、、町のホームセンターに行って苗を買って来ます。」

仙「そうじゃのう、パセリなどもスーパーではわざわざは買わぬものじゃが、窓際に1鉢あれば気軽に使うことが出来る。三つ葉は切っても切っても次々と生えてきて手軽なものじゃ。ミントは枝を切って水にさしておくだけで根を出し、どんどん増やすことができる。日頃からこういった食薬を取り入れいておれば、邪気を恐れることなどないのじゃ。」

 

 ざわざわ  ざわざわ

 

仙「使い方はまた、弟子が教えに来るじゃろうが、この解表類には、『辛温』と『辛涼』があってな、体を温める『辛温』、体を冷やす『辛涼』じゃ。」

里の人々「ほぉ、辛温と辛涼があるのか。」

仙「季節や症状に寄って使い分けが必要じゃがな、簡単に言うなら春分迄が『辛温解表類』春分秋分迄が『辛涼解表類』を使うと良いのじゃ、あくまでもひとつの目安じゃがな。」

里の人々「なるほど、なるほど、、。」

仙「これからの花粉症には辛涼解表類が効くのでな、ミントは忘れずに植えておくと良いぞ。ミントやバジルなどは部屋のなかにも良い香りが漂って、気分もリラックス出来るからのう、。」

 

 

 

 

*辛温解表類(風邪、寒邪を撃退)

(冬・初春・晩秋・梅雨)

症状:寒気、熱、鼻水、鼻詰まり、頭痛、肩凝り、身体の冷え、食欲不振、下痢、むくみ、リウマチ

  • 生姜
  • ネギ
  • 香菜
  • パセリ
  • 三つ葉
  • 茗荷
  • 紫蘇
  • バジル

 

*辛涼解表類(風邪、暑邪、燥邪を撃退)

(夏・春・秋)

症状:発熱、鼻詰まり、目赤、喉の痛みと乾き、風疹、痒み、花粉症

  • 薄荷(ミント)
  • 菊花
  • 桑の葉
  • 葛根(くず)

 

 

 

仙人問答

 

ぺ「はぁぁ、疲れました。三つ葉、ペパーミント、パセリを持って走るの、大変だったんですよ。」

仙「おぉ、ご苦労じゃったのう。しかしこれで皆が食薬を育ててくれれば、邪気を恐れる事もなくなり、里も平和になるじゃろう。」

ぺ「はい、私達も今年も又バジルの種を撒かないと、、。この前作った海老フライ、好評だったようで嬉しいですね。」

仙「そうじゃのう、自家製のドライバジルはやはり香りが違うからのう。」

ぺ「バジルの種は、。」

仙「バジルの種まきは『桜の花の散る頃に』じゃ、もう少し待たねばのう。」

ぺ「はい、。あ、仙人、そう言えばこれ、、。」

 

バサバサ ドバドバドバー

 

仙「おぉそうじゃ、そうじゃ、壁を作ると言って折角育っておった菜の花を引き抜いてしまっておってのう、。全部持って帰ってきたのじゃ。」

ぺ「さすが仙人、。」

仙「こんなに沢山あってはぺんたんと2人では食べきれん、明日はそれで臨時薬膳講座じゃ。」

ぺ「はい。」

山芋酒&長芋の簡単薬膳

 

山芋酒の風味が良いね

 

 

トントン トントン

シャッシャッ

 

仙「ぺんたん、何を作っておるのじゃ?」

ぺ「はい、里の方たちに役立ててもらおうと、あっという間に出来る簡単薬膳を、。」

仙「ほぉ、昨日の変身薬膳が刺激になったようじゃのう。」

ぺ「はい、やっぱり、人に喜んでもらえるって嬉しいですね。なんかやる気が出て来ちゃって、、。」

仙「それは良い事じゃ。で、なんの薬膳かのう?」

ぺ「はい、昨日は海老とクルミを使ったので、今日は長芋です。」

仙「これも薬膳にはなくてはならぬ食薬じゃからのう。」

ぺ「山芋酒も出来て来ているので、それも入れてみました。」

仙「それは、良い考えじゃ。しかし、里の人々は山芋酒がないかもしれんのう、。」

ぺ「はい、でも、使うのはほんの少しなので、持って行って分けてきても良いですし、芋焼酎で代用していただいても良いかと。」

仙「ふむふむ、、。」

 

まぜまぜ  まぜまぜ 

 

ぺ「はい、出来ました、長芋の辛子明太子和え です。」

 

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仙「お、これは美味そうじゃ。」

 

パクッ

 

仙「山芋酒の香りが効いておるのう。辛子明太子とも良く馴染んでこ、これは、、。」

ぺ「これは、、何ですか?」

仙「いや、腎を補強する良い薬膳じゃぞ。長芋で腎気を補い、辛子明太子で気の巡りを良くする。」

ぺ「はい、。」

仙「まだまだ寒い日が続くからのう、寒邪も大きい顔をして歩き回っておる。適量の唐辛子や酒類で体を温めることは良いことじゃ。」

ぺ「はい、では、この薬膳の作り方を書いて、里の寄合所へ貼ってきます。山芋酒も少し持って行って置いてきます。」

仙「ふむ、それが良かろう。」

 

トコトコ トコトコ

 

 

 

長芋の辛子明太子和え

材料(2人分)

長芋100g、辛子明太子20g、山芋酒(芋焼酎)小さじ1、海苔少々

 

 

 

作り方

  1. 長芋は皮をむいて5mm角に切る。
  2. 明太子は皮を取ってほぐしておく。
  3. 長芋、明太子、山芋酒を和える。
  4. 器に盛り、切り海苔をかける。

 

 

山薬(山芋、長芋、自然薯)  補気類

[性味/帰経 ]  平、甘/脾、肺、腎

[働き]⑴健脾止瀉 脾気弱の食少、腹脹、泥状便

    ⑵養肺止咳 肺陰虚の慢性咳、喘息

    ⑶補腎縮尿 腎気虚の遺精、頻尿、帯下

 

山芋酒

効能:胃弱、消化不良、強壮、強精、若返り、物忘れ、足腰の衰え、頻尿、疲労回復

 

唐辛子  温裏類

[性味/帰経 ]  熱、辛/心、肺

[働き]⑴温中散寒 胃腹の冷痛、胸背の冷え、疼痛

    ⑵健脾消食 食欲不振、消化不良

 

海苔  化痰類

[性味/帰経 ]  寒、甘、鹹/ 肺

[働き]⑴化痰軟堅 瘰癧(るいれき、リンパ節腫)、甲状腺

         ⑵清熱利尿  水腫、淋病、小便不利、脚気、不眠、皮膚病

 

 

 

仙人問答

 

タッタタッタ タッタタタタタタターーー

 

ぺ「ハァハァハァ、、仙人、仙に〜〜ん、、大変でーす。」

 

ウィッ ヒック

 

仙「お、ぺんたん、この薬膳は山芋酒と良く合うのう、、酒のつまみにもってこいじゃ、、。いやぁ、うまいうまい、、。」

ぺ「あー、仙人もう何やってるんですか、、山芋酒、こんなに飲んじゃって、、。」

仙「ウハハハハ、薬膳酒で絶好調じゃぁ。」

ぺ「もうっ、仙人、それどころじゃないです。里の方達が、、里の方達が、、、。」

仙「里の皆がどうしたというのじゃ?」

ぺ「邪気が入ってこれないように、隣の村との界に壁を作るって、、。」

仙「愚かなことを、、自然界の邪気に壁など効かぬわ。」

 

 

 

 

 

いつものエビフライを薬膳に変身!

 

肝腎肺に働く最強カップル

 

ゾロゾロ  ガヤガヤ

ワサワサ  ガヤガヤ

 

ぺ「仙人〜〜、里の方達が大勢お見えになっています。」

仙「ほぉ、何事かのう、、。」

ぺ「仙人にお話がって、、。」

仙「ふむ、では薬膳講座の部屋に入って頂き、話を聞くとするかのう。」

ぺ「はい。」

 

ゾロゾロ  タカタカ

ざわざわ  ざわざわ

 

里の人1「仙人さんよ、里の噂では何でも六淫邪気、、とか言う恐ろしい邪気がやって来ると聞いたが、、。」

里の人2「そうじゃ、わしらの体内に入り込んで悪さをする恐ろしい邪気じゃ、と、それは本当ですかの、。」

仙「ふむふむ、節分の日にわしがぺんたんに話しておったことが、伝わっていったようじゃのう。」

里3「私ら、そんな邪気が来ると聞いても、何をしたら良いか、ただただ恐ろしいばかりで、。」

仙「大丈夫じゃ、案ずるでない。ちゃんと身体に良いものを食しておれば、邪気に入り込まれることはないのじゃ。」

里4「確かに、里の者の中には、こちらの薬膳講座に通って、『邪気など怖くない』と言っておる者もおります。でも、そんな時間も知恵もない私らは、どうして良いものか、、。」

仙「ふうむ、、そうじゃのう、、。それではのう、今日は皆さんに普段の家庭料理を簡単に薬膳に変える、、この術を伝授いたそう。」

 

ざわざわ ざわざわ

 

里の人々「おぉ、さすが仙人様じゃぁ、、」

 

仙「ぺんたんよ、皆に教えてやってくれるかのう、、。」

ぺ「え、え、えーッ、わ、私⁉️」

仙「そうじゃ、これまでの修行の成果を発揮するのじゃ。」

 

仙「皆、わしの1番弟子が、とっておきの家庭料理変身薬膳を作るのでのう、よおく見ていって、邪気対策に役立ててくだされ。」

 

ざわざわ ざわざわ

 

里の人々「なぁんだ、仙人様じゃなく、弟子か、、。」

里の人々「しかし、1番弟子じゃから、優秀に違いない、。」

 

ぺ(タラッ、、1番弟子って、、弟子は私しかいないし、、。)

 

 

ぺんたんの家庭料理変身薬膳講座

 

ぺ「えっと、それでは皆様、今日は身体を温める食材を使って、この季節に労わりたい、肺、腎、肝に働く薬膳を作ります。」

里4「難しいこと言われても困るのよ、簡単に、ね、簡単にお願いします。」

ぺ「あ、はい、えっと、では、海老フライを作ります。」

里3「それなら、すぐに出来るわね。」

ぺ「はい、ポイントは海老フライに付ける衣です。」

里5「パン粉でしょ?」

ぺ「はい、そのパン粉に、クルミとバジルを混ぜます。ただそれだけです。」

里4「あら、簡単ね〜。」

ぺ「はい、クルミをしっかり乾煎りして、細かく刻み、ドライバジルとパン粉とあえて、衣にします。」

里の人々「それで、薬膳になるのかね?」

ぺ「はい、邪気がやってきても、まず体の中に入れないように、体表で跳ね返そうとバジルが働きます。」

里の人々「おぉ、、バジルが、、すごいすごい、、。」

ぺ「そして、体の中では、肝腎肺に働く海老とクルミの最強カップルが腎陽を温めて腎機能を高め、肝を補い、体力を増強して邪気を撃退するのです。」

 

ざわざわ ざわざわ

 

里の人々「おぉ、そうなのか、、良くは分からんが、邪気に勝てそうな気がしてきたな、、。」

 

シャッシャッシャッ

トントン トントン  サッサ サッサ

じゅわぁ〜〜

 

 

 

ぺ「はい出来ました、海老のクルミ&バジル揚げ です。」

 

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里の人々「美味しそう、、。」

ぺ「どうぞ、召し上がってみてください。」

 

パクッ  パクパク

 

里の人々「バジルの香りが良いなぁ、。」

里の人々「クルミの甘さと歯応えも、。」

ぺ「はい、バジルとクルミで良い味が出ますので、タルタルソース無しで大丈夫です。」

里の人々「本当、何もかけなくても十分美味しいわ。」

ぺ「出来るだけ、余分な調味料を使わない、、これが薬膳なのです。」

 

パクパク パクパク

 

里の人々「なるほど、なるほど、美味い美味い。」

 

 

 

 海老の胡桃&バジル揚げ

材料(2人分)

海老6尾、塩、小麦粉、卵、グレープシードオイル(サラダ油)、レモン、パセリ

衣:パン粉30g、胡桃30g、ドライバジル大さじ1

 

 

 

作り方

  1. クルミを乾煎りし、細かく刻む。
  2. パン粉とクルミ、ドライバジルを合わせる。
  3. 海老フライを作る要領で海老の下処理をし、軽く塩を振り水気を取り、小麦粉、溶き卵をつけ、最後に2の衣をつけて揚げる。
  4. お皿に盛り、レモン、パセリを添える。レタス、春キャベツも添えて。

 

 

 

海老  助陽類

[性味/帰経 ]  温、甘/肝、腎、 脾、肺

[働き]⑴補腎壮陽 勃起不全、腰膝軟、骨痛、冷え

    ⑵温陽開胃 胃痛、食欲不振

    ⑶托毒通乳 口瘡、癰瘡腫毒、母乳分泌不足

 

胡桃肉(ことうにく、くるみ)  助陽類

[性味/帰経 ]  温、甘/肝、腎、肺、大腸

[働き]⑴補腎助陽 腎虚の腰痛、四肢無力、むくみ、冷え

    ⑵斂肺定喘 肺腎不足の吸気性呼吸困難、慢性咳、喘息

    ⑶潤腸通便 老人、虚弱者、病後の腸燥便秘

 

バジル

[性味/帰経 ]  温、辛/肺、脾、胃、大腸

[働き]⑴気や血の滞り

    ⑵消化不良、お腹のはり、胃痛、頭痛

 

 

 

仙人問答

 

ぺ「仙人、いきなり、私にふるなんて、、、酷いですよ。もう、すっごくドキドキしました。」

仙「ウハハハハ、 中々頑張っておったではないか。」

ぺ「薬膳のレシピを沢山勉強していた時の事を思い出したんです。」

仙「そうかそうか、それは良い復習になったのう。」

ぺ「はい、冬や腎の薬膳と言えば、圧倒的に海老、長芋、胡桃を使った薬膳が多かったですからね。」

仙「そうじゃのう。」

ぺ「それで、ポピュラーな海老フライを衣だけ変えてみました。」

仙「ふむ、海老と胡桃の組み合わせは薬膳の王道じゃ、それにバジルを合わせたのも良かったのう、体を温め、気血の巡りを良くするからのう。」

ぺ「里の方達に喜んでもらえて良かった、、。」

仙「それは大事な事じゃ、肝腎肝腎、、ウハハハハ、、。」

 

 

節気・六気・主節気のお話

 

春の主節気は風(ふう)

 

 

パラッ  パラッ パラッ

 

ぺ「鬼は外〜〜福はうち〜〜」

 

パクパク  ポリポリ ポリポリポリーー

 

仙「ぺんたんよ、撒いておる豆より食べておる豆のが多いぞ。」

 

ハッ

 

ぺ「美味しくて、ついつい、、。」

仙「今日は節分、明日は立春、肝ウーッドがウキウキしておるじゃろうのう。」

ぺ「そうですね、春は肝ウーッドの働きが盛んになる季節ですもんね。」

 

仙「『節気の変わり目の最後の18日間は、脾を大切に、』と言うたのを覚えておるか?」

ぺ「はい、だから脾を補う薬膳をと、『手羽元のキンカン酢煮』を作りました。」

仙「ふむ、脾は五行の土に属し、中央に位置している。」

ぺ「はい、脾アース、ですね。」

仙「古典には『脾』についてこんなふうに書かれておるのじゃ。『四季に応じてその他の四臓[の長として]をつかさどり、各季節の終わりの18日間に寄生する形で旺盛となるが、単独で1つの季節をつかさどる事は出来ない』とな。」

ぺ「はぁ、、えっと、脾アースは四季を通じて重要だけれど、特に立春立夏立秋立冬の前の18日間が旺盛になるという事ですね。」

仙「そうじゃ、図を描いてみると、こんな感じじゃ。」

 

 

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ぺ「あ、これ、分かりやすいですね。」

 

仙「ウハハハハ、わしの力作じゃ。」

ぺ「脾アースはいっつも大事、、そしていよいよ春、、ですね。」

 

仙「ぺんたんよ、 自然界には六気と呼ばれる六つの異なった気候変化があるんじゃ。」

ぺ「六気?」

仙「そうじゃ、風(ふう)・寒(かん)・暑・湿・燥・火(か) じゃ。」

ぺ「はい、なんとなくわかります。」

仙「ふむ、六気は、それぞれの季節の主節気とも言われておってな。春は風、夏は暑火、梅雨は湿、秋は燥、冬は寒が主節気なんじゃ。」

ぺ「主節気、、。」

 

仙「しかぁし、、この六気に異常が起こったり、」

ぺ「六気に異常が?」

仙「冷夏や暖冬、台風の襲来などじゃ、、。その六気の異常や、或いは身体の正気不足により抵抗力が低下すると、、。」

ぺ「抵抗力が低下すると、、、?」

仙「この六気は発病因子となり、、、」

ぺ「発病因子となり、、?」

仙「六淫邪気(ろくいんじゃき)に変身するのじゃあぁぁぁ、。」

ぺ「うわぁぁ、、、怖いいいいいい、、、。」

 

仙「風邪(ふうじゃ)・寒邪・暑邪・湿邪・燥邪・火邪 これが六淫邪気じゃ。」

ぺ「い、いつも、仙人が季節ごとに気をつけている邪気ですね。」

 

仙「そうじゃ、。この邪気に入り込まれぬよう、五行レンジャーを強化しておるのじゃぞ。」

ぺ「五行レンジャーvs六淫邪気、、負けられませんね、この戦い!春の主節気は『風(ふう)』だから、、。」

仙「そう、風、、風の六淫邪気は風邪(ふうじゃ)じゃ。」

ぺ「では、風邪に入り込まれぬように気をつける、、ということですね。」

 

キョロキョロ

 

仙「よいかぺんたん、決して風邪を侮ってはならぬぞ、風邪は『百病の長』と言われておるツワモノじゃ。」

ぺ「百病の長⁉️」

仙「風は春の主節気ではあるが、1年中吹いておるじゃろう、、それゆえ、いずれの季節とも繋がっておる、風邪は他の邪気と一緒になって身体に入りこむ事も出来るのじゃ。」

ぺ「他の邪気と合体⁉︎ なんという奴、、風邪、要注意の邪気、必ず倒してみせます‼︎」

 

 

 

[ 主節気 ]

  

  • 春ー風ー肝(木)
  • 梅雨ー湿ー脾(土)
  • 夏ー暑火ー心(火)
  • 秋ー燥ー肺(金)
  • 冬ー寒ー腎(水)

 

中医学・薬膳では季節を五季に分けて考えています。

*日本では春の後に梅雨が来るので上記のように書きましたが、中国では夏の後の長夏が湿・脾にあたります。五行では肝ー心ー脾ー肺ー腎となります。

 

 

 

 

 

 

黒豆は炒めると温性に変わる

 

明日は節分

 

 ゴソゴソゴソ

ザッザッ

 

仙「ぺんたん、何をしておるのじゃ。」

ぺ「あ、仙人、今、豆を、、。」

仙「豆?」

ぺ「はい、2月3日は節分ですから、豆を使った薬膳を作ろうと思って、、。」

仙「そうか、節分か、、。」

ぺ「大豆、黒豆、金時豆、、、どれにしましょうか?」

仙「ふむ、やはり黒豆じゃな、まだまだ腎を労って欲しいからのう。」

ぺ「はい、では黒豆で、、。」

仙「ぺんたんよ、黒豆は炒めると良いぞ。」

ぺ「え、炒めるんですか?」

仙「そうじゃ、黒豆は炒めると平性から温性に変わるのじゃ。」

ぺ「へぇ、、じゃあ体を温めますね。」

仙「そうじゃ、温めて陰血を養うのじゃ。」

ぺ「はい、では、、採れ採れの春キャベツと一緒に炒めます。」

仙「おぉ、それは胃に優しくて良いのう。ついでに、長芋もな、。」

ぺ「あ、仙人の好きな不老の組み合わせですね、黒豆と長芋、。よし、では気の巡りを良くするグリンピースも入れて、彩りよく、、。」

 

トントン  トントン

グツグツ   グツグツ

シャッシャッ

 

ジュワ〜〜

 

ぺ「はい、出来ました、     黒豆とキャベツの炒め物  です。」

 

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仙「ふむ、醤油の香りが香ばしいのう。」

ぺ「はい、最後に醤油を少し入れて香ばしく仕上げました。生姜も入って、美味しいですよ。」

 

パクパク  ムシャムシャ

 

仙「うん、これは美味いぞ、キャベツの甘みも良い味じゃ。」

 

 

 

黒豆とキャベツの炒め物

材料(2人分)

黒豆(乾)40g、グリンピース(冷凍可)20g、キャベツ100g、長芋50g、生姜5g、醤油大さじ1/2、サラダ油

 

 

作り方

  1. 黒豆を茹でる。生姜はみじん切りにする。
  2. キャベツと長芋は1cm角に切る。
  3. フライパンを温め、サラダ油を入れ、生姜を入れて香りを出す。
  4. 香りが出たらキャベツと長芋を入れて炒め、その後黒豆、グリンピースを入れて炒める。
  5. 最後に醤油をフライパンの縁からまわし入れて香ばしく炒める。

 

 

 

 

黒豆  利水滲湿類

[性味/帰経 ] 平、甘/ 脾、腎

[働き]⑴去風利水 むくみ、腹水、関節腫痛、黄疸

    ⑵滋陰補血 陰血不足のふらつき、月経不順

    ⑶活血解毒 水虫、吹き出物、薬物中毒

 

甘藍(キャベツ)補気類

[性味/帰経 ] 平、甘/ 胃、腎

[働き]補中益気 脾胃虚弱、疲れ、胸焼け、胃痛、食欲不振

 

山薬(山芋、長芋、自然薯)  補気類

[性味/帰経 ]  平、甘/脾、肺、腎

[働き]⑴健脾止瀉 脾気弱の食少、腹脹、泥状便

    ⑵養肺止咳 肺陰虚の慢性咳、喘息

    ⑶補腎縮尿 腎気虚の遺精、頻尿、帯下

 

グリンピース 理気類

[性味/帰経 ] 平、甘/ 脾、胃

[働き]⑴健脾益気・健胃利湿 食欲不振、嘔吐、下痢

    ⑵解毒利水 水虫、吹き出物、外傷腫毒

    ⑶生津通乳 産後乳汁不下

 

 

 

仙人問答

 

ぺ「仙人、今日は大豆ではなく、黒豆を使いましたが、、大豆でも良いのですか?」

仙「もちろん大豆でも良いぞ、大豆も疲れやむくみに良いからのう。」

ぺ「あ、でも大豆は腎には帰経しませんね。」

仙「そうじゃのう、、。昨日、肝ウーッドがやってきて、そろそろ冬から春への移行の時期、つまり腎から肝への移行の時期じゃ。ここでしっかり腎を補って上手に肝へとバトンタッチをせねばのう。」

ぺ「なるほど、、腎を補っておかないと、肝ウーッドも元気に働けない訳ですね。」

仙「春先はめまいや貧血も起こりやすくなってくる。今のうちから陰血を養っておくのじゃ。」

ぺ「はい。」

仙「黒豆は腎虚に良いからのう。」

ぺ「ではしっかり食べて、節分の鬼も追い払ってしまいましょう!」

 

 

 

冬から春へ、肝腎に働く牡蠣を使って

 

美肌作用もある牡蠣

 

  ヒューーー 

ヒューーーーー ササササーー

 

ピタッ  ポーズ!

 

ぺ「あ、。」

肝「イヨォーぺんたん、久しぶりッ。」

ぺ「肝ウーッド!

肝「そろそろ、俺、出番じゃない⁈」

ぺ「え、、もう?だって、まだ、立春前だし、。」

肝「固い事言わないでほしいなぁ〜、オレもうウズウズしてるんっすよ。」

ぺ「それに立春って言ったって、まだまだ寒いし、、。」

肝「クロスフェード〜〜    ディゾルブかけちゃって〜〜。」

ぺ「??何言ってるの?」

肝「冬から春へのクロスってカンジ、、」

 

ジャブジャブ   トントン

 

肝「あれ、ぺんたん、何作ってんの?」

ぺ「カキ、、、仙人が採ってきたの。」

肝「ほら、ほらほらほら、、。オレ、出番っしょ。」

ぺ「牡蠣、肝ウーッドと関係あるの?」

肝「大ありっす。」

ぺ「肝ウーッド、牡蠣好きなの?」

肝「牡蠣のやつ、、俺に惚れてるっす、俺に帰経っす。」

 

 パラパラ  じっ

 

ぺ「あ、ほんと、牡蠣は肝に帰経、、でも、腎にも帰経するわよ。」

肝「ま、そこがちょっとあいつのクロスオーバーなとこなんだけどね。」

 

トントン

グツグツ

 

肝「ん〜〜、たまらないオリーブオイルの香り、、、シソの香りも、、あれ、ぺんたん、シソも入れたの?」

ぺ「シソ酒をね、ほら、牡蠣って中毒とかあるでしょ、シソは解毒作用があるから、いいかなぁって思って、、。」

肝「オゥ、ぺんたんも進化してるじゃん。」

 

ぺ「出来た、、牡蠣の具沢山アヒージョ 。」

 

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 肝「美味そう、、。いっただきまーす。」

 

パクパク  パクパク

 

肝「うまいっす、もう、牡蠣、バンバン俺に来るっす。」

 

パラパラ   じっ

ぺ「あ、牡蠣って安神作用もあるんだぁ、。」

 

肝「あれ、ぺんたん、牡蠣の殻、どうしたんっすか?」

ぺ「え、殻?え、、とその辺に、、。」

 

カラカラ  

 

ぺ「あ、あった。」

肝「洗ってさぁ、干しといて欲しいっす。」

ぺ「え、なんで?」

肝「いやぁ、オレ、好きなんすよ牡蠣の殻、。」

ぺ「ふうん、中身だけじゃなく、外見にも惹かれてるって事、、。」

 

 

 

 

牡蠣の具沢山アヒージョ

材料(2人分)

牡蠣100g、カリフラワー100g、玉ねぎ1/4個、人参1/4本、椎茸2枚(エリンギ、しめじ、マッシュルーム等)、オリーブ油100cc、シソ酒大さじ1(白ワイン)、ニンニク1片、塩ひとつまみ、パセリ

 

 

 

作り方

  1. ニンニク、パセリはみじん切りにする。
  2. カリフラワーは一口大に分け、椎茸は1/4に切る。
  3. にんじんは短冊切り、玉ねぎは一口大に切る。
  4. 牡蠣は3%の塩水で洗う。
  5. 鍋にオリーブ油とニンニクを入れ弱火にかける。
  6. フツフツして来たら、具材を入れ、シソ酒、塩を入れて煮込む。
  7. 仕上げにパセリを散らす。

 

 

 

牡蠣(かき)  滋陰類

[性味/帰経 ]  平、甘、鹹/肝、腎

[働き]⑴滋陰養血  微熱、ほてり、のぼせ、汗、心悸、空咳、消渇

    ⑵寧心安神  煩熱失眠、心神不安

    ⑶清熱解毒  丹毒(皮膚の化膿)、甲状腺腫大、瘰癧

 

花菜(カリフラワー)補気類

[性味/帰経 ]  平、甘/腎、脾、胃

[働き]⑴補脾和胃 脾胃虚弱、疲れ、胸焼け、胃痛

    ⑵補腎強筋 耳鳴り、健忘、発育遅延

 

にんじん  養血類

[性味/帰経 ]  平(微温)、甘/肺、脾、胃、肝

[働き]⑴養血明目益肝 血虚による目の乾燥、かすみ、視力低下

    ⑵斂肺止咳 咳、咳痰

 

玉葱  理気類

[性味/帰経 ]  温、辛、甘/脾、胃、肺、心

[働き]⑴健脾理気 食欲不振、下痢

    ⑵和胃消食 げっぷ、吐き気、胃もたれ

    ⑶発表通陽 発熱、悪寒

 

椎茸  補気類

[性味/帰経 ] 平、甘/ 胃

[働き]⑴補気益胃 脾胃気虚の食欲不振、胃痛、げっぷ、嘔吐

    ⑵托痘止血 風疹の発疹不暢、不正出血、血便、ガンの出血

 

大蒜(ニンニク) 外用類・その他

[性味/帰経 ]  温、辛、甘/脾、胃、肺、大腸

[働き]⑴健胃止痢 食欲不振、消化不良、下痢

    ⑵殺虫 寄生虫、条虫、回虫

    ⑶辛温散寒  冬の風邪

    ⑷解毒消腫(外用)  瘡瘍腫毒の初期、皮膚炎

    ⑸排膿止痒(外用)  痒み、化膿症

 

 

 

 

仙人問答

 

仙「なんじゃ、ぺんたん、この鍋は、何も残っておらんぞ。」

ぺ「あ、すいません仙人、今日は肝ウーッドがやってきて、全部食べてしまって、。」

仙「肝ウーッドか、そろそろ春を感じて出てきたんじゃな。」

ぺ「はい、そのようです。牡蠣が大好きみたいで、、。」

仙「ふむ、そうじゃろう、。肝ウーッドにとってはありがたい食薬じゃ、養血作用があって、精神も安定するからのう。」

ぺ「はい、肝ウーッド、とってもご機嫌で、。」

仙「ウハハハハ、その上、牡蠣には美肌効果もあるからのう。」

ぺ「美、美肌?うわっ、しまった、私も食べておけば良かった、、。」

仙「しかし、牡蠣は中毒の心配もあるからのう、体調が悪い時や、一度に多量に食べたりは禁物じゃぞ。」

ぺ「はい、でも、肝ウーッドは本当に牡蠣が好きみたいで、殻まで干して取っておけって、。」

仙「そうじゃ、殻は中薬になるのじゃ。」

ぺ「え、牡蠣の殻が?」

仙「牡蠣の殻は牡蠣(ぼれい)といってな、乾燥した貝殻を砕いて煎服したりするのじゃ。」

ぺ「牡蠣の殻を煎じるんですか、。」

仙「牡蠣(ぼれい)は平肝熄風類(へいかんそくふうるい)で、肝機能の異常により体内から生まれるしびれ、痒み、てんかん、痙攣(けいれん)に良いのじゃよ。」

ぺ「肝機能の異常、、。それで肝ウーッドは、、納得。じゃ、肝ウーッドの為に干しておこうっと。」

 

カラカラ  カラカラ  カラカラ

 

 

 

 

月刊仙人life 1月号 2017

 

新年を迎えて

 

 

皆さま、こんにちは、ぺんたんです。

2017年になってまだ1ヶ月しか経っていないのに、すでに疲れが、、(笑)

その、たったの1ヶ月を振り返って、、ツラツラと、。

 

 

 

閃きの神様

 

新年らしい薬膳をと思いながら、コツコツと作り続け、書き続け、、ある日ふと思ってしまいました。

なんか、つまんない、。

それなりの薬膳を作っているにも関わらず、なんかこう、もう1つ、、物足らない。理論的には正解な薬膳でも、フィーリングっていうか、センスっていうか、、う〜〜ん、、、とスッキリしない毎日でした。

寒さも手伝ってか、思考能力も固まっているようで、、。

そんな時、突然現れたのが、例のカミサマ、、you know who (ハリーポッターにこんな表現があったような)    アマノクダリノミコト

カミサマが出てくるなんて、ぐっと新年らしくなったじゃないの、と、自己満足、、。

 

 

 

 

無限有限

 

それでも、今月作った薬膳を見直してみれば、なかなか良い顔ぶれが並んでいます。簡単に作れて、バランスが整っていて、、。私は何に物足らなさを感じていたのでしょうか?

ブログ界を覗けば沢山の料理ブログがあり、本屋に行けば溢れんばかりの料理本があり、一体この世にはどれだけの料理が有るんだろうか?と思ってしまいます。もちろん似たようなレシピは数多くありますが、それにしても、、です。食材、調味料、料理方法、組み合わせの数はやはり無限なんですかね。

そんな無限の中で、随分チマチマとみみっちく料理をしているような気がして、解放されたい、解放されたい、、解放されたい、、、と、心が叫んでおりました。

 

料理の数は無限だけれど、薬膳を作ろうと思えば、当然そこに制約が出てきます。「これとこれの組み合わせはgood、でもこっちの食材はNG、、。この症状にはこの薬膳はok、でもこっちの症状にはNG、。」なんてね。

でも、制約があればあるほど人は想像し、創造するはず、、有限の中の無限って、あるのかなぁ、、、。

 

そういえば、中医学の世界では、全てが必ず陰陽に分かれているのですが、その陰陽もさらに陰陽に分かれます。つまり、陰があって、その陰の中にさらに陰と陽があるのです。これを『陰中の陰』、とか、『陰中の陽』、と言います。もちろん、『陽中の陰』、『陽中の陽』もあります。

って聞くと、やはり、その陰中の陰もさらに陰陽に分かれていくのかな、と思ってしまい、陰陽は永遠に細胞分裂、いや、陰陽分裂を繰り返していくのかな、、などと、不思議な中医学の世界に浸ってしまいます。

 

無茶ダァ〜、無謀ダァ〜、恐ろしいほど体に良くない料理ダァ〜、という数々の料理を見つけては、「薬膳を知らなかったあの頃に戻りたい、、」なんて思ったりもするけど(笑)、、、想像力、創造力を育んで、ロボットに取って代わられない薬膳師を目指そう、、っと。

 

 

 

自然界便り

 

 

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雪にもめげず、美しく輝く 『龍の髭』です。

透き通るような真っ青な実がコロコロとなって、私を見つめています。

 

 

 

 編集後記

 

新年のスタートの割には、やや疲れ気味、、。

休み明けの仕事というものは、なかなか調子も出ず、休み疲れもあり、寒さもあり、、、の所へ持ってきて、いきなりのdesktop PCクラッシュ‼️

ア、  アッポーが・・・(泣)

「人生には3つの坂がある。上り坂、下り坂、マサカ、、。」なぁんてドラマで言ってたけど、、なるほど、、。

ま、そんな時は焦ってエンジンをふかしたりせず、ゆっくりとロウギアからスタートしていけばね、、そのうちエンジンも温まり、スピードに乗ってくることでしょう。

 

今月も、訪れてくださった皆様、スター&コメントをくださった皆様、読者になってくださった皆様、本当にありがとうございます。

 

立春もすぐそこまで来ています。暦の上では春、なんです。

って思ってたら『花粉症が、、』という方もいらっしゃるようで、、。目、鼻、に良い薬膳も作ろうかな、、とは思っています(笑)

 

 

 

 

フラフラくたくた補気ッチャえ! イライラうつうつ理気ッチャえ!