薬膳でセルフケア めざせ!仙人life

中医薬膳学に基づき、薬食同源、医食同源で仙人のような健康長寿を目指します。

冬から春へ、肝腎に働く牡蠣を使って

 

美肌作用もある牡蠣

 

  ヒューーー 

ヒューーーーー ササササーー

 

ピタッ  ポーズ!

 

ぺ「あ、。」

肝「イヨォーぺんたん、久しぶりッ。」

ぺ「肝ウーッド!

肝「そろそろ、俺、出番じゃない⁈」

ぺ「え、、もう?だって、まだ、立春前だし、。」

肝「固い事言わないでほしいなぁ〜、オレもうウズウズしてるんっすよ。」

ぺ「それに立春って言ったって、まだまだ寒いし、、。」

肝「クロスフェード〜〜    ディゾルブかけちゃって〜〜。」

ぺ「??何言ってるの?」

肝「冬から春へのクロスってカンジ、、」

 

ジャブジャブ   トントン

 

肝「あれ、ぺんたん、何作ってんの?」

ぺ「カキ、、、仙人が採ってきたの。」

肝「ほら、ほらほらほら、、。オレ、出番っしょ。」

ぺ「牡蠣、肝ウーッドと関係あるの?」

肝「大ありっす。」

ぺ「肝ウーッド、牡蠣好きなの?」

肝「牡蠣のやつ、、俺に惚れてるっす、俺に帰経っす。」

 

 パラパラ  じっ

 

ぺ「あ、ほんと、牡蠣は肝に帰経、、でも、腎にも帰経するわよ。」

肝「ま、そこがちょっとあいつのクロスオーバーなとこなんだけどね。」

 

トントン

グツグツ

 

肝「ん〜〜、たまらないオリーブオイルの香り、、、シソの香りも、、あれ、ぺんたん、シソも入れたの?」

ぺ「シソ酒をね、ほら、牡蠣って中毒とかあるでしょ、シソは解毒作用があるから、いいかなぁって思って、、。」

肝「オゥ、ぺんたんも進化してるじゃん。」

 

ぺ「出来た、、牡蠣の具沢山アヒージョ 。」

 

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 肝「美味そう、、。いっただきまーす。」

 

パクパク  パクパク

 

肝「うまいっす、もう、牡蠣、バンバン俺に来るっす。」

 

パラパラ   じっ

ぺ「あ、牡蠣って安神作用もあるんだぁ、。」

 

肝「あれ、ぺんたん、牡蠣の殻、どうしたんっすか?」

ぺ「え、殻?え、、とその辺に、、。」

 

カラカラ  

 

ぺ「あ、あった。」

肝「洗ってさぁ、干しといて欲しいっす。」

ぺ「え、なんで?」

肝「いやぁ、オレ、好きなんすよ牡蠣の殻、。」

ぺ「ふうん、中身だけじゃなく、外見にも惹かれてるって事、、。」

 

 

 

 

牡蠣の具沢山アヒージョ

材料(2人分)

牡蠣100g、カリフラワー100g、玉ねぎ1/4個、人参1/4本、椎茸2枚(エリンギ、しめじ、マッシュルーム等)、オリーブ油100cc、シソ酒大さじ1(白ワイン)、ニンニク1片、塩ひとつまみ、パセリ

 

 

 

作り方

  1. ニンニク、パセリはみじん切りにする。
  2. カリフラワーは一口大に分け、椎茸は1/4に切る。
  3. にんじんは短冊切り、玉ねぎは一口大に切る。
  4. 牡蠣は3%の塩水で洗う。
  5. 鍋にオリーブ油とニンニクを入れ弱火にかける。
  6. フツフツして来たら、具材を入れ、シソ酒、塩を入れて煮込む。
  7. 仕上げにパセリを散らす。

 

 

 

牡蠣(かき)  滋陰類

[性味/帰経 ]  平、甘、鹹/肝、腎

[働き]⑴滋陰養血  微熱、ほてり、のぼせ、汗、心悸、空咳、消渇

    ⑵寧心安神  煩熱失眠、心神不安

    ⑶清熱解毒  丹毒(皮膚の化膿)、甲状腺腫大、瘰癧

 

花菜(カリフラワー)補気類

[性味/帰経 ]  平、甘/腎、脾、胃

[働き]⑴補脾和胃 脾胃虚弱、疲れ、胸焼け、胃痛

    ⑵補腎強筋 耳鳴り、健忘、発育遅延

 

にんじん  養血類

[性味/帰経 ]  平(微温)、甘/肺、脾、胃、肝

[働き]⑴養血明目益肝 血虚による目の乾燥、かすみ、視力低下

    ⑵斂肺止咳 咳、咳痰

 

玉葱  理気類

[性味/帰経 ]  温、辛、甘/脾、胃、肺、心

[働き]⑴健脾理気 食欲不振、下痢

    ⑵和胃消食 げっぷ、吐き気、胃もたれ

    ⑶発表通陽 発熱、悪寒

 

椎茸  補気類

[性味/帰経 ] 平、甘/ 胃

[働き]⑴補気益胃 脾胃気虚の食欲不振、胃痛、げっぷ、嘔吐

    ⑵托痘止血 風疹の発疹不暢、不正出血、血便、ガンの出血

 

大蒜(ニンニク) 外用類・その他

[性味/帰経 ]  温、辛、甘/脾、胃、肺、大腸

[働き]⑴健胃止痢 食欲不振、消化不良、下痢

    ⑵殺虫 寄生虫、条虫、回虫

    ⑶辛温散寒  冬の風邪

    ⑷解毒消腫(外用)  瘡瘍腫毒の初期、皮膚炎

    ⑸排膿止痒(外用)  痒み、化膿症

 

 

 

 

仙人問答

 

仙「なんじゃ、ぺんたん、この鍋は、何も残っておらんぞ。」

ぺ「あ、すいません仙人、今日は肝ウーッドがやってきて、全部食べてしまって、。」

仙「肝ウーッドか、そろそろ春を感じて出てきたんじゃな。」

ぺ「はい、そのようです。牡蠣が大好きみたいで、、。」

仙「ふむ、そうじゃろう、。肝ウーッドにとってはありがたい食薬じゃ、養血作用があって、精神も安定するからのう。」

ぺ「はい、肝ウーッド、とってもご機嫌で、。」

仙「ウハハハハ、その上、牡蠣には美肌効果もあるからのう。」

ぺ「美、美肌?うわっ、しまった、私も食べておけば良かった、、。」

仙「しかし、牡蠣は中毒の心配もあるからのう、体調が悪い時や、一度に多量に食べたりは禁物じゃぞ。」

ぺ「はい、でも、肝ウーッドは本当に牡蠣が好きみたいで、殻まで干して取っておけって、。」

仙「そうじゃ、殻は中薬になるのじゃ。」

ぺ「え、牡蠣の殻が?」

仙「牡蠣の殻は牡蠣(ぼれい)といってな、乾燥した貝殻を砕いて煎服したりするのじゃ。」

ぺ「牡蠣の殻を煎じるんですか、。」

仙「牡蠣(ぼれい)は平肝熄風類(へいかんそくふうるい)で、肝機能の異常により体内から生まれるしびれ、痒み、てんかん、痙攣(けいれん)に良いのじゃよ。」

ぺ「肝機能の異常、、。それで肝ウーッドは、、納得。じゃ、肝ウーッドの為に干しておこうっと。」

 

カラカラ  カラカラ  カラカラ

 

 

 

 

フラフラくたくた補気ッチャえ! イライラうつうつ理気ッチャえ!