薬膳でセルフケア めざせ!仙人life

中医薬膳学に基づき、薬食同源、医食同源で仙人のような健康長寿を目指します。

脾胃を温め湿をとる 新生姜の黒酢漬け

 

   冷え、生理痛にも良い♡

 

 

トントン

   トントン

 

仙「ぺんたんよ、何を作っておるのじゃ?」

ぺ「はい、仙人、この前のお話で『脾』がどれほど大切かよ〜〜くわかったので、脾胃を温める酢を作っています。」

仙「ほぉ、それは感心感心、、。」

ぺ「丁度、新生姜も採れる時期ですので、。」

仙「なるほど、それは良い考えじゃ。」

ぺ「今日はちょっと奮発して高級黒酢を使っちゃいます。」

仙「そうか、それは益々良いのう。」

ぺ「黒酢と新生姜と、、お砂糖は、、」

仙「黒砂糖じゃ。」

ぺ「やはりそうですよね。」

仙「生姜と黒砂糖は『相使』の関係、一緒に使えば効能アップじゃ。」

ぺ「はい。」

 

ドボドボ

   ドボドボ

 

ぺ「はい、漬けました。新生姜の黒酢漬け です。」

 

 

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脾胃を温め、血流を良くする 生姜の黒酢漬け

 

 

仙「おぉ、これが高級黒酢か、、。」

ぺ「へへ、ぺんたんお気に入りの飯尾醸造『富士酢』の玄米黒酢です。」

仙「ほぉ、飯尾醸造、、。」

ぺ「はい、京都は丹後の宮津市にあるお酢屋さんで、お酢を作るのにお米から作ってみえて、。」

仙「米作りからか、。」

ぺ「はい、無農薬でお米を栽培し、そのお米を『静置発酵』と言う方法で半年以上も寝かせてお酢を作るんです。」

仙「ほぉ、半年以上も、、。醸造用アルコールで強制発酵させて作る超速醸品の酢が殆どじゃからなぁ。」

ぺ「はい、工場見学もさせて頂き、沢山試飲もさせて頂きました。穀物の味がしっかりして美味しいです。仙人に弟子入りしてからも色々な『飲む酢』を作って来ましたが、全てこの『富士酢』を使って作ったんです。」

仙「そうか、、『静置発酵』、、待つのも楽しみなものじゃ。」

 

ぺ「はい、でも仙人、、生姜酢はひと晩で出来ちゃうので、、そんなに待たなくて良いですよ。」

仙「ふむ、脾アースは『湿と冷え』が苦手じゃ。寒い環境では働きが鈍るからこうして暖かい環境を作ってやる事が大事じゃな。」

ぺ「はい。」

 

 

 

新生姜の黒酢漬け

【 証: 脾胃虚寒】【 立法:温脾散寒 】

材料

新生姜200g、黒酢200cc、黒砂糖50g

 

 

作り方

  1. 新生姜は洗って水気を切り、1mmの薄切りにする。
  2. 熱湯消毒した瓶に1を入れ、黒酢、黒砂糖を入れる。
  3. 冷暗所でひと晩おく。その後冷蔵庫で保存する。
  4. 1日、大さじ一杯程度、食べる。黒酢は水、お湯等で割って飲んでも良い。
  5. 南蛮漬けに、和え物に、ドレッシングにもどうぞ。

 

 

 

生姜  辛温解表類

[性味/帰経 ]  微温、辛/肺、脾

[働き]⑴発汗解表     風寒表証の悪寒、無汗、身体の痛み

         ⑵温胃止嘔     胃の冷え・痛み、嘔吐、食欲不振

         ⑶温肺止咳     咳、白痰、喘息

         ⑷解毒     魚・蟹中毒の時に喉、舌の痺れを取る

 

黒砂糖    温裏類

[性味/帰経 ]  温、甘/肝、脾、胃

[働き]⑴温中補虚     冷え、食欲不振、疲労、下痢

         ⑵緩急止痛     産後腹痛、生理痛、胃腹疼痛

         ⑶活血化瘀     生理不順

 

  活血化瘀類(かっけつかおるい)

[性味/帰経 ]  温、酸、苦/肝、胃

[働き]⑴活血散瘀 瘀血性出血

    ⑵消食化積 食欲不振、消化不良

    ⑶解毒殺虫 食中毒、寄生虫

 

隠元  補気

[性味/帰経 ]  平、甘/ 脾、胃

[働き]⑴健脾化湿 口中の粘る感じ、食欲不振、下痢

⑵消暑和中 口渇、嘔吐、下痢、暑熱の頭重感

 

 

 

 

飯尾醸造 富士玄米黒酢 900ml

飯尾醸造 富士玄米黒酢 900ml

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仙人問答

 

ぺ「仙人、、出来ましたよ。」

仙「そうか、どれ。」

 

パクッ

仙「おぉこれは美味い。新生姜が瑞々しく、シャキシャキじゃ。」

ぺ「湿気の多い時期は、香りのあるもので湿をブッ飛ばす‼︎ 」

仙「そうじゃ、生姜は湿も冷えもブッ飛ばすのじゃ。」

ぺ「ふふ、気を補うものと一緒に食べると尚良いかと思って、、。」

 

ぽん

 

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いんげん黒酢漬け生姜の和え物

 

 

 

ぺ「生姜を細切りにして、インゲンと和えてみました。」

 

パクッ

仙「ふむ、これも美味い。気を補えば、益々脾アースは元気になる。いんげん豆には湿をとる効能もあるしのう、。しかし、ぺんたんよ、気をつけねばならぬ事があったぞ。」

ぺ「はい、もちろん。『生姜は忘れずに食べるが、食べ過ぎてはならぬ』孔子のお言葉です。」

仙「そうじゃ、食べ過ぎれば『心気』を損なう。毎日、少しずつ、、じゃ。」

ぺ「はい!」

 

 

フラフラくたくた補気ッチャえ! イライラうつうつ理気ッチャえ!