冬にお勧めの体を温めるお茶
チュンチュン ピチュピチュ
ぎぃ〜
ぺ「こんにちは〜」
ざわざわ ガヤガヤ
マスター「いらっしゃいませ、あ、ぺんたんさん、お久しぶりですね。」
ぺ「はい、なんだか忙しくて、、。」
マスター「どうぞ、こちらのカウンター席へ。」
ぺ「はい。」
トコトコ
ざわざわ ガヤガヤ
ぺ「相変わらず、賑わってますね。」
マスター「おかげさまで、。ぺんたんさん、今日は何になさいますか?」
ぺ「あ、えーっと、、。」
マスター「冬にお勧めの薬膳ティのメニューです、どうぞ。」
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冬の薬膳ティ
- 杜仲茶
- 陳皮普洱茶
- 肉桂紅茶
ぺ「わ、漢字ばっかり、、。」
マスター「すいません、ちょっと薬膳っぽくしてみたんですよ。どれも体を温めるお茶ですよ。」
ぺ「じゃぁ、、陳皮の入ってるお茶を。」
マスター「わかりました。しばらくお待ちください。」
沸々
ドボドボ じゃ〜
ぺ「え?マスター、お湯注いで、、そのお茶、捨てちゃうんですか?」
マスター「あぁ、はい、これは洗茶と言って、烏龍茶やプーアル茶などの黒茶、発酵茶をいれるときの方法なんですよ。」
ぺ「えーなんか勿体無い気が、、。」
マスター「ハハ、ぺんたんさん、これはお茶をより美味しく飲むための方法なんですよ。」
ぺ「より美味しく?」
マスター「はい、烏龍茶やプーアル茶は茶葉が堅いですからね。堅い茶葉だとお湯が茶葉の中まで浸透しないので、その茶葉を開かせる意味があるんですよ。」
ぺ「なるほど、、。」
ドボドボ
マスター「それに、こうして一度熱湯を注いでおけば、茶葉が温まってお湯の温度が下がらないんですよ。」
ぺ「急須や湯呑を温めるのと同じですね。」
マスター「そうです。発酵茶は出来るだけ高い温度のお湯でいれた方がポリフェノール類が多く抽出されるのです。」
ぺ「ポリフェノール類が、、、それは重要ポイントだわ。」
マスター「お待たせしました。陳皮プーアル茶 です。」
ゴクッ
ぺ「美味しい、、。陳皮の香りもしっかりついてる。」
マスター「陳皮もプーアル茶もどちらも体を温めるので、気の巡りが良くなるんですよ。」
ぺ「あ、じゃぁ、食べ過ぎた時とか、飲み過ぎたときにもいいですね。」
マスター「そうです。食欲不振にも良いですし、黒茶は脂肪分を燃焼させる働きがあるとも言われていますので、脂っこいものを食べたときにも良いですよ。」
ぺ「仙人にも作ってあげようかな、、。」
マスター「食事をしながらや、食後に飲むのにも良いお茶です。」
ぺ「そうなんですね、陳皮作っておいてよかった。」
陳皮プーアル茶
材料
作り方
- 急須、湯呑茶碗を温めておく。
- 急須にプーアル茶葉、陳皮を入れ、熱湯を注ぎ、1杯目のお茶は直ぐに捨てる(洗茶)。
- 急須に熱湯を注ぎ、蓋をして5、6分蒸らす。
- 湯呑茶碗に注いで戴く。
陳皮 理気類
[性味/帰経 ] 温、辛、苦/脾、肺
⑵燥湿化痰 胸苦しい、咳、多痰、喘息
普洱茶
[働き]⑴体を温め、気の巡りを良くする
*「陳皮の作り方」はこちら